テント日誌9月26日…川内原発テントの現地から
- 2016年 9月 27日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後 36日
今日も降り続く雨の中で… 9月23日(金)
Tさんのたっての願いで2つのバナーを取り付ける。1つは「従来からのテントここにあり」もう1つは「原発よりいのち」「私たちが何故ここに座り込んでいるのかをアピールする言葉がないから、どうしても掲げたい。」と言う。なるほど、と納得する。
椅子を並べ終わり、幟端やバナーを設置している頃、見慣れた経産省の職員がやって来て曰く「敷地にはみ出ているから手前に引いてください。」「敷地ってどこのラインなの?」と尋ねると「たぶん、この線ですよ。」と言うが、「この線? 多分? 」5cm、10cmのことに目くじら立てて文句を言ってくるのに、多分とは何事か? と一喝したくなる。
そうこうしているうちに、雨が降り出してきてまった。今日も雨降りかと呟く。「先週は丸の内署の制服警官がブルーシートに異常に反応したので、今日は透明シートを持ってきたわよ。」とTさん。(笑)リニア新幹線の裁判の第1回口頭弁論の傍聴に来たけど抽選に外れてしまった人が2人ばかり、一緒に座り込みに参加した。裁判が終わった後、議員会館での報告集会に行く途中の、傍聴に参加した人たちの大勢が私たちの目の前を通って、潮見坂を上っていく。私たちの姿を見て、「頑張ってくだい」と声を掛けていく。
10月21日の郡山金曜行動支援連帯ツアーに参加したいというYさんにチラシを渡す。大勢参加するといいのだが。前半終了の4時半ごろには降り続いた雨も小止みになってきた。後半のHさんやおOさんと無事交代することができた。(SS)
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あきらめが悪いのが取り柄の侍か 9月24日(土)
座り込みは12時00分から16時まで。8人座り込み。警察官1人。警察車両の常駐無し。天候:ひたすら雨。片足を怪我した鳩は見かけず。
Kさんと座り込みの準備が終わっても警察の姿がみえない。そのあたり毎週微妙に変化があり退屈しない。まあ少しどきどきするけれど、それがた…。しばらくしてIさん、Tさんも到着。12:29くらいに外務省の機動隊員が1人こちらを見ている。もう1人現れて2人に。「え!今日も来ている」とか思っているのかと勝手なこと想像。
所轄の例の車が来ていつもより離れたところに停車。若いお巡りさんが1人できて「あまり物を広げないでください。110番通報があると来ないわけにいかないですから。今日は雨なので体調管理に気をつけてください。」椅子や台車、バナーをじっくり確認するように見つつ笑顔を絶やさず話しかけてきた。う~ん、まいったな。非の打ち所のない礼儀正しさ。どうせ来るのなら同じ人に来てほしいな。
Iさんがいつも持ってくるテント何日目のプラカード。Iさんがポケットパークのフェンスにつけたら経産省から人が来たとのこと。残念ながらコンビニに行っていたので目撃できなかった。
座り込みによく来てくださる方2人とSさんが来て7人になったところで、Tさんが「七人の侍」と嬉しそうに言った。おっと、そうきたか。諦めが悪いのが取り柄の侍たちだね。色とりどりの傘が横一列に並んだ光景はテントが七つあるみたいだった。
14:50 勤務交代なのか、外務省から農水省へ機動隊員が1人、横断歩道を渡り桜田門方向へ歩いていく。途中二度も大きく振り返りこちらを見ていた。出来ることなら伝えたかったのは「あなたたちにも座り込む権利がある。若い人にこそある」と。
「止まない雨はない」というけれど虎も雨宿りするような雨。車のタイヤが水を切る音。傘の上で弾ける雨粒。絶えることのない会話。まるでテントの中にいるようだった。(O・O)
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川内原発テントの現地からの報告 9月25日(日)
久見崎海岸のテントより
本日の川内原発周辺美化
http://twitcasting.tv/showering00/movie/309479397
脱原発川内テントひろば二周年
http://twitcasting.tv/showering00/movie/309516828
http://twitcasting.tv/showering00/movie/309524737
ウェル亀ロックフェスティバルVol.2
http://twitcasting.tv/showering00/movie/309527129
テントの幕が力強い! 9月26日(月)
今回で6回目のテント前座り込み。運搬手順にも慣れスムーズに運べるようになった。重たい椅子は一度に全部運ばず4脚にすると台車も軽く一人でも無理せず運べる。二度目は自転車が使える。
12時にOさんが来てセッティングもほぼ終えたところにワンボックスカーの警察官一人が現れ「雨が降ったらかまわないが(今は)パラソルをたたんでほしい」とお願いされる。話ぶりではクレーム通報があるようだ。経産省の監視カメラからなのだろう。
もう一つ、「横幕はいつも通りポールに張ってほしい」とのお願いだった。これまで地面に敷くスタイルだったので納得する。新たにポールと椅子2脚を用意し横幕を2枚貼り付ける。こちらの方が断然目立つ。
