テント日誌3月17日…前橋地裁が国・東電の過失を認め賠償命令!
- 2017年 3月 20日
- 交流の広場
- 10月21日(金) 原発コストと使用済み核燃料
- 11月25日(金) 原発コストと使用済み核燃料、
- 12月16日(金) 原発コスト
- 12月20日(火) 使用済み核燃料
経産省前テントひろば1807日後
3月12日(日)の座り込みから
3月12日の特記事項は、まず、制服向上委員会の面々が寄って下さったことでしょうか。それから、Wさんの綺麗なそして特大の歌詞カード?の登場で、合唱も大いに盛り上がりました。
あとはいつも通り、横浜の方は交差点でアピールし、Fさんはゴミを拾い、Iさんは鳥に餌をやり、K子さんはセンスのいいスケッチブックプラカードを披露してくださいました。街宣右翼の車がいつもより余計に騒いでいました。何かがなっていたけど、私たちに向けてではなかったようです。写真をみてください。(H・Y)
猛烈に寒い一日だった。3月15日(水)
この日は朝から猛烈に寒かった。風も冷たかった。この冬の水曜日当番の時で一番寒い。それでも明るく座り込みをした。
定刻の12時に到着しセッティング。警察は来るけど、途中から引き返したり、なにも言わずに経産省側を通ったりした。こちらが明るく「こんにちは」など言っているのに。テント当番の早番も、遅番もきちんと来る。
森友問題、安倍と安倍昭恵問題は座り込みの話題。
あらゆる問題が噴出し、日本の政治の貧困、腐敗をしめしている。
今日はテント当番の後、AとBがテントグッズの「版画の風呂敷」を作成するために「染屋」さんに行くことにしていたので、3時過ぎにそっちに向かう。が、あまりにも身体が冷え切っていて、まず喫茶店でコーヒーを飲んで温まってまってから動いた。3月に入ってからは終わりが6時なので、遅番の人は、今日は本当につらいと思う。(T・I)
本日は、小春日和よりか?何とも気持ちが良い。 3月16日(木)
百恵ちゃんの「秋桜」などを、はもりながら座り込みのセッティング。
すると若い警察官がニコニコ顔で来て、今日は何時までですかと型通りの質問、
まあ頃合いをみて決めますと返答して、その後しばし桜談議。
しばらくすると、日本愛国党の街宣車が日米同盟の強化をと流しながら通過、座り込みのこちらは、完全に無視、何か寂しい感じ。
12時半頃「共謀罪に反対する日本法律家協会」のデモ隊が農水省の前を通り国会に向かって、「共謀罪反対」のコールを上げながら通過していった。
テントがあった頃の常連、K爺さんが座り込みに来て来くれましてしばらく話し込みました。他の集会では、よくお会いしていましたが、相変わらず元気で今夜も、デマで沖縄への偏見をあおった「ニュース女子」を放送したTOKYO MX本社へ抗議行動に行かれるとの事でした。この抗議行動は毎週木曜日の18時半~19時半まで行われていて、私も何度か参加致しました。
そのKさんが帰られると、遅番の担当者が来るまで、女性が6人男は私1人、本当に女性のパワーは凄い!テント撤収後、MXに行くつもりでしたが、衆議院議員会館前の「安倍内閣退陣」の集会に参加しました。(Y・R)
前橋地裁が国・東電の過失を認め賠償命令! 3月17日(金)
3時半頃に到着すると、防寒服を着たSさんが立っている。4週間ぶりに座込みに参加、激痛に耐えてやっと直ったそうだ。良かった。座込みには高齢者が多いので、誰もが何か持病を持っていて健康談議も盛んだ。
5時前に希望の牧場の車が吉沢さんの大声のアピールとともに到着。抗議行動は、常連さんのアピールに、吉沢さんと亀屋さんの福島からの訴え、久見崎テントからの帰還報告、などが加わった。特に、東京電力福島第1原発事故で福島県から群馬県に避難した住民らへの損害賠償を求めた訴訟で津波を予見し事故を防ぐことはできたはずと国と東電に賠償を命じた判決の朗報は、参加者を勇気づけた。ついでに、経産省に入って行く10人程の海外からの来訪者に「NoNukes」と訴えた。その後風が冷たくなってきたが、座込みは経産省本館前付近からテント跡地前の交差点に移って、首相官邸・国会正門前の行動を終えた人達を飲物と歌で出迎えていた。(K.M)
4週間ぶりの座り込み参加 3月17日(金)
