ユダヤ人クシュナー 冷酷で美しいイスラエルの代理人
- 2017年 4月 12日
- 時代をみる
- シリアトランプ平田伊都子
2017年4月7日に、突然トランプ大統領がシリアを、トマフォーク・ミサイルで攻撃しました。 この軍事侵略をきっかけに、様々の疑問が明るみに出てきました。 アメリカの軍事侵略は違法では?、ヨーロッパ主要国とアラブ王国はこの軍事侵略を支持している?、ユダヤ人がトランプ政権を動かしている?、何故、トランプに敵視されているオバマ大統領は反論しない? 等々、疑問符は尽きません。 しかし、軍事侵略の仕掛け人が、トランプの娘婿クシュナー、美しいイスラエルの代理人であることは、疑問符なしです。
(1) アメリカのシリア軍事侵略は違法:
トランプは「シリアが化学兵器を使用した」という証拠を示さず、誰かが耳に吹き込んだネタを根拠に、僅か二日後、シリア空軍基地にトマフォーク・ミサイル23発をぶち込んだ。被害者のロシア軍とシリア軍によると残り36発は届かなかったらしい。とにかく、米軍ミサイルはシリア兵士6人と、子供4人を含む市民9人を殺した。トランプは「子供が、美しいベビーが殺されたからシリア空爆に踏み切った」と、もっとらしい人道的な開戦口実を、ヨルダン国王との記者会見で披露した。が、そのトランプが自身の手で4人の美しいベビーを殺したのだ。
ごく最近、トランプは証拠もなしに「オバマがトランプ・タワーを盗聴した」と騒ぎ立てた。その騒動の後始末もしないで、他国の主権を脅かす空爆をやってのけた!トランプは、国連安保理の決議もなしに、アメリカ議会の承認を問うこともなしに、同盟国と相談することもなしに、トマフォーク59発を飛ばした。世界の庶民は、「大量破壊兵器の所有」という捏造した証拠で、50万以上の美しいベビーたちとフセイン大統領を殺した2003年のイラク軍事侵略を忘れていない。
トランプという勝手気ままなアメリカ大統領が「アメリカ・ファースト」とか叫んで、アメリカ国内で芝居を打つのは勝手だ。が、他国のベビー殺しは、誰も頼んでない!
(2) G7外相会議参加国と2,3のアラブ王国が米軍事侵略を支持:
当然のことながら、イスラエルはトランプのシリア空爆を絶賛した。
「トランプの勇気あるシリア空爆に感謝する」と、シリアのアサドを天敵とするサウジアラビアの国王がトランプに早速メッセージを送った。トランプの横にいたヨルダン国王も賛意を示した。
トランプのシリア軍事侵略を受けて、2017年4月10日と11日にイタリアのルッカで、アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、ドイツ、日本、EUの7か国が対応を協議した。
しかし、化学兵器使用に関する真偽は検証されず、アメリカの軍事侵略は無条件で承認され、焦点はもっぱら、シリア軍事侵略を非難するロシアへの対応に絞られた。英国外相ジョンソンに至っては、シリアを支援する対ロシア制裁の強化論を持ち出した。
これらの諸国はアメリカに対して、どんな借りがあるんだろうか?何をやらかすか予測できないアメリカのトランプは、まるで北朝鮮の金正恩にそっくり!「あんな勝手気ままな動物たちと無理心中などしたくない」と、世界の庶民は心から祈ってます。
(3) ユダヤの王子がトランプ政権を仕切る:
「私が言ってたきたでしょ、シリアは空爆するのが一番」と、トランプのシリア空爆に便乗して、ヒラリー・クリントンが得々と語った。そのヒラリーは、オバマ政権で国務長官をしていた2011年5月2日、オバマ戦略室でオサマ・ビン・ラデイン殺害実況を、閣僚たちと共に観戦していた。オバマ戦略室風景は、2017年4月7日のシリア空爆実況を観戦するトランプ戦略風景と酷似している。大きな違いは、オバマ戦略会議はホワイトハウスなのに、トランプのほうはフロリダの別荘<マール・ア・ラーゴ>。遊び気分なんだ、
