たんぽぽ舎から TMM:No2899
- 2016年 10月 5日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2899】
2016年10月5日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.表向きの情報に加えて、溢れる情報を精査し、
何が表で進展し裏で進行しているかを判断するのも大事
「地震がよくわかる会」に参加
永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.連載 原発と経産省(その1)
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!
「2011年3月末までに東電を破綻させないことを決めた」経産省
元経産省官僚の古賀茂明さんの証言
木村雅英(経産省前テントひろば)
★3.反原発市民勝手連が民進党本部訪問 要望書を手渡す-
新潟県知事選と柏崎刈羽原発再稼働反対
山田和秋 (たんぽぽ舎ボランティア)
★4.メルマガ読者からイベント案内
(問い合わせは主催者へお願いします)
◆10/21福島原発事故の責任を明らかにする
~東電元役員刑事裁判の展望~
お話:海渡雄一(弁護士)さん 会場:町田市民フォーラム3階
★5.新聞より
◆核燃料再利用めど立たぬまま 再処理機構が発足 国の関与強化
費用上限不透明 国民負担の懸念も
(10月4日東京新聞朝刊2面より抜粋)
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・脱原発川柳【原発に 国費国費と 底がない】 乱 鬼龍 (転載自由)
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※10/8学習会にご参加を!
浅野健一が選ぶ「人権とメディア」連続講座第6回
「不当逮捕から50年、冤罪との闘い-袴田巌さんの実姉が語る」
講 師:袴田秀子さん
日 時:10月8日(土)14時より16時30分(開場13時30分)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費(資料代含む):800円(学生400円)
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※10/11ワンコイン上映勉強会にご参加を!
「わすれない ふくしま2」-原発がこの村、この家族を変えた
監督:四宮 浩
日 時:10月11日(火)19時より21時(開場18時30分)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:500円
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┗■1.表向きの情報に加えて、溢れる情報を精査し、
| 何が表で進展し裏で進行しているかを判断するのも大事
| 「地震がよくわかる会」に参加
└──── 永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
2ヶ月に1回平日夜に定例開催の「地震がよくわかる会」に参加した。
毎回I氏の資料と解説が豊富、現状を把握することに大変役立っている。
地震と名には付くが原発関連の資料が多めなのも特徴だ。
この会のホームページも非常に充実し日々更新されているので、ぜひご
覧ください、また会にも、ご都合つく日だけのご参加も大歓迎です。
「地震がよくわかる会」HP http://jishinga.com/
◯ 今回は、冒頭数十分、某国営局で放映された原発討論会を映像で検証。
大変画期的な事ととる声も高く、また正直、国営放送としては画期的なの
だろうと思う。皆、一定の評価はしているが、会の中では、この番組で原
発再稼働批判をかわす為のガス抜き?的な見解ももちろん出た。
◯次に、高速炉「もんじゅ」の動向が注目されている時期であった為その
件も話し合われた。
「もんじゅ」といえば、《常陽》。「もんじゅ」建設稼働のデータを取
得するために実験炉としてかつて稼働していた《常陽》についても関心を
向けた。
機械パーツ落下事故から復旧は不能と思われていたが、修理完了の報が
入ってきている。
また、実験炉稼働申請への手筈も進んでいるような気配である。実験炉
なので諸々の報告申請義務は商業発電炉よりも、正直甘くなっているのだ。
しかし実験炉と言っても、高速増殖炉で軽水炉ではなく、大変危険なナ
トリウム炉であるには違いない。
そんな常陽は茨城県大洗町にあり、首都圏のここから一番近い炉になるだ
ろう。
◯地震に関しても震源域の集中と拡大がめざましいことになっている。
九州はもちろん、東北沖まだまだ沈静化せず、北海道内浦湾周辺、群馬の
群発、沖縄琉球諸島、瀬戸内海周辺、関東沖震源の増加等々、中央構造線
も含めると書ききれない。火山なども同様に活発傾向にある。
原発はそういう地域からそう遠くない場所に存在する危険性を今一度新
たに押さえたい。
◯露呈した名前だけの避難訓練のずさんさ、補償援護のお粗末さに加え、
現政権ではさらに原発事故が起きた際の補償金額の上限を設定しようと画
策。各原発の申請ラッシュがもう始まり出した感が満載である。
原発推進側の動向に十分な注意をし、これからどう運動につなげ、たく
さんの皆さんに東電福島第一原発事故から5年強、何も変わっていないん
だという事を知ってもらい、さらに電力会社への行動を強化し、電力各社
自らの自浄作用とみそぎをお願いしたいと思った。
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┗■2.連載 原発と経産省(その1)
| 経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!
