震災で亡なられた方の冥福をお祈りいたします。国会前行動は延期ですー連帯・共同ニュース第101号
- 2011年 3月 14日
- 評論・紹介・意見
- 九条改憲阻止の会
2011年3月14日
■ …言葉がでません。僕のなかではいろいろのことが浮かんでは消え、消えては浮かびますが言葉になりません。僕は高校三年生の時に伊勢湾台風を経験し、水の力の恐ろしさを知りました。津波を映像で見ながらあの時のことを想起し反芻しているのですが、この震災を語る適切の言葉はまだありません。ですから、この震災で亡くなられた方の冥福をお祈りし、行方不明者の帰還をと願うだけです。そして政府はあらゆる手段を用いて救援と復興の手助けをしろという以上のことは言えません。だだ、3月14日(月)~18日(金)、今日からですが予定していた国会前座り込み行動は延期しますので報告いたします。
■ 菅内閣の迷走と政争劇の泥沼に足を取られているだけの政界にたいして異議申し立てを、そのための意思表示をするために本日から国会前での座り込み行動を予定していました。この告知は既に連帯二ュースでしていたのですが、大震災のために延期することにしました。延期の期間などは不明です。現在はこの大震災のことを考え、会や諸個人が何が出来るのかも含めて検討中です。政府や政党はこの大震災の救援と復興を優先しその行動をなすべきでしよう。
■ 今度の大震災は自然から仕掛けられた戦争のような側面があるのではないかというのがテレビを見ながら感想ですが、改めてこの日本列島での中で地震が意味してきたことに思いがいたりました。横光利一が『旅愁』の中で日本という特殊性と地震のことを関係づけているのを思い出しました。この本は僕の本棚のどこかにあるはずだから読み直してみようと思っています。1995年の神戸大震災の時も言われましたが、これが今後の日本の行方に想像を超えて影響を与えるだろうということは確かなように思えます。
■ 今度の震災でもう一つ注目されるのは原子力発電所《原発》のことです。福島の第一原発、第二原発の被災状況を僕らはテレビなどの報道でしか知り得ないのですが。こちらは天災というよりは人災というべきものとしてみなければならないところもあるように考えられます。まず、正確な情報の公開を望みますが、政府や東京電力の奥歯に物がはさまったような言い方にはいらいらします。ネットメディア等も含めて情報の入手をしたいものです。9条改憲阻止の会の緊急会議ではたんぽぽ舎の方から状況の説明を受けました。今後も連絡をお願いしました。原発問題
では緊急行動の提起があるかも知れません。注目していてください。 (文責 三上治)
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔opinion0376:110314〕
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