トランプ戦略室写真は、ホワイトハウスが意識的に流した。トランプ大統領以下、安全保障と戦略作戦を仕切る中心人物たちが、ペンス副大統領が報告する映像に見入っている。
座長はスッキリ爽やかなトランプの娘婿、ユダヤ人のジャレッド・コーリー・クシュナー(36)、トランプ長女イヴァンカの夫だ。クシュナーの祖父母はベラルーシ出身で、ポーランドに渡り、1948年にアメリカに逃げてきたアウシュヴィッツの生き残りだ。クシュナーの父は不動産デベロッパー、慈善活動家、民主党への大口献金者だったが、破廉恥な刑事事件を起こし、2004年に脱税、証人買収、選挙資金の違法献金など計18件の訴因で2年間の実刑判決を受けた。彼を訴追した検察官は、現在のニュージャージー州知事クリス・クリスティーだった。副大統領候補だったクリスティー知事を排除したのはクシュナーで、父の敵を取ったユダヤ人は「復讐は冷ましてから食べる料理である」と嘯いたとか、、
クシュナーはトランプの右腕だったステーブン・バノンを、さらに左腕のラインス・プリーバスを追い出そうとしている。いま、アメリカの心臓である国家安全保障会議(NSC)閣僚級委員会を取り仕切っているのは、ユダヤ人のクシュナーで、ユダヤ国家のイスラエルにアメリカは命を預けてしまった、、
(4)オバマ大統領は、何故、反論しない?:
トランプ大統領は就任以来、オバマの業績をことごとく潰しにかかってきた。オバマケアー(国民医療制度)、TPPの廃除、地球温暖化対策の軽減、オバマが保護してきた移民の廃除、イスラエルの入植に反対することに反対、、そして、証拠を提示することもなく「オバマは悪いやっちゃ、俺のトランプタワーに盗聴器を仕掛けた」と、何度も悪態をついた。
さらにトランプのオバマの引き摺り下ろしはとうとうアメリカ国境を越え、「弱腰のオバマはシリアを軍事攻撃をできなかった。俺がやる!」と、シリアをトマフォーク・ミサイルで空爆するという、一線を越えてしまった。アメリカでは、戦争宣言をすると大統領支持率が異常に上がる。 就任2か月後のトランプ支持率は42%でオバマのそれは63%だった。シリアに侵略した後、トランプ支持率は僅かに上がって51%。あの評判の悪いブッシュはでも90%を超えていた。
それにしても、ここまで馬鹿にされたオバマ大統領、、どうして沈黙しているのだろう?
新大統領への100日ご祝儀期間が終るのを待っているのだろうか?
アメリカは、うちら貧乏人に味方してくれる優しい国ではありません。 大金持ちトランプに一票を投じた貧しいアメリカの労働者の人々は、軽く騙されました。 もっとも、対抗馬のヒラリー・クリントンを選んでも同じことです。 ヒラリーの娘チェルシー(37)はトランプの娘イヴァンカの親友で、2007年米大統領選挙でイヴァンカたちはヒラリーに、合計6,000$の寄付をしました。 二人の婿はユダヤの大金持ちで、花嫁衣裳はトップデザイナー・ヴェラ・ウォンの作品で、チェルシーは結婚式に200万$以上かけたとか、、
ちなみに、時のオバマ大統領はヒラリー国務長官(当時)から、この超豪華結婚式に招待されなかったそうです。
結婚に際してイヴァンカはユダヤ教に改宗して<ヤエル>というユダヤ名を持ち、ユダヤ式の生活を送っているそうです。 なんたって旦那のクシュナーは、厳格な戒律を守る正統派ユダヤ教徒なんですから、、
文;平田伊都子 ジャーナリスト イラスト:川名生十 カメラマン 2017/04/12
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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