テント日誌8月24日…暑い、メチャ暑い
- 2017年 8月 25日
- 交流の広場
- 経産省前テント
経産省前テント1807日 (9・11より2170日目)
うっとうしい騒音 8月21日(月)
テント撤去1年が経過した。昨年のテント撤去翌日は台風9号が接近していた。座り込み初端の月曜担当として手探り状態でスタートしたのを思い出す。
8月1日から20日連続の雨が観測され40年ぶりと報道される。曇り空に雨の時間を気にしたがセットを終えると青空が拡がり暑さがぶり返した。セミも25℃を超えると一気に鳴きだす。資料箱にeシフトの「どうする?これからの日本のエネルギー」リーフレットがあったので撒く。30℃超えの直射日光が厳しくなりパラソルと冷水ポットを事務所に取りに行く。
総務省屋上のヘリポートでは晴れた日に消防庁の最新ヘリによる離発着の訓練飛行が続いている。騒音が官庁街一帯に響き渡るがオスプレイはこの比ではないのだろう。米軍のイージス艦含めた事故の多発と超高額軍事費の増大が気になる。
1時半ごろ田中龍作氏が通りがかり取材内容を聞くと「財務省」とのこと。出入り口で取材があるようでTV班も含め記者が10人程集まっている。「森友問題」で籠池前理事長の再逮捕報道があり関連性があるのか気になる。2時半に財務省出入り口で囲み取材が始まったので野次馬根性丸出しで駆けつけると、「森友・加計問題を許さない市民の会」の醍醐聡氏が佐川国税庁長官の虚偽の国会答弁撤回と国税庁長官の辞職を求めた10,706筆署名提出後の囲み取材だと分かった。佐川長官の就任会見拒否に対し内部から疑問と批判の声が出ているのは当然だろう。国有地売却の記録廃棄は「ウソ」であることが明白。囲みの内容は田中龍作ジャーナルに速報されたが、今日の申し入れをメディアが「取材はしたが黙殺」しているは疑問だ。露骨な「国会答弁のウソ」をつき通した人物が出世する国民をなめ切った政権の驕りは許されない。醍醐氏が語った「佐川は長官のクビを締めた」は言いえている。
右翼街宣車からの罵声、ヘリの爆音、セミもヒートアップせざるを得ない? (I・M)
「やぶ蚊」に悩まされる 8月22日(火)
座り込みの準備をしていると、鳩や雀が直ぐ近くで食事の催促、終了後持参した食パンをちぎって与えると、直ぐに鳩が20数羽、雀が6羽舞い降りて来て、あっという間に用意した餌はなくなった。
今日も、八王子のKさんより例のお煎餅二袋の差し入れがあり、またこの前差し入れして頂いたFさんからも冷たいビタミンレモンの差し入れがありました。天気は真夏のぶり返しか、陽射しが強くその上に蒸し暑く皆さん感謝して頂きました。16時半頃より、やたらと「やぶ蚊」が出てきてかなり悩まされる。
お仕事からの帰宅途中らしい若い男性が、こちらを見てチラシを持って行って良いですかと声をかけて来ましたので、どうぞ、どうぞと言うと自分で持って行かれました。このような人が、沢山出て来ることを期待して本日の座り込みは終了。(Y・R)
暑い、メチャ暑い。地面は40度だった。 8月23日(水)
今日は午後2時過ぎに正清さんが来られた。佐藤さんと話があって。
ニコニコと満面の笑みを浮かべて、風に吹かれているような歩き方で来られた。お元気そうだった。みんなと握手しまくっておられた。
お知らせが一つある。
8月28日(月)~31日(木)まで、「経産省と東電は福島原発の責任をとれ、福島を忘れるな」ということで、経産省前の座り込みの場所でハンストを計画している人が来られた。断固やると言っておられた。力強い!
檄が発せられたら、皆さんも集まってほしい。
霞が関に用事で来られた方が座り込みをして、お弁当を食べていかれた。それでいいのだ。(T)
秋の気配のツクツクボウシの鳴き声も聞こえて… 8月24日(木)
久しぶりに太陽ギラギラで何となくほっとした気分だが、暑い!