4週間振りの経産省前の座り込みの参加でした。突然の腰痛で戦線を離脱し、みなさんにご迷惑をおかけしました。まだ、腰の張りや、ふくらはぎの張りなど違和感はありますが大事をとりすぎて寝たきりの状態にならぬよう、少しずつ身体を動かすようにしています。先週中は100m歩くと痛くて立ち止まりの状態でしたが今日は、立ち止まらずに来れました。
相棒のTさんと台車を押して正門前に到着。その後、幟旗をセットし椅子と椅子の間に縛り付けました。風の強さはどうか等椅子に座って吹く風の様子をうかがうと、かなり強いので、バナーは止めとこということになりました。
ここ何日か天気が崩れていましたが、朝から雲1つない晴天。風はやや冷たいのですが、日差しはひとつき前と明らかに違い、日差しの色(?)が濃く感じられます。
暫くすると、懐かしいEさんやMさんが来て座り込みに参加してくれました。暫し談笑タイムです。Eさんからは川内テントの現状や最近契約した民家のことなどの話を伺い、また川内に行きたくなってきました。
EさんやMさんが所用で去り、先程まで暖かだったのですが、日が陰り出した3時過ぎには、辺りの気温が下がってきたようでTさんは持ってきた防寒着を二重にも三重にも重ね着を始めました。80を越えた女性とは思えない気迫であります。常連のSさんなどこの寒さにも負けず3時過ぎには必ずやってきます。
今日前半は警察官もそばまで姿を表さず、遠くからのぞき見する程度でした。 私自身、また経産省前の座り込みに参加できたこと嬉しく思います。後半のHさんやKさんの姿を確認し、少し早めですが帰路にたちました。(S・S)
・・・・・・・・
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その26
六ヶ所村「覚書」を履行せよ、六ヶ所村再処理工場稼働への世界の懸念
~JapanPuPo2017国際会議が明らかにする再処理問題~
木村雅英(経産省前テントひろば)
去る2月23日、24日に開催された「日米原子力協力協定と日本のプルトニウム政策国際会議2017」(JapanPuPo2017、主催:原子力資料情報室)には経産省・資源エネルギー庁を招待したのに出席しなかったそうだ。
さて、青森県と六ヶ所村と再処理機構NuROとで交わした次の「覚書」を皆さんはご存じでしょうか。
<青森県及び六ヶ所村並びに使用済燃料再処理機構は、下記のとおり覚書を締結する。
記
再処理事業の確実な実施が著しく困難となった場合には、青森県及び六ヶ所村並びに日本原燃株式会社が電気事業連合会の立会いのもと締結した覚書(平成10年7月29日締結)の趣旨を踏まえ、青森県及び六ヶ所村並びに使用済燃料再処理機構が協議の上、使用済燃料再処理機構は、使用済燃料の施設外への搬出を含め、速やかに必要かつ適切な措置を講ずるものとする。
この覚書の成立を証するため、本書を3通作成し、3者が署名押印の上、各自1通を保有する。
平成28年11月10日
青森県青森市長島一丁目1番1号 青森県知事 三村申吾
青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字野附475番地 六ヶ所村長 戸田衛
青森県青森市堤町二丁目1番7号 使用済燃料再処理機構 理事長 井上茂>
この「覚書」を履行すれば、多くの人に核燃料問題を真剣に考えさせ、再稼働どころでないことが明らかになるのではないか。同会議での再処理に関わる次の発言も「覚書」履行を薦めている。
○長谷川公一(東北大学)
高速増殖炉もんじゅをを「廃炉の決定」に追い込むことができた。原発増設と高速増殖炉を前提とした核燃料サイクル路線は、いよいよ破綻が明らかになっている。
★ ロバート・ガルーナー(米国ジョージタウン大学)
青森県六ケ所村の新しい再処理工場を稼働させるか、それはいつ頃か、の決定はおおきな、しかし批判的注目を集めそうだ。
★ 吉岡斉(九州大学)
再処理が進まないまま国民負担がブラックホールに吸い込まれているような状態である。このペースでいけば32000トン(六ヶ所再処理工場の設備能力年間800トンに、想定寿命40年をかけた数字)を処理するのに204兆円を必要とする。この状態が続けば、再処理が進まぬまま積立金が枯渇し、新たな国民負担が求められる事態となる恐れが濃厚である。そうまでして得られるのは、わずかなウラン資源節約効果と廃棄物減容効果だけである。おまけに処分するのに厄介なプルトニウムを大量に生みだす。
