<アジア記者クラブ3月定例会> 日本人のアジア観、戦争観 日中戦争・盧溝橋事件から80年
- 2017年 3月 4日
- 催し物案内
- 森広泰平
■日時:2017年2月23日(木)18時45分~20時50分
■受付時間:18時15分~
■会場:明治大学グローバルフロントホール/★要予約(定員50名)
(東京都千代田区神田駿河台1-1/JR「御茶ノ水」西口下車/地下鉄千代田
線「新御茶ノ水」/都営三田線・半蔵門線「神保町」下車)
■主催:アジア記者クラブ(APC)
■資料代:1500円/明治大学生・教職員無料(要予約)
■ゲスト:田中宏さん(一橋大学名誉教授)
7月7日で日中全面戦争の口火となった盧溝橋事件から80年を迎えます。日清戦争を経た当時の日本社会には、中国蔑視の感情が広範に浸透し、暴支膺懲(ぼうしようちょう)というスローガンが熱狂して国民に受け入れられたように、日中戦争は歓迎されました。新聞各紙も対中戦争を煽りに煽りました。
同様に朝鮮半島を植民地化する上で大きな役割を果たした日本人による朝鮮蔑視、アジア・太平洋戦争下での強制動員、同化政策、慰安所の設置にみられる日本人のアジア観は、中国、朝鮮・韓国、沖縄へのヘイトスピーチが吹き荒れる今日の日本社会の世相と相通じるものがあるのではないでしょうか。
ニュースを見聞きすれば必ずマスメディアと政府によって強調される「中国の強引な海洋進出」に代表される中国脅威論や、またぞろ蒸し返されている北朝鮮脅威論を口実にした敵基地先制攻撃論が飛び込んできます。これらは間違いなく日本人によるヘイトスピーチや差別的言動を煽っています。
3月定例会は、植民地問題、アジアとの関係史、在日外国人問題に精通している田中宏先生をお迎えします。当日は、「真珠湾攻撃に始まり原爆投下で終わる」日本人の戦争観が生み出している歪みや矛盾がどのように連続して現在に至っているのか、先生の経験も踏まえてお話していただきます。
★予約⇒お名前、所属、会員の有無、Eメール、電話番号を記載の上、配布資料の準備の関係上、必ず2日前までにEメール(apc@cup.com 宛)でお申込み下さい。返信メールでの承認がなかれば参加できませんので注意願います。
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