12時少し前、経産省前に着くとヨーカンさんとYさんが準備中
テント前は昼食に向かう人で賑やかだが誰も私たちのこと気にする人はいない。
プラタナスの木陰に椅子を移動して座り込み、
熱中症にならないようにと水分補給するとすぐ汗になって困った。
相変わらずミンミンゼミがうるさいが、ツクツクボウシの声が混じって聞こえたので秋の気配も感じられる。
ヨーカンさんが規制委員会の「実用発電用原子炉の設置運転に関する規制一部改訂」に関するパブコメのこと教えてくれた。
40年越えの原発の審査を受けやすくするらしい。
帰って私も出さなければと思った。
しばらく3人だけの座り込みだったが2時ごろIさんが来てくれ鹿児島で地震があったことを教えてくれた。
日本中地震のない日はないくらいあちこちで起こっているのだから原発はやめないと…
3時少し前午後当番のSさんが現れたのでヨーカンさんとテントを離れた。 (I・K)
テントニュース119号を添付しました。
::::
9月11日に経産省前では集会があります。ニユースを開いて見て。
「福島とともに」ブログを更新しました。
第二テントのブログです。見てください
8/19テント強制撤去抗議 1周年イベントの様子(その一)です。
http://fukusimatotomoni.blog.fc2.com/
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その41
原子力発電は「ゼロ・エミッション」ではない! 「死の灰」を生む「海温め装置」・温排水大河だ
~「エネルギー基本計画」策定で間違った判断をするな~
木村雅英(経産省前テントひろば)
8月9日に総合資源エネルギー調査会基本政策分科会で、新たに「エネルギー基本計画」の検討を開始し、事務局作成資料の3ページ目に「30年ミックスの進捗~着実に進展。他方で道半ばから」と題する表があり、そこで「ゼロエミ電源比率」の行で原子力発電をゼロ・エミッションと扱って原発稼働増により2030年にはゼロエミ比率が上がるとしている。
しかし原発はゼロ・エミッションでは絶対に無い。
例えば、ウィキペディアには次の記述がある。
<ゼロ・エミッション(zero emission)とは国連大学が1994年に提唱した排出ゼロ構想である。
原子力発電は二酸化炭素の直接排出はないが、ウラン採掘から放射性廃棄物投棄まで、様々な局面で化石エネルギーを使用しており、総合的に見るとかなりの二酸化炭素を排出している。また、原子力発電の際に大量に発生する放射性廃棄物が、どのようなエミッションに当たるかは議論されるべきものであるし、数十万年以上放射性廃棄物を安全に投棄する技術が、未だ確立されていないという課題も残っている。
さらに「隠される原子力 核の真実」(小出裕章、創史社、2010年12月)から重要な記述を紹介する。
◆ 地球温暖化の原因は多様であり、二酸化炭素だけが原因ではありません。そして本当に大切なことは、生命環境を守るためにはエネルギー浪費を減らすことこそ必要なのに、それがむしろ見えなくされてしまっています。
◆ 原子力発電もまた大量の二酸化炭素を放出する
以下は、図23「100万kwの原発を一年間運転するのに必要な作業」から
★ ウラン鉱山 残土240万トン、ウラン鉱石13万トン
★ 製錬 残滓13万トン、低レベル廃物、天然ウラン190トン
★ 濃縮・加工 劣化ウラン160トン、低レベル廃物、濃縮ウラン30トン
★ 原子炉低レベル廃物ドラム缶1000本、使用済み核燃料30トン
★ 再処理 高レベル廃物固化体30本、中レベル廃物、低レベル廃物、プルトニウム300kg
◆ たしかに「発電時」核分裂現象は二酸化炭素を生みませんが、その代わりに生むものは核分裂生成物つまり死の灰。
◆ 膨大な温排水で生態系に悪影響、原子力発電所は「海温め装置」
★ 300万kwのエネルギーを出して、200万kwは海を温めている、残りのわずか三分の一を電気にしているだけ。
★ 100万kWhの原子力発電所の場合、一秒間に70トンの海水の温度を7度上げる
★ 原子力発電所を造るということはその敷地に忽然として温かい大河を出現させること。
最後の大河出現について、例えば「原子・原子核・原子力」(山本義隆、岩波書店)によれば、川内原発2基の排水量は合計毎秒133トンで、川内川(九州第2の一級河川)の平均流量毎秒108トンを上まわっている。
今期中にまとめるという「エネルギー基本計画」検討をしっかり監視して、経産省・エネ庁の横暴を止めよう。
・・・・
8月25日(金)5時~6時経産省前抗議行動
官邸前抗議行動は6時から(首都圏反原連)
首都東京に一番近い原発・老朽原発「東海第二原発」を動かすな!
20年運転延長を許すな!8/26ヒューマンチェーンに参加しよう
・・・・
日時:8月26日(土)13時20分より15時
会場:東海村阿漕が浦公園 ヒューマンチェーン14時40分より
主催:原発いらない茨城アクション実行委員会
たんぽぽ舎も参加します。
呪殺祈祷僧侶団 月例祈祷会 8月31日(木)
経産省前にて 午後3時よりあります。
・・・・
9月3日(日)「アベ政治を許さない」を一斉に掲げる日
13時 国会正門前にて
9月11日(月)の経産省前集会はチラシやニュースをみてくだい
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。