ノボリも2本、パラソルも西日の当たる角のほうを元に戻した。テントニュース90号を多めに用意し、道行く人に声をかけ配る。Mさん、Tさんも加わ
り配布を続ける。霞が関のネクタイ族はほとんど無視するが、「がんばって」と声をかけてくれる人もいる。昼間の通行人はゆったり歩行で受け取りも泊り明けの朝よりかなり良い。
1時過ぎから座り込みも増え、2時過ぎに8名となる。財務省の交差点手前の坂で80歳過ぎの年配者が横転し、血を流していると知らされた。しばらくして救急車が到着したがこれが一向に出発しない。様子を見に行くと病院が決まったのかようやく発車した。警察官は大した怪我ではないと言う。
座り込み参加者のほとんど自らが関わる活動のビラを持参し、座り込み一同に配る。
★10/1(土)「安全保障関連法を読み解く―安倍政権の狙い」講演・半田滋さん(市民憲法調査会主催)18:30~文京区民センター
★10/20(木)11時45分~13時半・避難住宅打ち切り阻止!原発避難者の院内集会:参議院議員会館101会議室
★10/23(日)「日の丸・君が代」強制反対!学校に自由と人権を!講演・青井未帆さん、報告・澤藤統一郎弁護士
★11/9(水)10時~16時半・福島原発被害訴訟(東京地裁103号法廷)原告の尋問が始まる、
途中からのも傍聴も可能。終了後、報告会あり。
次回からチラシ持参者からミニマイクで肝部分をコンパクトに話してもらおうと考える。
今日の誰かの言葉「テントここに在り」「原発よりいのち」の “幕が力強い (I・M)
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暑さの戻ってきたテント前ひろばから 9月26日(月)
兄の三回忌で久しぶりに田舎に帰った。ついでに小学校時代の友人がやっているカラオケの店に行った。5人ほどの人が集まってくれてあれこれと歓談した。中にテントのことを知っている友人がいて、強制撤去の場面を見たよと言い出して、この話題で盛り上がった。僕の方から政治的な話はあまりしないようにしてはいるのだが、自然に原発問題の話で弾んだ。僕へのリップサービスもあるのだろうが、原発問題の関心が強いことを示しているようにも思えた。福島原発事故から5年を経ても人々の関心は少しも落ちてはいない。政府や業界は時間の風化を期待しているのだろうが、そうはいっていない。新聞では福島の汚染水のことなど、隠しようもなく出てくるし、報道されているのだから、当たり前のことといえる。脱原発運動等では時間が運動の勢いを衰えさせるところがある。これは自然過程であり、運動の持続はきつい面が出てくる。そういうわけだから、原発についての人々の関心の高さと保持はこちらを元気づける。ふるさとの友の話には励まされるところがあった。
僕のふるさとも段々と宅地化が進んではいるが、少し、足を延ばせばあまり変わらない自然の風景はある。子供頃の遊び場だった雑木林というか、里山である。
でも、かつては見られなかった竹が増え、それが竹林になって、雑木林が消えているのは驚きだ。手入れができてなくて荒れて行っているのだろう。子供のころはキノコ取りをし、椎の実を拾った林はもう見られなくなっていた。タケノコのシーズンには猪が喜ぶのだろうが、これでは子供は遊びになんてこられないのだろう。今の子供が山で遊ぶなんて言い出せば親がいろいろ文句を言って止めさせるのだろうが。こうした背後には農村の解体が、僕もそれに促されるように都会に出て来たのだし、その一端を担った。だから、単純に「自然に帰れ」なんて言えないし、エコロジーについても考えるところがある。まとまらない考えを促すのだが、どうしても自問を強いるところがある。僕のこういう自問は原発の存続ということにも深く関係している。人間と自然の交流(循環)のことを、その現在と未来を考える総体のビジョンの中で原発のことも考えられていることはたしかだし、ふるさとの自然に接しながらも僕の思考はその辺をめぐる。
時折、鮮やかな彼岸花の群生に出会うのはうれしく、じっと佇んで見とれていた。そういえば今年も彼岸花を見に行く機会を失っていたが、こんな風に実現したのはうれしい。『恋の曼珠沙華』を誰もいないのが幸いと大きな声で歌った。帰ったらカラオケで歌いたいと思った。まだ里山めいたものが残っていて、その気になれば戻せるのは救いなのだろう、と思った。誰が言い出すのだろうか。誰が始めるのだろうか。
子供のころよく遊んだお宮さん(神社)に寄った。その境内の上の方は天気がよければ伊勢湾から知多半島まで見通せる景色の素晴らしい所だった。「忘帰処(ぼうきしょ)という目新し看板があったが、おい繁る樹や竹にさえぎられて見晴らしどころではなかった。むかしはこんな看板なんてなくてもよく見えたのだぞと皮肉な言葉が浮かんだが、これもその気になればもとに戻せるか。連綿と続いてきた自然が、まだ復活というか、それは可能だろうが、放射能汚染ならどうなのだ、とこころが痛んだ。こんなことを連想させてしまうのが、原発の罪なのだろう。彼岸花よ、おまえは強い花と言われてきたが、汝は放射能に勝てるかというセリフも口をついて出たが、こんな時でも自然に原発のことが思い出てくる。これはテントの5年間が僕の心身にしみこませた贈りものなのだろうか。
テント前で座り込みながら昨日のことをあれこれ思い起こしていた。(三上治)
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テントの行方(?) 浜岡での集会で展示されます
