テント日誌12月25日…片足のない鳩も元気
- 2017年 12月 27日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
後明日は冬至 柚子をいただいた 12月21日(木)
座り込みの準備が終わると、直ぐに八王子のKさんが例の、お煎餅を差し入れてくれました。Kさんは今日の10時から行われた、「裁判所前の男」が12月7日(木)に東京地裁の法廷前廊下で「建造物不退去罪」で現行犯逮捕され、未だに丸の内警察署に不当勾留されている。その「勾留理由開示裁判」を傍聴された後座り込みに参加してくれました、行われた裁判はすざましい弾圧法廷であったようです。
14時からは、Kさん本人原告の「日の丸・君が代」強制反対の裁判があり、(都教委の思想・良心の自由の侵害に対する極めて重要な戦いであります)私も座り込みを一時離れて、傍聴して来ました。裁判所から経産省前テントひろばに戻ると、大勢の人達が座り込んでいてくれていて感激。
遠く鎌倉より来られたMさんも、前回イチャモンを付けられたプラカードを掲げて最後まで参加され、また「731部隊」の資料提出を求める裁判を傍聴された方々等も座り込み、賑やかな一日でした。勿論、常連のSさんや付き添いのKさんも最後まで座り込んでいました。明日は冬至なので参加者の人より柚子を頂きました。感謝(Y・R)
日中は暖かだったが… 12月22日(金)
朝のテレビの天気予報で、今日は暖かくなります。との言葉通りお昼からはポカポカ陽気。久しぶりの暖かさだと思って座り込みを始めた。のんびり読書を始める。人通りはかなり多いのだが静かな雰囲気で座り込みが続いた。
青い警察車両が来て若い警察官がやって来た。小さな声で、ここに物を置かないでください。と申し訳なさそうに呟いていく。
3時を過ぎたころ、風が出てきて寒さを感じるようになるが、カイロ2枚を腰に貼って暫く経つと寒さを感じなくなった。
沖縄の辺野古の座り込みに参加を希望する人が多く、年内に行く人や年が明けてから行く人など話題にしている。私も行ってみたいのだが誰か一緒に行かないかなと思う。
浦和のKさんが久しぶりに座り込みに参加する。Kさんがいると回りが賑かになってよい。3時半ごろ、文科省前で「朝鮮学校に無償化の適応を」の運動をしているMさんが通り掛かり立ち寄っていった。たんぽぽのMさんとの会話も弾んで、来年こそ安部打倒で頑張ろうと意気投合。
4時を過ぎたので私も文科省前に向かった。(S・S)
経産省本館前でリーフ配布、顔なじみの方も受け取る 12月22日(金)
文科省前の朝鮮高校差別反対のコールが終わる頃、経産省本館前でHさんの司会で抗議行動を開始。関電が大飯原発1、2号機の廃炉決定の報で元気づく。「座り込め」の歌が続く中でTさんも到着、いつものFさんはじめ多くの人が原発の事故・核のゴミ・放射能汚染の問題を指摘した。
その間に私は再稼働阻止全国ネットワークのリーフレットと自前散らしを配布、急ぎ足で帰途につく人々とともに、テントがある頃からの顔なじみの方が笑顔で受け取ってくださると嬉しい。
首相官邸前で多数の警備警官の妨害をくぐり抜けて「裏」に到着、安倍政権の悪政を大声で追及。8時頃に経産省本館前に戻ると、Oさんがどっかり長椅子に座り、Hさんが暖かい飲物をサービス。正門前では火炎瓶テツさんが大声で経産省に抗議している。世界は再生エネルギーの時代。経産省よ、早く目を覚まして脱原発にかじをとれ!(K.M)
片足のない鳩も元気に生きている 12月23日(土)
雲が殆どない青空。その色は国連旗の水色を想わせた。風もなく暖かくて昨日が冬至だったなんて。経産省の旗竿には日章旗がふたつ。Iさんが普段ならある経産省の旗がないと言う。この間の強風で飛ばされたのか?
