『仏陀涅槃図=世界が平和でありますように』
- 2017年 2月 27日
- カルチャー
- 出町 千鶴子
2月15日はお釈迦様が入滅された日。
日本中のお寺さんで、涅槃会のご法要が行われたことでしょう。
世の中で、尊重されるべきは命である。
すべての種に民族の文化に優劣はない。
ましてや肌の色の違いに分け隔てなどあろう筈がない。
人間の命も獣たちの命も、植物や鳥や魚や虫たちの命も、
水や風や光の命も、皆、等しく尊いのである。
これらのたくさんの輝く命の中で、私の命も大いに喜び、
たまに愁いたりして仲良く生かされている。
そうして出合う事物にまた新しく嬉しい命が次々と宿る。
美しい世界だ。
毎年2月15日には、改めてこの思いをわが胸に問うて確認します。
この涅槃図は、菩提寺・浄雲院心光寺(東京都文京区白山)さんと母に感謝して、思いを籠めて描きました。
5年掛かりで描きました。おかげさまで愛猫TIGREを描き入れることが出来ました。
首に赤いリボンの黒猫は日本で最初の飼い猫、宇多天皇の愛猫のつもりです。
パンダもいます。
パンダはサーベルタイガーやマンモスと共に氷河期を過ごしました。
何故、パンダは絶滅を回避できたのか。それは、この厳しい弱肉強食の時代の中で、
生き残るために戦うことをしなかったから。
パンダは、この氷河期の時代に今の姿へと進化したともいわれています。
中国・臥龍の山では、雪は結晶の六角形の形のまま降りてくる。
パンダは寒いのが大好き。
降りしきる雪の中をはしゃいで
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〔culture0420:170227〕
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