たんぽぽ舎から TMM:No2985
- 2017年 1月 28日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2985】
2017年1月27日(金)地震と原発事故情報-
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.2度目の原発大事故(大惨事)発生が一番の心配
東電福島第一原発事故後6年をま近にひかえて思うこと
原発推進者、再稼働推進者は答えてほしい
原発について考えたくない人にキチンと考えてほしい
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.メルマガ読者からの投稿
日本の原子力政策は「核保有」の方向で間違いないと思います
1/17【TMM:No2976】「あくなき核兵器開発願望(槌田 敦)」に
対する感想 植田泰史(非核活動家)
★3.メルマガ読者からの投稿
「東京湾は福島沖より汚染されている」
『週刊プレイボーイ』に東京湾放射能汚染の重要記事
渡辺悦司(大阪府在住)
★4.戦時下に起きていた「逆神風」
国民の戦意喪失を恐れ厳しい報道統制
三河地震について詳細が知られるようになったのはごく最近だ
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その182
島村英紀(地震学者)
★5.新聞より1つ
◆<高浜原発>強風マニュアル守らず…クレーン事故で関電
(1月26日毎日新聞より)
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・脱原発川柳【原発も安倍も破綻へ待ったなし】 乱 鬼龍 (転載自由)
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※今年、たんぽぽ舎の飛躍のためになにが出来るか
1/29たんぽぽ舎第2回会員交流会にご参加を!
日 時:1月29日(日)14時より
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:無料 16時からは懇親会開催
(会費1000円。一品持ち寄り歓迎)
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※2017年2月1日(水)2つの抗議行動にご参加を!
川内原発再稼働するな!九州電力東京支社抗議行動
日時:2月1日(水)17:30~18:15
場所:有楽町電気ビル前(有楽町駅日比谷口すぐ)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549
東電は原発事故の責任をとれ!「第41回東電本店合同抗議」
日時:2月1日(水)18:30~19:30 場所:東京電力本店前
呼びかけ:経産省前テントひろば/たんぽぽ舎
賛同:東電株主代表訴訟など126団体
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※2/4(土)学習会のご案内!ご参加下さい!
21.5兆円(東電福島第一原発事故処理費用)は何を意味するのか?
これですむのか!東電の今後の対応
私たちは今、何を知ればよいのか
お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
日 時:2月4日(土)14時より17時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.2度目の原発大事故(大惨事)発生が一番の心配
| 東電福島第一原発事故後6年をま近にひかえて思うこと
| 原発推進者、再稼働推進者は答えてほしい
| 原発について考えたくない人にキチンと考えてほしい
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
◎私の一番の心配は2度目の原発大事故=過酷事故が発生することであ
る。東京電力福島第一原発事故級の又はそれ以上のもっと悲惨な大惨事
がおこることである。それも「遠い将来のこと」ではなく、ごく近い未
来(ゼロ年から4年内)の心配である。
2017年3月11日(土)の東京電力福島第一原発事故丸6年目をま近にし
て、ひとしお、原発大事故が心配である。
◎理由はいくつもある。日本の大地が今、大地動乱期であるらしいこと(
大地震・津波、火山の噴火の3大リスクの心配)。普段は慎重発言で予測
などはめったにいわない人=島村英紀教授いわく、21世紀は大きな地震、
火山の噴火が数回おきる。20世紀は他の世紀の発生数と比して地震、火
山の噴火が少なすぎた。21世紀はかなり地震、火山の噴火が発生すると。
熊本地震、鳥取地震、福島県沖地震などと続いておこり、中央構造線(
日本一大きい断層)が動いており、日本の大地が「危険だよ」「原発をと
めるべきだ」と警告しているではないか。
◎加えて、金儲け第一の原発電力会社と日本核兵器開発願望の支配層が
共謀して、原発再稼働を進めているから。又、原子力規制委員会は、今
や原発再稼働推進機関の「本質」をろこつにあらわにして続々と「合格」
を出している。
「免震重要棟」を作ると約束しながら、破った九州電力へ制裁するど
ころか、九州電力玄海原発の「合格」を出そうとしているし、関西電力
の老朽原発・高浜原発1、2号機、美浜原発3号機へ60年延長の合格証
を出して、実質原発運転60年時代をつくろうとしている。
「40年運転が原則」-60年運転は例外中の例外-がいとも簡単に原子
力規制委員会によって破られた。原子力規制委員会に期待したり、エー
ルを送った一部の脱原発指導者は総括し、反省してほしい。
◎希望は、世界各地の原発反対の闘いの前進だ。アジアでは台湾が初め
て脱原発を決定し、脱原発法を作った。韓国のキャンドル市民革命も100
万人以上の連続デモで、パククネ大統領の弾劾をかちとり、さらに前進
中だ。
日本の市民の闘いが、量も質も問われている。
2011年3月11日の東京電力福島第一原発事故から丸6年が近づく。
原発推進論者には答えてほしい。2度目の原発大事故(大惨事)発生の心
配はないのか。あるのか?
