ささや句会 第38回 2017年10月25日水曜日
- 2017年 11月 11日
- カルチャー
- 公子
結ふ食 楽屋(ささや)にて
評者 新海あぐり
鬼灯の一つ置かれし友の墓 新海あぐり
・先日、友人の七回忌の墓参りをしたときの実景。彼女より頂いた句かも
コスモスの風受け人を好きになる 新海あぐり
・この明るさと単純さは小学生のレベルか。俳句は老人と童にさせよ、と芭蕉
山寺の回天之碑や秋麗 新海泰子
・佐久の貞祥寺にあります。山寺(+)回天之碑(マイナス)秋麗(+)一句の中にマイナス
ばかりではなく、プラスと、マイナスの両方の要素を入れるとよいと言われます。
啄木鳥の音警鐘のごとく聞き 合沢舞祥
・警鐘がユニークだが、「ごとく」俳句は嫌う人も。「音」を「聞く」が平板か?
空つぽになりゆく母や青瓢(あおふくべ) 新海あぐり
・両腕を空っぽにして鶴帰る(正木ゆう子)には負けている。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔culture0551:171111]
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