【案内】<賛同急募>原子力規制委員会、更田豊志委員長への抗議・要請書~2月3日12:00まで
- 2018年 1月 24日
- 交流の広場
- kimura-m
団体賛同募集メールを転送します。
よろしければ是非どうぞ。
脱原発福島ネットワークの佐藤和良です。
原子力規制委員会、更田豊志委員長への抗議・要請書への団体賛同のお願い、です。
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<賛同募集中>更田委員長のトリチウム水海洋放出発言に抗議し
トリチウム水の安全な保管を求める要請書
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原子力規制委員会の更田豊志委員長は、昨年12月から、東京電力福島第1原発事
故による避難指示区域やその周辺など13市町村の首長と会談して、東京電力福島
第1原発事故のタンク貯蔵トリチウム汚染水について、「希釈して海洋放出する
以外の選択肢はない」「年内にも結論を出すべき」と繰り返し強調した、と伝え
られております。
このように、規制当局でありながら、東京電力福島第1原発事故の収束作業中に、
なお、被害住民や被災者はじめ関係当事者を蔑ろにして、一方的に物事を決め、
押し付ける、いのちよりコストを優先する、原子力規制委員会と更田豊志委員長
の姿勢を認める訳には参りません。
安易すぎるトリチウム汚染水の海洋放出は、到底許されるものではありません。
私たち「脱原発福島ネットワーク」は、このような原子力規制委員会と更田豊志
委員長による意図的な放射能汚染水の放出にたいして、改めて全国の市民団体の
皆さまとともに「抗議・要請書」を提出公表し、「ストップ・汚染水」の広範な
声を挙げ、命の海へのさらなる放射能放出を止めたいと願っております。
ぜひとも、沢山の市民団体の賛同をお願いいたします。
●「抗議・要請書」に賛同頂ける団体は、2月3日(土)12:00までに下記宛先に、
メールで連絡をお願いいたします。
2月8日に、原子力規制委員会に「抗議・要請書」を提出し、団体名を公表させ
ていただきます。
件名に【更田豊志委員長への抗議・要請、賛同】と明記の上、賛同団体名と団体
の所在都道府県名をお知らせください。
メール送り先: kazu_obr@f3.dion.ne.jp
「抗議・要請書」は2月8日に原子力規制委員会に提出します。
文案は以下の通りです。(小さな修正が入る場合がありますのでご承知おきくだ
さい。)
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原子力規制委員会 委員長 更田 豊志 様 2018年2月
更田委員長のトリチウム水海洋放出発言に抗議し
トリチウム水の安全な保管を求める要請書
貴職は、昨年12月から、東京電力福島第1原発事故による避難指示区域やその
周辺など13市町村の首長と会談して、東京電力福島第1原発事故のタンク貯蔵ト
リチウム汚染水について、「希釈して海洋放出する以外の選択肢はない」「年内
にも結論を出すべき」と繰り返し強調しました。
タンク貯蔵トリチウム汚染水について、福島県漁連は「トリチウム水の海洋放
出には断固反対する」との姿勢を堅持しており、清水敏男いわき市長は、貴職の
訪問の際に、「風評被害を考慮した処分方法を、専門的な見地から検討してほし
い」と伝えています。また、トリチウムの濃度に関わらず海洋放出すべきではな
いとしてきた吉野正芳復興大臣は、「これ以上、漁業者に迷惑をかけることはし
てほしくない」と否定的な考えを改めて示し、海洋放出以外の処分方法を議論し
ていくべきだとの認識を示しました。
翻って、経済産業省は、汚染水処理対策委員会「トリチウム水タスクフォース」
による「希釈後海洋放出」が最も短期間・低コストで処分できるとのタンク貯蔵
トリチウム汚染水の処分方法報告書に基づき、「多核種除去設備等処理水の取扱
いに関する小委員会」を設置し、「風評被害などの社会的な観点」「被ばく評価
に基づく影響」などの観点から、関係者からのヒヤリングを実施し、協議を続け
ています。
「希釈後海洋放出」は、総量80万トンのトリチウム汚染水を1日400トン処分
し、告示濃度の1リットル当たり6万ベクレル以下に海水と混ぜて海に最長66ヶ
月(約5.5年)流すシナリオです。東京電力の運用基準1リットル当たり1500ベク
レルを40倍緩め、2013年12月時点でも800兆ベクレルとされるトリチウム総量は、
事故前の東京電力保安規定の年間放出管理基準値22兆ベクレルの40倍近くです。
事故前2009年度の福島第一原発のトリチウム海洋放出実績は2兆ベクレルで、タ
ンク貯蔵トリチウム総量800兆ベクレルを海洋放出すれば、約5.5年で400年分を
放出することになります。トリチウムの放出は、サブドレン等の汚染水だけで一
日9.65億ベクレルとされ、貯蔵タンクを含め総量1,000兆ベクレルものトリチウム
の海洋投棄は、海洋生態系への影響と共に、事故後の福島の漁業と水産業に深刻
な社会的影響を与えることが否定できません。
貴職は、首長訪問の結果、「海洋放出することに対し首長の中に大きな反対は
なかった」「科学的、技術的に影響が出ないことは理解してもらえているようだ
が、風評被害の問題は大きく捉えているようだった」「規制当局の役割を超えて
でも説明に加わりたい」とし、放出する処理水の濃度制限値や水量の管理目標値
の科学的根拠などを説明すると述べた、とされています。
貴職が「海産物や環境に影響が無いことは科学的に明確だ」という時、「なら
ば東京湾に流してほしい」と怨嗟の声が沿岸住民からきこえてきます。東京電力
が先頭に立たないから問題なのではありません。規制当局でありながら、東京電
力福島第1原発事故の収束作業中に、なお、被害住民や被災者はじめ関係当事者
を蔑ろにして、一方的に物事を決め、押し付ける、いのちよりコストを優先する、
貴職と原子力規制委員会の姿勢こそ、問われているのではないでしょうか。安易
すぎるトリチウム汚染水の海洋放出は、許されるものではありません。第一原発
サイト内旧7・8号機増設予定地や中間貯蔵施設用地なども含めて、安全な陸上保
管を求めるものです。
この際、わたしたちは、下記の通り申し入れ、文書による速やかな回答を求め
ます。
記
1、福島第一原発事故トリチウム汚染水の海洋放出に関する貴職の安易な発言を
陳謝し撤回すること。
2、トリチウム汚染水海洋放出の総量、管理基準、放出方法等について、
市民説明会を開催すること。
3、トリチウム汚染水の安全な保管について、タンク保管や固化保管等安全な
陸上保管を進めること。
以上
呼びかけ団体 脱原発福島ネットワーク
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