テント日誌9月23日…テント撤去から今日で1ケ月
- 2016年 9月 24日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後 33日
テント撤去から今日で1ケ月が過ぎた 9月21日(水)
12時20分に椅子、机、パラソル等々のセッティング終了。座り込み開始。
いつもと同じように小一時間は訪れる人なし。座って新聞を読んだり、話したり。午後1時前後から人が訪れる。『毎日新聞』1面のもんじゅ廃炉の記事について話す人、『女性自身』の甲状腺がんついての記事をプリントして配る人、東京都の豊洲市場問題について、やはり週刊誌をコピーしてきて配る人など。
北海道から視覚障害者の人が座り込みに来た。東京ゲームショウにきて、少し東京に滞在するので、前にも来たことがあるので来たということだった。札幌では大通公園で行われる反対行動には参加しているとのこと。
Kさんは水曜日の規制委員会前の抗議を終えて立ち寄る。ここに来るといろんな情報が得られていいねとKさんは言う。Yさんが来られて、沖縄・高江で活動してきたことを話された。警察は来なかった。撤去以降、警備会社の職員が定時に回ってくる。男女1組で。(T・I)
本日の四国電力東京支社抗議 9月21日(水)
その動画です。
http://twitcasting.tv/showering00/movie/308287999
みなさま、すでにご存知のとおり、巨額の赤字、私たちの税金を、今も毎日、食い潰し潰し続けてきている「もんじゅ」の廃炉を含めて、今年中に結論出すとする一方、
これらを含めても、「やはり原発が一番、安い発電」なのだと言い張り、野田政権時の「ゼロ」から、2030年~依存度を、野田政権時の「ゼロ」から、20~22%0~22%に引き戻した安倍政権がいよいよ、廃炉や事故等のコストは莫大過ぎて原発電力業者だけではまかないきれないから、非核の新電力、その顧客にまでも無理矢理、背負わせていこうという悪法を同じく取りまとめて押し通そう❗と公然と企み始めました。
今夜の申し入れの質問・抗議文も主催の「再稼働阻止全国ネットワーク」および構成団体の「反原発自治体議員市民連盟」も、同じく「経産省前テントひろば」や「タンポポ舎」からの抗議アピールも、これらに関連するものになりました。
例によって、四国電力の応接担当者らは「即答は出来ない」が「必ず本日中にも本社、上層部にも伝え、回答させる」、との事でした。
なお、今回の行動は「本州最北端」、大間原発などの青森からも駆けつけ、
見事に無事終了するまで、雨も降り始めないなど、天も味方してくれていたようです。(S)
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雨の中、今日も一人で台車を押し経産省前テントひろばへ。9月22(祝)
到着は12時20分頃。雨の中一人で座り込んでいる目の前へ警視庁の車。降りて来て「横断幕は撤去してください」の指示。
「聞き置きました」と言ったまま座り込みを継続していると、お巡りさんはそれ以上何も言わず立ち去りました。
いつもと違うのは、一人座り込みが続いたことです。代々木公園で「さよなら原発、さよなら戦争」の大集会があり、テントがブースを出しているし、この雨じゃしょうがないか!と思いつつ餌を求めて寄って来る鳩と遊んでいました。
雨が止んだ時間にはテント前でストレッチなど。
嬉しかったのは、終わり20分前頃、「集会が終わったので来ました」と斉藤さんに来ていただいたことです。
会話に飢えていたせいか斉藤さんと会話が弾み、斉藤さんの“脱原発”に拘った生きざまの一端を聞かせて頂きました、
場をあらためてじっくり聞きたいと思います。
代々木公園ブースに出かけている山本さんと連絡を取り合っていると“デモは中止”“休日の座り込みは16時まで”が分り、
撤収も高瀬がやることになり、片づけて事務所に向かいました。
そこで嬉しいことがもう一つ。雨に濡れ使用不能になっていた携帯(第2号)が乾いたので使ってみると見事復活!使えました。(T)
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腹立たし報道の毎日ですね 9月23日(金)
「もんじゅ」の廃炉が昨日(22日)の新聞の一面に報じられた。これは既に一部では伝えられていたことだが、いずれにしても良いニユースであるには違いない。しかし、30年前から構想で、既に核リサイクル事業には12兆円もの金をつぎ込んでおり、「もんじゆ」は廃炉にしても他は続けられるという。結局のところなんの成果もなかったのだし、ないのだから「もんじゅ」以外もやめるべきだ。突然の事故か何かで廃炉を与儀なくされたのであるのならまだしも、多くに人が止めるべきであることを忠告していたのに、例のお役所仕事(官僚の仕事)で耳を貸さず、独善的にズルズルと続けてきただけだ。唖然とし、かつ腹立たしい限りだ。一体、この仕事の責任を取るのだろうか。そんなことは新聞には触れていないが、大変に重要なところである。なぜなら、このことは原発再稼働とも深く関わることだからである。再三再四に渡って述べてきたが「誰がどこでどのようにことを決めた」かが不透明で闇にあることと、結果に対する無責任は表裏一体である。そして、日本の権力構造をよく示している。この構造と劣化はよく見えてきたのだが、僕らは腹立ちまぎれに、川柳で憂さ晴らしするぐらいしか、こういう事態に立ち向かえないのか。むかしから「泣くこと地頭には…」と言われてきたが、そういうことで諦めては彼らの思う壺だ。結局のところは人々が異議申し立てを続けるしかないが、「もんじゅ」廃炉はそれがきいてきているのであり、ぼくらの脱原発の声がボディブローのように作用しているのだ、と考えていい。