又、日常の生活に追われて「原発を考えない人・考えたくない人」に
もキチンと考える機会をもってほしいと思う。無関心が結果的に原発を
推進しているから。
原発大事故は、放射能は無関心の人にもおそいかかるから。
◎原発再稼働は日本を亡ぼす。原発大惨事を防ぐため、共に持てる全力
で努力しよう。
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┗■2.メルマガ読者からの投稿
| 日本の原子力政策は「核保有」の方向で間違いないと思います
| 1/17【TMM:No2976】「あくなき核兵器開発願望(槌田 敦)」に
| 対する感想
└──── 植田泰史(非核活動家)
1.槌田先生の核開発問題は興味深く読みました。
日本の原子力政策は「核保有」の方向で間違いないと思います。
福島第一原発4号機や日立製作所については知りませんでした。
イギリスの原発への投資は知っていましたが、米英は日本の核保有に
は反対だと思っていましたので、槌田先生のお考えにはすこしびっく
りしています。
2.私が個人的に今まで確認したことは次のようなことです
(10数年間の経験から)。
○科学技術庁幹部(審議官クラス)
「日本は政府としては核開発はやっていない」(対談で)
○外務省幹部(同上)
「核兵器を持たない国は大国とは言わない」
(講演会の最後に付け加えた)
○民間企業幹部(核関連会社)
「核兵器についてはきれいに爆発するように若い人たちが
設計図を引いている」(大学の同窓生の集まり後のお茶会で)
3.日本の国策として「核兵器を持つ」というのが、「霞が関の了解事
項」だと想います。
時の政権の意向にかかわらず、霞が関官僚は、核保有を近い将来に政
策化すると考えます。
その時は「自衛のための核兵器」という位置づけがされ、反対運動は
「テロ」「共謀」とされると思います。
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┗■3.メルマガ読者からの投稿
| 「東京湾は福島沖より汚染されている」
| 『週刊プレイボーイ』に東京湾放射能汚染の重要記事
└──── 渡辺悦司(大阪府在住)
現在発売中の『週刊プレイボーイ』2017年2月6日号に、重要記事掲
載です。
タイトル「これが東京湾放射能汚染の実態だ 原発事故から今年で6
年、東京湾の主な河川24地点の泥を測定」
いろいろな観測点から数十から数百ベクレル/キログラムが計測されま
したが、とくに、東京湾に流れ込む荒川の底の泥で、1090ベクレル/キロ
グラム、千葉市の花見川河口で1030ベクレル/キログラムが検出されたそ
うです。
同誌は、「東京湾は福島沖より汚染されている」と評価しています。
スズキでは最高69ベクレル/キログラムが出ており、東京湾の汚染が
今もきわめて深刻であることが示唆されています。
皆さまもぜひお買い求めになり、勇気ある記事を掲載してくれたこと
にカンパをして、これからも頑張っていただくよう意思表示いただけれ
ば幸いです。
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┗■4.戦時下に起きていた「逆神風」
| 国民の戦意喪失を恐れ厳しい報道統制
| 三河地震について詳細が知られるようになったのはごく最近だ
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その182
└──── 島村英紀(地震学者)
◎ 日本人が知らされていなかった大地震があった。
それは三河地震。1945年1月13日、第二次大戦の終戦の半年あまり前
に、愛知県を襲った内陸直下型地震だ。マグニチュード(M)6.8だった。
2ヶ月前の1944年12月に東南海地震(M7.9)が起きて、当時、軍需工
場が集中していた名古屋に壊滅的な被害を与えてから間もないとき
だった。東南海地震は、恐れられている南海トラフ地震の直近の先祖で
ある海溝型地震だ。
◎ この二つの地震の報道には厳しい報道統制が敷かれた。軍需工場が
大被害を受けた「逆神風」が敵国に知られるのではないか、戦争で疲れ
切っていた国民の戦意をいっそう喪失させるのではないか、と軍部が恐
