40年で中国は進歩したか(四)
- 2017年 1月 18日
- 交流の広場
- 金剛力士
(出所)【 民主中国 】 時間: 12/17/2016
人権の日の米国大使の言葉について(四)
作者: 高智晟(弁護士)
あなたが見た「驚いた」人民生活の改善は中国の貧困人民の実際の状況とは天と地の差がある。あなたが労苦を厭わないならば、北京周辺の農村に行って見ることを提案する。大興区、廷慶県管轄下の農村、或いは東北の幾つかの大都市の数百万を数える極貧群の中を歩くことを提案します。これらの地は私が嘗て極力苦心して訪問した地方である。勿論これを行うためにはまず人道に関心がある必要があり、その次に非常な勇気が必要であり、そして中国共産党を怒らせることを怖がらないことが必要であり、より一層必要なのは長期にわたって世界レベルの貧窮にある人たちに面と向かう心理的及び人間性の調整能力で、あなたは必ずもう一つの別の「驚き」を得るでしょう。それは中国特色の貧窮一一その純粋さ、ストレートさ及びあなたの従来の判断と認識との差です。
私はやはり遠慮なくあなたは中国を知らないと繰り返し言います。 たとえあなたが自分の目で見て、あなたが「良い」と深く信じて疑わないとしても。しかしあなたは私の以下の観点には同意されると思います。即ち、現代社会において、社会保障が無い生活は土台が無い生活であり、非常に脆弱で如何なる風雨にも抗しきれない生活であること、正にこれは中国の絶対多数の人民の実際の生活なのです。
あなたに気に入られた中国の医療環境の「改善」は実はどうなのだろうか?
そうです、医療保障制度は現代の人権保護事業の中の一つの極めて重要なハード環境の条件の一つです。今日の世界では、少しでもまともな国では、皆民無料の医療制度が現代の社会構造の構成部分となっている。多くの国の皆民無料医療保障目標の実現は全て一定の成長過程を経ているが、普遍的、規律的な開始はまずは社会生活の中で最も不如意な人たちの医療費の解決の保障から開始され、そのあと下から上へと、最終的には皆民無料医療の実現となる。中国の情況はちょうど反対である。まず、中国共産党は皆民無料医療制度を国の目標として確定したことは無い。その次に、無料医療保障は開始のはじめから権力の特別供給品となり、最も困難な時期においても、特権集団の完全無料医療が曖昧にされたことがない。数年前中国共産党のある引退した衛生部の副大臣はトップ級の「国家機密」を漏らした。即ち「毎年全中国の80%の優良な医療資源は1%に満たない党と政治の指導幹部を保障し、残りの全国99.5%前後の人民にその残りの20%の劣質な医療資源が向けられている」と。これは「美辞麗句を沢山言っているが、悪いことも思う存分やっている」といぁw)、人民にとっていかんともしがたいこの暗黒制度を呪う言葉を想起させる。共産党の統治集団は、早くから人民の頭の上に跨り無法の限りを尽くす日々を絶対的に正しい道理と見なしている。私が嘗て働いた新疆の貧困地区であるカシュガル市を例にすると、市区には数か所の幹部の療養院があるが、これは普通の幹部の療養の場所に過ぎず、地と市レベルの幹部の療養はウルムチ市にある。のちに私がカシュガル地区の各県にスチールワイヤの販促に行っていた時に各県の看板を掛けた療養院を発見した。全ての幹部の療養院は、一律環境が優雅で規模は非常に大きく立派で、全ての機能、組織及び人員の配置が揃っているが、それらは私が後に得た見識とは天と地の差があった。私は嘗て?西西安臨潼観光地に設置されている「新疆軍区幹部休養所」にある友人に会いに行った。彼との対話の中で大知識を得た。彼曰く「各省、軍級単位の組織は、全国の最も賑やかな観光の景勝地に自分の幹部休養所を設立している。一部の幹部は時には自分の家族を連れて何カ月も住み続け、一部の老幹部は配偶者を連れて長期に療養院、幹部休養所に住み続け、費用は国の財政から全額支給され、軍側・u桙ヘ全部医療費の名目で軍隊の衛生部門に支払う。
実に感慨が止まらない。これらの腹黒い腐敗は、人民を生涯苦しめ、退職後も引き続き制度で彼らを保障し、引き続き人民の血を飲んで膏血に噛みついている。
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