★ カン・ジョンミン(米国天然資源防護協議会、ソウル大学)
日本は相変わらず2018年に六ヶ所村の再処理プラントを立ち上げる計画を進めている。同プラントからは新たに年間8トンのプルトニウムが分離・生産される。これは核セキュリティの観点からのみならず、最悪の場合、核拡散のリスク増大につながる。そうであれば、韓国が日本の再処理政策をどう見ているかはおのずから明らか。
★ キム・へジョン(原子力発電反対市民アクション)
(韓国で)「使用済み核燃料の再処理に反対する30km連帯」という機構が発足され、再処理に反対する活動が開始された。
★ グロリア・グァンロン・シュウ(台湾大学)
私たちがなすべきこと―情報および意思決定過程の透明性を要求、原子力がエネルギーの問題なのか安全保障の問題なのか明確にする、政府当局者に説明責任の履行を促す。
●3月24日(金)5時~6時経産省前抗議行動 テントひろば主催
官邸前抗議行動(首都圏反原連) 6時
●3月18日(土) 「原発のない福島県民大集会
会場:開成山陸上競技場(郡山市)13時・10分開会
主催:原発のない福島を県民大集会実行委
●3月19日(日) 「安倍内閣の暴走を止めよう、国会議員会館前行動
場所:議員会館前 13時30分~ 主催」総がかり行動実行委
●3月20日(祝) さよなら原発全国集会 代々木公園
主催:さよなら原発一千万人署名 11時ブース トーク:13時30分
●3/21大間原発建設反対!電源開発本社前スタンディングデモ
日 時:3月21日(火)16時30分~17時30分
場 所:電源開発本社前
(地下鉄東銀座駅下車・A4出口徒歩3分-新橋方向)
主催者:大間原発反対関東の会
(函館市の「大間原発建設差し止め裁判」等を首都圏で
勝手連的に応援するためにつくられた会です)
賛 同:経産省前テントひろば
連絡先:080-6616-9604(玉中) aki-trsk@outlook.jp (寺崎)
毎月熊谷あさ子さんの月命日(19日)に東銀座の電源開発本社前で
大間原発建設反対!のスタンディングデモを行っています。
今月は19日・20日が連休なので21日に行います。
夕方の忙しいときですが、短時間でもよいので、一緒に反対の声をあげましょう。
3月28日の院内ヒアリング集会の案内です
院内ヒアリング集会「使用済み核燃料と原発コスト」
経産省前テントひろば
日時:3月28日(火) 14時半~17時半(14時15分から通行証配布)
経産省ヒアリング(依頼予定):
15時~16時:使用済み核燃料(最終処分地、六ヶ所覚書、日米協定など)
16時~17時:原発コスト(電力システム改革、エネルギー基本計画など)
場所:参議院議員会館 B102会議室(地下1階、定員36名)
主催:経産省前テントひろば(電話070-6473-1947、メールtentohiroba@gmail.com)
紹介:参議院議員 福島みずほ事務所
テント撤去後も「経産省前テントひろば」は脱原発を訴える為に、毎日座り込みを続け、毎金曜夕刻には本館前で抗議行動をし、反原発美術館テントを展示してきました。さらに、私たちは、次のように、経産省・資源エネルギー庁との院内ヒアリング交渉を断続的に続けてきました。
★ 2016年 6月 3日(金) 電力自由化、
経産省は、早くから当然視されていたもんじゅ廃炉を決定して「核燃料サイクル」なる虚構が全く砂上の楼閣であることが明らかになったにも拘らず、「高速炉開発方針」なる新たな核燃料問題引き延ばし作戦を立てて閣議決定しました。
一方、長年「3E+S」の大嘘をつきつづけながら、電力システム改革貫徹と称して、福島第一原発事故の対策費用を21.5兆円に倍増と発表し、未だに東京電力の法的処理をせずに、これらの費用を消費者にあるいは「国民」に押付ける施策を推進し続けています。
私たちは、これらの全く間違った経産省の原発推進施策に異議申立をするために、経産省(資源エネルギー庁)の担当者からヒアリングし私たちの思いを伝えます。
是非ご参加を!
≪経産省前テントひろば≫住所:〒105-0003港区西新橋1-21-8新虎ビル2F
電話:070-6473-1947、メール:tentohiroba@gmail.com
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。