例の片足の鳩が今日もいた。信じられないことに地面の上を素早く器用に走っていた。頑張ってきたものね。明日はもっと良くなるよ。
・・・・盛り上がった話し声で目が覚めた。最後の審判作成中のミケランジェロのように頭を真上にあげた状態で目が覚めた。いつの間にか眠っていたようだ。話に参加できなかったのが残念。
〇トランペット狂騒曲破綻調
国連総会のエルサレム首都認定の撤回を求める決議案で日本が賛成したのには少し驚いた。誰がポチのリードを引っ張ったのか興味があるところだ。
〇愛媛県松山市の堀内美鈴さんから蜜柑の差し入れが届きました。
早速試食、爽やかに甘く美味しかったです。 (O・O)
多くの人が訪れた一日だった 12月25日(月)
きょうはいつもの月曜日と違って大勢の人が座り込みに参加して下さった。一番目はドンキホーテ氏。12時半頃、自宅で作って来てくれたおむすびを大量に差し入れて下さった。これから原子力市民委員会の院内集会に参加されるとの事で急いでそちらに行かれた。その集会に参加されたO女子がテントに寄られ分厚い資料集を見せて貰った。これを読みこなすにはかなりの時間と労力が必要と感じた。田中一郎さんあたりが要約したモノを作って下さると有り難いのだがと、ふと思ったものですー田中さんも代表メンバーに名を連ねておられるとの事でしたので。
二番目は正清御夫妻。大きなチョコ菓子を差し入れして下さり、皆で美味しく頂いた。きょうは家庭裁判に用事があり、私もお付き合いしたのです。最近の正清さんは足腰が弱って来ていて、朝起き上がるのも一苦労でその為かこの1ヶ月の間に二度も転倒して顔にけがをされ救急車で運ばれるという事があり、今奥さんが同居して面倒を見ている状況で、目黒区の民生委員と相談されている所です。きょうの正清さんは睡眠が浅くて家庭裁判所では寝ている事が多かったのですが、午後は眠気も取れ久しぶりに会った人達と談笑され正清さんらしく振る舞われておられた。いつまでもお元気にと願うばかりです。冷たい強風が吹いていたので陽射しがあるうちに帰られました。
その次はレジェンド・Sさん。1時過ぎに一人で来られた。月曜日なので国会前の抗議行動はどうしたのと聞くとあるのかどうか分からないので直接テントに来られたとの事でしたので、いつも面倒を見られているKさんに連絡した。残念ながら連絡は着かなかったが夕方、埼玉のHさんと来られた。きょうが今年最後の抗議行動との事だった。横浜のOさんは午前中に用事がありそれを済ませてテントに寄って下さった。
最後は三上さんのお友達の名誉教授さん。専門はユーゴスラビア史。この前参加した三上さんらの学習会に来られていたが、あちこちに論文を書いて問題提起しているのだが誰も読んでくれないとぼやいておられた。きょうもひとしきり早番のSさんに自説を説明されていた。太陽がビルに隠れてからは経産省からのビル風に顔を痛め付けられっぱなしだったがなんとか乗り切った。これからももっと厳しい寒気にさらされるであろうが、全国の反原発運動との期待と励ましに応えられるようより一層の重装備で頑張らねばと誓った、きょうの座り込みでした。(保)
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12.27規制委緊急抗議行動
~東電柏崎刈羽原発の再稼働を認めるな~
日時:2017年12月27日(水)10時~13時(定例会議は10時半~12時)
場所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前 港区六本木1丁目9番9号)
東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」から「泉ガーデンタワー」を経て徒歩4分 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」徒歩8分
主催:再稼働阻止全国ネットワーク 及び 原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動
その他:抗議・申入書を原子力規制委員会に提出します(10時過ぎ)
小雨決行(柏崎刈羽6,7号機設置変更許可が議題に上がらなければ中止)
54基の既存原発の再稼働を推進してきた原子力規制委員会が、柏崎刈羽原発の設置変更許可(「合格」と報道されている)を年末の12月27日(水)の定例会議で認可すると報道されました。
福島原発事故を起こした東電、イチエフの収束も廃炉への道も被害者賠償も見えない中で膨大な費用を国民に税金と託送料金で払わせている東電、免震重要棟の基準地震動未達を3年もひた隠しなど数々の不祥事を起こしている東電、トリチウム汚染水問題で漁連を怒らせた東電、こんな東電に原発再稼働を許すことはできません。
10月4日の定例会議で確認してパブコメをかけ締め切ってから一カ月半も経過して年末最後の定例会議で決定しようとするのは、904件のパブコメ意見に対してまともに回答できなかったからでしょう。
緩きに過ぎ合理性を欠く「新規制基準」と甘い甘い審査ゆえ、柏崎刈羽原発の再稼働は非常に危険です。それだけでなく、東電は規制委が新たに持ち出した「適格性」が無いばかりか、原子炉等規制法43条の3の6の「経理的基礎」も「技術的能力」もなく同法に適合しません。
東電福島第一原発事故を起こした東電が、イチエフの廃炉への道も全く見えていない中でその費用を「国民」に押し付け、さらに再稼働を認可されるなんて、私たち「国民」はなめられているのではないでしょうか。
怒りを結集しよう!