れたのだ。
このころ太平洋やアジア各地で日本軍の撤退や玉砕が続いていて、こ
れらの情報も同じ理由から報道されなかった。
◎ この二つの地震は国民には隠されてしまった。被害を受けた住民
は、被害について話さないように、話すことはスパイ行為に等しいなど
とされたのだ。
三河地震の震源は三河湾から内陸にかけての場所だった。沖合の南海
トラフ付近で起きた東南海地震よりもずっと陸地に近い震源だった。
三河地震について詳細が知られるようになったのはごく最近だ。
この地震では、東南海地震の倍もの死者が出た。2300人を超えたので
はないかと言われている。
なかでも悲惨だったのは、米軍機の空襲に備えて名古屋から学童の集
団疎開が行われていた、その集団疎開先を襲った地震だったことだった。
疎開先には、大広間がある寺が数多く利用されていた。寺は、柱が少
なくて屋根が重い。地震には弱い建物なのである。
このほか、ある集落では117戸あったうち107戸が全壊して77名が死亡
し、別の集落では、391戸のうち310戸が全壊し88名が死亡した。
地震が襲ったのが午前3時すぎという時間で、寝ている人が多かった
ことも不幸だった。
◎ 日本の敗戦をはさんで、大きな地震がいくつも日本を襲った。1943
年の鳥取地震(M7.2)、1944年の東南海地震、1945年の三河地震、1946年
の南海地震(M8.0)である。この4つの地震は敗戦前後にかけての4年連
続で千人を超える死者を出した。「四大地震」といわれている。
いまの地震学では、この地震の連発には関連があることが分かってい
る。東南海地震と南海地震は巨大な海溝型地震で、鳥取地震はその前に
西日本で頻発する内陸直下型地震のひとつだった。
そして三河地震は巨大な海溝型地震に誘発されて陸側に震源が上がって
きた地震だった。
◎ 東日本大震災(2011年)の1ヶ月あとに福島県の内陸で起きたM7.0
の地震も、昨年12月末に茨城県北部の内陸で起き、高萩市で震度6弱を
記録したM6.3の地震もその仲間だ。
しかし、敗戦前後で疲れ切ったところに大地震に襲われて不幸に
なった当時の人々は、なぜ地震が続発したか、分からなかったにちが
いない。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より2017年1月20日の記事)
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┗■5.新聞より1つ
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◆<高浜原発>強風マニュアル守らず…クレーン事故で関電
関西電力高浜原発(福井県高浜町)で20日夜に大型クレーンが倒れ、
2号機の2つの建屋の屋根が一部壊れた事故で、クレーンメーカーが定
めたマニュアルに、瞬間風速が30メートルを超えると予想される場合は、
アームを地上に下ろすよう記載されていたことがわかった。事故当日、
福井地方気象台は暴風警報を発令し、最大瞬間風速が35メートルになる
と予想していたが、関電側はアームを地上に下ろす対策を取っていな
かった。
メーカーのマニュアルでは、風速10~16メートルで作業を中止し、風
の影響を受けにくいようにクレーンの角度や向きを調節するよう定めて
いる。さらに瞬間風速30メートルを超えると予想される場合は、クレー
ンを地上に下ろしておくことも求めていた。
しかし、関電は元請けの大成建設(東京)などと協議の上、強風対策
としてクレーン先端にワイヤと約5トンの重りをつけて固定する方法を
採用し、風速42メートルまで耐えられるとしていた。風向きについては、
事故前の作業終了時はマニュアル通りに、クレーンが背面から風を受け
るよう設置していたが、その後風向きが変わり、事故時は正面から受け
る形になっていた。
マニュアル記載の対策を取っていなかったことについて、関電は「事
故原因を調査中で、答えられない」としている。【高橋一隆】
(1月26日毎日新聞より)
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