ささや句会 第30回 2016年12月9日金曜日
- 2016年 12月 24日
- カルチャー
- 公子
結ふ食 楽屋(ささや)にて
評者 新海あぐり
熱き人熱きまま散り初氷 合沢舞祥
・カストロを悼んでの句。初氷の句として類想は感じさせない点がいい。
湯豆腐の音かすかなり四畳半 川瀬範子
・四畳半ということでドラマ性を感じさせる。
霜月の残雪カストロ逝きにけり 新海あぐり
・熱き人~、と、こちらの句と評価が分かれた。句座の面白さである。
ぎごちなき音立て夫の根深汁 合沢舞祥
・頑張って包丁を握っている夫への応援歌。
冬暮光君とほどよき平行線 新海泰子
・君とほどよき平行線のフレーズがいい。冬暮光というあいまいな季語は如何か?
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔culture0379:161224〕
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