定例会議は、12月27日(水)10時半から開催されます。
定例会議開始前の10時に原子力規制委員会前に集まって抗議を開始し、定例会議を傍聴する方はそのまま中に入り、残った者は続けて外から抗議を続けます。また、今回は、抗議・申入書を10時10分に提出します。
みなさん、是非六本木ファーストビル前に結集願います。
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その53
六ヶ所村再処理工場の工場完成時期を延期24回目、「18年度上期」から3年先
~いつまで騙し続ける「核燃料サイクル」? いつまで六ヶ所に押し付ける核のゴミ?~
木村雅英(経産省前テントひろば)
12月22日に日本原燃株式会社が再処理工場の完成を3年延期した。その一カ月前の11月24日、経産省前テントひろばの院内ヒアリング集会の折に資源エネルギー庁の担当が「六ヶ所再処理工場は2018年上期の竣工予定」と何度も何度も答えていたが、やはり嘘だったのだ。既に規制委の審査が止まっていたから当然だが。それにしても、今回の延期は何と24回目だそうだ。おまけに、MOX燃料加工施設の事業開始時期も「平成31年度」から「平成34年度」に3年延期した。
既に、経済的にも技術的にも破綻している「核燃料サイクル」の実現は、中心施設の度重なる延期で一層困難になった。経産省・エネ庁は、猛省して事業者に再処理を義務付けることを止め、「核燃料サイクル」断念をできるだけ早急に発表するべきである。なお、この延期に伴い日本原燃が「再処理施設の使用計画」を公表した。向こう3年間の在庫量がこのまま維持される。燃料体数がBWR8583体、PWR3486体、ウランの量はBWRもPWRも1484トンで合計2968トン。プルトニウム製品在庫が6658kg(6.7トン)、ウラン製品在庫が365548kg(365トン)だ。 原発の電気を使う訳でもない六ヶ所村にこれだけの危険な核のゴミが引き続き押し付けられたままなのだ。
更に、12月25日には「2017年度第10回低レベル放射性廃棄物の受入れの延期について」を公表し、「第10回(九州電力(株)川内原子力発電所分200リットルドラム缶320本)の受入れについて、低レベル放射性廃棄物埋設センターの2号埋設クレーンの不具合対応に期間を要したこと、および、低レベル放射性廃棄物搬出検査装置の放射能測定プログラムの不具合に対する原因究明等に期間を要していることから、関係者間で調整した結果、受入れを延期することとしました。」と発表した。多くの不具合による延期と日本原燃の技術力も信頼性も大問題だ。が、一方で私たちに報道されることもなく、大飯・高浜・浜岡・玄海・島根・美浜・川内・東海第二・敦賀などの各「搬出元」から毎月ドラム缶が運び出され、年間で合計13712本ものドラム缶が六ヶ所村に運ばれている現実を再認識させられた。まるで、基地を押し付けられる沖縄のようだ。青森県、六ヶ所村が怒って、使用済燃料処理機構(NURO)との覚書(再処理事業困難=>燃料を施設外へ搬出)に基づきこれらの返還を申し出て当然だと思うが…。
12月28日(木)5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
定例の29日(金)の抗議行動は休み。
12月29日(金)の反原連の官邸前抗議行動は官邸前のみ
(6時30分)で、国会正門前は休み。
年末年始の経産省前テントひろばの行動
★経産省抗議行動
年末は仕事納めの28日(木)に抗議行動、29日(金)は休みます。
日時:2017年12月28日(木)17時~18時(29日は休み)
場所:経産省本館正門前
主催:経産省前テントひろば
年始は1月5日(金)から実施します。
★経産省前座込み行動
年末、年始も毎日経産省本館前で座込み抗議を実施しています。
平日:12時~17時(冬時間)
年末・年始・土曜・日曜・休日:12時~16時
○紅白歌合戦
12月31日(日)19時~24時
経産省本館前
ヴォーカル、合唱、合奏など
○年始餅つき
1月4日(木)(12時までに事務所で餅つきを行う)
経産省本館正門前(12時~14時)にて、餅各種、豚汁等を振る舞う。
ご近所(省庁)回り、経産省抗議初め
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