こうした事態(もんじゅ廃炉)も含めて、どうも経産省は原発廃炉の費用を電気料金にもぐりこませるように画策しているらしい。それは再生エネルギーなどの新電力にも課金されると言われている。無茶苦茶なことだ。海外輸出した原発の事故賠償や廃炉費用も負担させられることになる。もう少し、想像を広げれば海外での戦争のつけを安全税・自衛税として払わされるかもしれない。これは意外にはやくやってくるかもしれない。官僚のやり方といえば、こんなところだといえるのか。もっと複雑で悪賢いことを彼らは考えているのかもしれないのだ。なんせ世界に冠たる日本の官僚である。官僚は国民からの収奪によって成り立つ階級であり、その暴走は止めがたい。沖縄での外務・防衛・法務(警察・司法)官僚の暴走的な振る舞いを、経産省は原発問題で演じているのだ。抵抗することだが、これを防ぎ唯一の道だ。僕らの金曜日経産省前抗議行動は続けられる。(三上治)
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沖縄からの通信(9月21日) M・S
判決について、ある方から質問をいただきました。どうも、分かりにくいようです。何が問題なのかといえば、これまでのコメントが前提を欠いた説明になってしまったからだと思います。
今回、国が提訴した「不作為の違法確認訴訟」というのは、大まかに言えば、国が「是正の指示」を出し、県がその「是正の指示」に対して取り消し訴訟をしなければならないのに、取り消し訴訟を提起しなかったことを「不作為」=違法とした、というものです。「不作為の違法確認訴訟」の争点としては、単純にそれだけのことです。
県がなぜ「是正の指示」の取り消し訴訟を起こさなかったのかといえば、「和解条項」に基づいて国地方係争処理委員会に異議申し立てを行い、国地方係争処理委員会の結論の「判断しない」「話し合え」というものに従っていたからです。県は、係争委の結論に基づいてその通りに行っていただけです。
ところで、和解条項では、国地方係争処理委員会が「違法であると判断した場合」と「違法でないと判断した場合」の二つについて、法的対応を書いています。
県に対しては、「5、同委員会が是正の指示を違法でないと判断した場合に、被告に不服があれば、被告は、審査結果の通知があった日から1週間以内に同法251条の5第1項1号所定の是正の指示の取り消し訴訟を提起する」(和解条項)というものです。
県は係争委が「判断しない」と結論付け、国との協議を求めたため、国との協議を行っていました。そもそも、和解条項には、「判断しない」とした場合どうするのかという規定がありません。そのため、訴訟を提起しませんでした。ところが、裁判所はそこにつけ込み、1週間以内に県が取り消し訴訟を起こさないため、やるべきことをやらなかったから「不作為」=「違法」だとしたのが今回の判決です。
つまり、裁判所が、係争委が「判断しない」と結論付けたことを、強引に「是正の指示を違法でないと判断した場合」(和解条項)と同じだとして適用し、今回の判決を出したということなのです。今回の「不作為の違法確認訴訟」の問題というのは、全部の枝葉を取り払ってしまえば、単純にこの1点に尽きます。
多治見裁判長の、「判断しない」(係争委結論)=「判断した場合」(和解条項)というメチャクチャな解釈がすべてで、なぜそれがイコールになるのか、だから「あ然」なのです。沖縄タイムスは、「これはもはや裁判の判決と言うよりも一方的な決めつけによる恫喝(どうかつ)というしかない。」とも書いています。
ところで、多治見裁判長は、判決文に「普天間問題の解決には辺野古移設しかない」とか、「国防と外交は国の専権事項」を追認したように書いていますが、裁判長が勝手な判断として行っているだけで、当然のことながら法的拘束力もありません。そもそもそんなことが争点の裁判ではないし、そんなことを書く資格もないからです。
ですから、ここで県の取り消しを違法とし、県の取り消し決定を葬ることで辺野古埋立にゴーサインを出すという、このとんでもない国の政治的企てこそが問題の核心です。この構造を理解していただきたいと思います。代執行訴訟では、行政不服審査法を使ってやろうとしたことを、今度は「違法確認訴訟」を使ってやったということです。法の抜け道をさがしたような、官邸と法務官僚の合作による政治的奸計そのもので、分かりにくいのは、国のそうしたやり方のためです。
最高裁への上告審は、この多治見裁判長のイコール解釈について判断を下すものとなります。県はまだ勝訴の可能性について諦めていません。普通に考えれば県の勝訴なのは自明のことです。ですが、今の司法は限りなく政府と一体化していて、とくに人事を利用してそれを進めています。多治見裁判長などは、福岡高裁那覇支部の裁判長を任期途中で移動させ、その代わりとして送り込まれました。最高裁判事をめぐっても人事を使って同様のことが行われていると考えられますので、油断はできません。
分かっていただけるかどうか…。以下に和解条項を貼り付けました。
和解条項(全文)
http://www.pref.okinawa.lg.jp/site/chijiko/henoko/documents/h280304wakaiseiritu.pdf
◇9月25日(日)脱原発川内テントに周年パーティ16時~21時
久見崎海岸にて 現地連絡 090-5339-2243(江田) 090-7276-9035(福田) 現地に参集を!
◆9月26日(月)正午から13:00まで
安倍政権の暴走止めよう!9・26臨時国会開会日行動
場所:衆議院第2議員会館前路上を中心に
主催:総がかり行動実行委員会
9/30(金)抗議行動
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