| 「2011年3月末までに東電を破綻させないことを決めた」経産省
| 元経産省官僚の古賀茂明さんの証言
└──── 木村雅英(経産省前テントひろば)
○ 経産省・資源エネルギー庁は次の5つの嘘をつき続けて2014年4月に
「エネルギー基本計画」を立てた。1.原発は安全、2.原発は安い、
3.原発はゼロエミッションでクリーン、4.燃料は「準国産」、5.原
発が無いと電気が足りない。
これらは全て嘘だ。経産省の施策を見れば、経産省が「今だけ、金だけ、
自分だけ」の大嘘つきであることが明らかだ。これから順次見て行きたい。
○ 2011年3月11日の東電福島原発一号機(イチエフ)事故が起こった時、
日本では事故を起こした電力会社に金額の制限なく賠償を負わせる「無限
責任制」がとられていた。
おかしいと思いませんか?「無限責任」なのに多額の金を国に出させ、
東京電力が5年半後の今も存続しているなんて。
イチエフ事故は収束せずに海も空も大地も放射能汚染し続け、廃炉への
道も見えず、被害者も満足に救済されていないのに!
○ 東電は、売り上げも利益も上げ東京電力ホールディングズに拡張し、
あろうことか柏崎刈羽原発の再稼働まで目論んでいる。東電の今のこの状
況を決めたのが経産省だ。
経産省は、事故直後の2011年3月末までに東電の破綻処理回避を決めて
いた。
以下は古賀茂明さん(元経産省)の話から。
「2011年3月末までに、破綻回避が決定。経産省にて。東電側は免責
規程を使うべきと主張するも、経産省はそれを回避した。経産省は東電
が免責規程を利用しない見返りに破綻をしないと決定…そして、3月末
に無担保で2兆円の融資を受けるのであるが株価暴落の最中の融資とい
うことで、普通なら特別背任の類。
銀行へは、東電は潰さないから融資してくれと経産省は依頼をしたと
いう経緯のようだ。震災後の最中、経産省・東電・銀行との間で、こん
な密約がされていたようで、癒着もここまできたのかと思わざるを得ま
せんね。」
○ 事故処理の負担は、第一に東電、第二に東電の株主、第三に債権者
(メガバンク中心)が負うべきである。JAL(日本航空)破たんでは、株
は紙切れになり、銀行の債権は約9割カットされた。
経産省は、これらを回避し、国営化した東電を天下り先として確保して
焼け太りしたのみならず、原発事故の無責任体制を構築したのだ。
(以下続く)
《「テント日誌9月30日(金)
経産省前テントひろば1807日後 40日」》より転載
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┗■3.反原発市民勝手連が民進党本部訪問 要望書を手渡す-
| 新潟県知事選と柏崎刈羽原発再稼働反対
└──── 山田和秋 (たんぽぽ舎ボランティア)
10月4日、たんぽぽ舎ボランティアや「市民勝手連」の人々を中心にし
た反原発市民勝手連有志10名が民進党本部を訪問。新潟県知事選について
の要望書を手渡した。
平川憲之総務局部長と1時間余り話し合った。自主投票を決めた民進党
に対して、その理由をただし、決定を撤回するよう要請し、野党共闘に加
わるように強く主張した。
さらに蓮舫代表を始め、多くの国会議員が支援のため新潟現地入りする
ことを訴えた。
平川氏は趣旨を了解しましたとのこと、間違いなく現地新潟県連、及び
幹部に伝えることを約束した。
私たちは、今後とも民進党本部と政策などについて話し合いを継続する
ことを希望し、了解された。
民進党 蓮舫委員長殿 2016年新潟知事選挙に関する要望書
前略 日頃より貴党の奮闘に心より敬意を表します。
さてご存知のように任期満了に伴う新潟知事選は9月29日告示、10月16
日投票で、既に選挙戦は始まっています。
私たちは、東京都知事選において野党共闘で闘った勝手連の有志ですが、
この市民組織を安倍政権打倒に向けて継続させる事を確認しました。
ついては、新潟知事選においても野党共闘が成立することを切に希望し
ておりましたが、この度、貴党新潟県連が自主投票を決定したことは誠に
