11・20農地取り上げに反対するシンポジウム
- 2016年 11月 14日
- 催し物案内
- 本間一弥
10月25日、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は、成田空港誘導路にかかる市東孝雄さんの農地につき、成田空港会社の明け渡し請求を認める判決を下しました。
この農地は市東家3代が100年近く耕す小作地です。会社側(旧空港公団)は、かつて土地収用法の適用を申請したものの果たすことができませんでした。そこで底地を違法・秘密裡に買収し、農地法の賃貸借解約手続きによって取り上げようと目論み提訴しました。
農地と耕作者の地位の保全を目的とする農地法を違法に使って、事実上、土地収用の効果を得るこの措置は、憲法下の法体系を踏み破る暴挙です。しかし上告した市東さんに対して、最高裁は一切の憲法判断を回避して棄却を決定しました。
力による農地取り上げが最高裁決定となる中、私たち市民は問題の所在を明らかにするシンポジウムを開催します。みなさんお集りください。
“百年を耕す めげるヒマなし”
──三里塚・市東さんの農地闘争
2016年11月20日(日)
■午後1時15分開場、30分開始
■千駄ヶ谷区民会館
[主催]市東さんの農地取り上げに反対する会
※詳細は以下のHPをご覧下さい
http://www.shitou-nouchi02.net
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