福島いわき市の老人センターへ救援物資を届けました 連帯・共同ニュース第102号
- 2011年 3月 29日
- 時代をみる
- 9条改憲阻止の会救援物資
2011年3月29日
■ 高速道路を走る車の外は春めいた気分を感じさせるものでした。これが旅行ならば(?)という思いにかられたのですが、そうでなくともやはり気分を和ませてくれるところはありました。幾分か窮屈なトラックの席の窓際の方に乗せてもらっていたためかもしれません。運転の正清さんは神経を使って窓の外の風景どころではなかったろうし、真ん中の長船さんは身を小さくして我慢してくださったのだろうと思えるからです。出発が当初よりは少し遅れたために気分はせいたのですが、15時過ぎには打ち合わせ通りの老人センターに着きました。僕らの運んだのは飲料水(10㍑容器入り100個)、他にマスク・フエイスタオル・軍手・長靴・ロールペーパー・じゃがりこ(お菓子)などですが、飲料水は歓迎されました。帰りの途中でお会いした市内の方も直接被害に会わなくても飲み水がなくて困っていると言っていました。この老人センターは90人程居るとのことでしたが、併設している病院(240人収容)にも役立つとのことでした。
■ 今回の行動は長船さんの提起ではじまりました。僕らの会は政治運動や社会運動には経験者は多くいるのですが、こうした救援活動(ボランティア的活動)は経験が少なくいろいろの意見があります。論議は今後も続けてもらえばいいが、家族や身内と行政機関などでは不十分な所を補う活動は困難であるが必要であると思います。今回の東日本大震災は被害が大きい上に原発災害が加わり従来とは違う救援活動を必要とされているように思います。特に原発災害がどのように展開していくのか、それが人々の生活に何をもたらすのか不透明であり、混乱を生みだす可能性はあります。福島第一原発の20キロ圏が避難地域の対象になっていますが、これが拡大すれば一層の混乱は予想されます。現在では明らかにされていない情報が表に出れば事態は進行すると想像できます。その場合に水や野菜などの食材の問題が浮上するかもしれません。これからの救援物資について現地の方が野菜や果物などの食材を望んでおられたのは示唆的です。
■ 今回の行動は東日本震災緊急支援市民会議(9条改憲阻止の会、明大土曜会、ルネッサンス研究会、緊急意見広告の会、変革のアソシエ、伊達判決を生かす会、「未来」編集委員会など)の第一弾として行ったものです。継続して第二弾、第三弾を行いたいと思います。義捐金等はこちらにお願いします。<郵便振替口座>00150-4-742044 9条改憲阻止の会 (「東日本大震災救援カンパ」と明記して下さい) (文責 三上治)
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
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