ささや句会 第27回 2016年 9月2日金曜日
- 2016年 10月 1日
- カルチャー
- 公子
結ふ食 楽屋(ささや)にて
評者 新海あぐり
新涼や歯に衣着せぬ友に会ふ 奥野 皐
・涼しさを通り越してさぞやスカッとしたのでしょう。
カウンターの隅に折鶴原爆忌 合沢舞祥
・前書きにドイツ○○にてとするともっと面白いかも。
新しき土匂ふまで墓掃除 新海あぐり
・まあ、一心に掃除をしている土葬を知っている婆がいました。
濁音の雨新涼を連れ来たる 小宮桃林
・「濁音の」が発見で新鮮。
真夜中の海馬を起す鉦叩 新海泰子
・脳の「海馬」と鉦叩=虫のとり合わせがいい。海馬の意味に難あり。
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〔culture0334:161001〕
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