残念でなりません。
私たち、原発に反対する市民グループは再稼働を容認する保守系候補に
新潟知事を明け渡すわけにはいかないと考えております。
何故なら今、原子力規制委員会、東電、国は一体となって新潟柏崎刈羽
原発を最優先に稼働させようとしているからです。
地震多発地帯である新潟で、もし福島第一原発事故のような惨事が起き
たらそれこそ日本は破滅するでしょう。
これ以上、国民の安全より企業利益を優先させる政策を許すことはでき
ません。
したがって、私たちは「福島第一原発事故の検証なしに再稼働の議論は出
来ない」とした泉田知事を継承する野党及び市民グループの推薦する米山
隆一候補を全力で応援する決意です。
米山隆一候補は民進党出身であり、いわば政治信条の根幹は貴党と同一
であると推察致します。
この度の知事選で党本部が米山隆一候補の支援に関わることは、今後の
野党共闘、及び貴党の躍進にとって大いにプラスになると信じて疑いませ
ん。
その意味で、野党共闘を支えるために蓮舫委員長を始め、多くの貴党国
会議員が現地入りされることを心から要望します。
2016年10月4日
新潟知事選 米山隆一候補を支援する東京市民会議
申し入れ人代表
山田和秋 清水寛 米山創 須田大春 横井泰夫 島安治 森忠義 ほか
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内
| (問い合わせは主催者へお願いします)
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◆10/21福島原発事故の責任を明らかにする
~東電元役員刑事裁判の展望~
日 時:10月21日(金)18時30分開演
お 話:海渡雄一(弁護士)さん
会 場:町田市民フォーラム3階
町田市原町田4-9-8
主 催:原発事故を考える町田市民の会
連絡先:042-729-2296(月~金10時~17時)
それ以外の曜日、時間は090-8115-6294まで
会場費:500円(学生無料)
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┗■5.新聞より
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◆核燃料再利用めど立たぬまま 再処理機構が発足 国の関与強化
費用上限不透明 国民負担の懸念も
原発から出る使用済み核燃料を再利用するプルサーマル計画の実現を
目指し、国が監督権限を持つ認可法人「使用済燃料再処理機構」が3日、
青森市で発足した。民間企業の日本原燃(青森県六ケ所村)に任せてい
た計画が進まず、事業を同機構から委託することで計画への関与を強め、
核燃料サイクルを安定的に進めることを狙う。だが、計画の進行に伴い
大手電力が計画用に積み立てている資金が減り、電気料金に転嫁する形
で追加の国民負担に発展する懸念がある。
政府は廃炉費用をすべての電力利用者に負担させることを検討してい
る。原発に対する国民の批判が高まっているにもかかわらず、原発のた
めの費用負担に上限が見えなくなっている。
プルサーマルは原発で使い終わった燃料からプルトニウムを取り出す
「再処理」をして、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を
つくり再利用する計画。(中略)
経産省は費用総額を少なくとも12兆6000億円と試算している。
しかし、MOX燃料を作れるようになったとしても、使用済みのMO
X燃料については再利用や処分の方針が決まっておらず、上限は不明だ。
2月の審議会では、大手電力会社の経営環境の変化などに応じて「費
用を確保する方策を含め、必要に応じて適切な措置を講じる」との報告
書を作成。この文言を利用し、すべての電力利用者に負担させる議論に
発展する可能性もある。
(後略) (10月4日東京新聞朝刊2面より抜粋)
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