報告が遅くなりましたが、先週末の、反原発美術館テントのクリーニングについて、本日写真を公開しました。
Facebookの反原発美術館のページ
https://www.facebook.com/antinuketent2015/photos/?tab=album&album_id=317115485306299
(Facebookに登録されていない方でも、閲覧できます)ご覧くださればうれしいです。
3連休ということを失念しており、大渋滞に巻き込まれてしまった方々もいらっしゃいました。お昼ごろから、テントのクリーニングを開始しました。
5年間、一度も洗ったことのないというテント、果たして汚れはどれだけ落ちるのか心配しましたが、はしゆきさんと永瀬さんから提供していただいた、米ぬか石鹸とセスキ炭酸ソーダ(重曹のようなもの)で、とてもよく落ちました。
天気予報では「雨」でしたが、汗が噴き出るほどの晴天で、クリーニング後は、テントを干し、夕方にはすっかり乾きました。さらに、テントのクリーニングよりも時間をかけて、庭の雑草取りを皆さんにしていただきました。おかげさまで、庭が見違えるほどきれいになりました。
大変な作業、本当にどうもありがとうございました!!
ピカピカになった反原発美術館テントは、クリーニング作業に静岡から参加してくださった方が、車に積んで持ち帰られ、11月20日(日)の「浜岡原発の再稼働を許さない!! ひまわり集会 in 静岡」(駿府城公園東御門)の集会にて、設営&展示されます。
今後も、各地の反原発集会や美術館、文化祭、芝居小屋など、さまざまな催し・用途に、この反原発美術館テントを無料で貸出ししたいと思います。
(H・Y)
新潟知事選挙。 朗報!!! ありがとうございます!!!
立候補決意~ (I・C)
~現在と未来への責任~無投票、回避を!
米山 隆一 at 2016/9/23 23:28:09
ブログ http://www.election.ne.jp/10840/99166.html
HP http://www.yoneyamaryuichi.com/
ツイッター http://twitter.com/ryuichiyoneyama?lang=ja
泉田知事の県政継承と未来への責任を引き継いで欲しい。
~市民と3野党の要請を受けていた民進党の米山さん。
地元の努力と県民の願いが叶えられました。
米山隆一氏。
民進衆議院1区予定候補。(長岡市)
民進党を離党して、県知事選挙立候補表明。
昨日、表明されていました。
(県庁記者クラブで記者会見。森ゆうこ参議など3野党と市民同席)
大変な決断です。
どうする?民進党?
古賀茂明さんのツイッターから
「米山隆一氏が正式立候補表明! 野党三党と市民が支援します! 民進党代表蓮舫さんは、民進党新潟県連からヒアリングした上で最終決断すると答えたそうです。米山支持に回ってくれるかも。
皆さんの声が力になっています。
民進党に、もっと、もっと声を届けましょう‼️
支える取り組みを!」
脱原発市民・野党勝手連などは、既に現地に行く計画があります。
連携とって、直ちに動くかと思いますが、決意に感謝して取り急ぎ、情報を共有します。
早速、維新の橋本がツイッターで、いちゃもんつけているようです。
https://twitter.com/ryuichiyoneyama?lang=ja
候補のいのちと決意を支えて、勝つ!!ためにできること。
考えて行動をともに!
新潟新報は、いかに伝えるか。注視が必要です。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20160923281354.html
新潟日報
問い合わせ意見 http://www.niigata-nippo.co.jp/inquiry/
電話 読者応答係
025-385-7300(土、日、祭日を除く午前10時から午後5時30分)
《支援先》
米山隆一 新潟事務所
住所 〒940-0082 新潟県長岡市千歳3丁目2-35
電話番号 0258(39)5250 0258(39)5251
Eメール kouenkai@yoneyamaryuichi.com
HP http://www.yoneyamaryuichi.com/
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9.28 日本政府による沖縄への弾圧を許さない集会
~翁長知事への提訴 辺野古の工事再開 高江工事強行を許さない!
日 時:2016 年9月28 日(水)18:30 開会
場 所:日比谷野外大音楽堂
今こそ沖縄民衆との真の連帯行動を
★高江・辺野古へ行ける方は直接支援へ
★本土で集会デモに参加できる方は参加へ
★カンパに協力できる方はカンパを
★文書で安倍首相への抗議、マスコミへの
投稿ができる方は執筆を
★沖縄の方々に激励の手紙を書ける方は
通信を等々。
主 催:「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会
協 力:戦争させさない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会
(集会終了後デモ行進)
9月30日(金)午後5時から経産省前抗議行動。テントひろば主催
18時30分~官邸前抗議行動(反原連)
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