世界的知性ウォルデン・ベロさんに聞く 【グローバル・ジャスティス研究会・12月の企画】 トランプ政権下の東アジア -ドゥテルテ政権の対中接近、米ロ・米中関係と日米同盟の新局面-
- 2016年 11月 29日
- 催し物案内
- uchitomi makoto
【グローバル・ジャスティス研究会・12月の企画】
トランプ政権下の東アジア -ドゥテルテ政権の対中接近、米ロ・米中関係と日米同盟の新局面-
https://www.facebook.com/events/671166649706205/
■報告:ウォルデン・ベロさん
(京都大学東南アジア研究所客員研究員、元フィリピン下院議員)
(講師プロフィール)
ウォルデン・ベロさんはフィリピンのマルコス独裁体制との闘争に参加し、その中で世界銀行・IMFのマルコス政権との深いかかわりを暴露。その後も国際金融機関が「南」の諸国の貧困や政治的抑圧に深く関わっていることを精力的に批判してきました。「フォーカス・オン・ザ・グローバル・サウス」の代表として、APECやWTOに反対する運動でも、理論・運動の両面で中心的な役割を果たしてきました。2010-15年に市民政党アクバヤンの代表として下院議員。中国との間の南シナ海(フィリピンでは「西フィリピン海」)問題、気候変動問題、金融問題など、広範な問題についての鋭い発言で注目されてきました。
■日時:2016年12月3日(土)午後2時~5時
■場所:京都大学文学部第3講義室
https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/about/access/
■資料代:500円(割引希望の方は受付でお申し出ください)
フィリピンのドゥテルテ政権は「麻薬との戦争」で強権を発動する一方で、共産党系武装勢力との和平への動きや米国の対中国包囲戦略からの離脱などの動きも示しています。
米国の次期大統領に選ばれたトランプ氏の外交戦略は不明であり、ロシアとの接近、TPPからの離脱など、重要な転換の可能性も指摘されています。世界は単純な親米/反米、親ロ/反ロで語れない混迷状態に入っています。
変化の底流、そして民衆同士の交流・連帯はどのような世界を目指すべきなのか、ウォルデン・ベロさんの報告を基に、活発な意見交換をしたいと考えています。ぜひご参加を。
■グローバル・ジャスティス研究会は、公正な世界の実現に関わるさまざまなテーマについて話し合うスペースとして今年1月からスタートしました。
会員募集中(会費は半年500円、1年1000円)。問い合わせは080-2742-2590(佐々木)まで
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