2つのラテンアメリカ関係の展覧会の案内
- 2017年 10月 18日
- 催し物案内
- ラテンアメリカ土方美雄
共に、10月21日(土)からラテンアメリカ関係の2つの展覧会が開催されます。
ひとつめは、上野の国立科学博物館で、来年の2月18日(日)までの会期で開催される「古代アンデス文明展」です。これまでの古代アンデス文明展は、どうしてもインカに特化した展示が多かったですが、同展は形成期のカラルに始まり、チャビン、ナスカ、モチェ、ティワナク、ワリ、シカン、チムー、そして、インカに至る各時代&地域の文化を、時系列に沿って概観できるような展示になっています。混むでしょうが、おすすめです。
もうひとつは、北浦和の埼玉県立近代美術館で、12月10日(日)までの会期で開催される「ディエゴ・リベラの時代展」。メキシコ壁画運動を代表するリベラの作品を中心に、同時代の画家たちの作品も併せ紹介する展覧会で、メキシコ国立芸術院との共同開催です。ベラスコやフリーダ・カーロ、レオナール・フジタ等々の作品も展示されるようです。JRの北浦和駅西口3分。東京方面からは遠いですが、私も頑張って行きたいなぁ・・と。
それから、以下はラテンアメリカ関連ではありませんが、紹介させて下さい。
外苑前のワタリウム美術館で、10月20日(金)~12月10日(日)の会期で、「リボーンアート・フェスティバル東京展」が開催されます。
今年の9月10日まで、宮城県石巻市で開催された同フェスティバルの展示物を、出展アーティスト自身が再構成し、展示するもので、国内外から多くの現代アーティストが参加し、東北大震災の復興への願いを込めて開催され、大きな反響を集めたリボーンアート・フェスティバルへ行けなかったという人への、朗報です。ご興味があれば、是非是非。
なお、いずれの展覧会も、詳しくは、各美術館のHPを検索し、ご参照下さい。
土方美雄 http://ameblo.jp/hijikata/
フリーランスライター、「ラテンアメリカ探訪」世話人、古代アメリカ学会会員、「リプレーザ」編集長
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。