テント日誌3月15日…財務省前も国会前も連日抗議の声
- 2018年 3月 18日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
闘いの継続こそが力だ 3月7日(水)
朝は寒かった。経産省前に向かう道でK爺に会った。K爺は経産省前に行ったが座り込み当番がまだ来ていないので、事務所に、手伝いに行こうと思ったと言われた。座り込みグッズをK爺にも手伝ってもらいセット。
そのあと、当番のAさんは国会前で行われている「国会審議のデタラメ」(文書書き換え)に対する抗議行動に参加し、ためにK爺とかTで座り込み。寒いせいか新たな参加者はなく当番のOさんが来た段階で、K爺はべつの行動に。その後、遅番のTっちゃん、Fさんが来る。Tっちゃんは今日もパンをつくってきてくれる。何時食べても本当にうまい!
この日は国会前で夜も安倍内閣やめろという抗議行動が行われた。
また、定例の第一水曜日の東電前口語行動も行われた。3.11が近づいてきている。闘いの継続こそ力だ。(T・I)
今日は3月11日、東電前の抗議集会もあり 3月11日(日)
今日は311東日本大震災から丸7年が経過した。日本各地で記念の行事や抗議行動が行われる。ここ霞が関周辺でも反原連や左翼系デモが行われる。何となく騒がしいが座り込みは粛々といつも通り行う。座り込み開始の時にはテントの記録写真を撮り続けているSさん、音楽隊のイッシーさん、ワッシーさんのお二人と横須賀のMさんが来ており311だなと感じさせる。
私は1時半からの東電前抗議に参加で座り込みを中断して新橋の東電本店へ向かう。座り込みも継続しての抗議だが東電前抗議も「たんぽぽ」とテント広場の共同主催で今日まで続いている。ゲストの落合恵子さん、鎌田慧さん、木村結さんらが東電と原発政策に対する抗議のスピーチを行い、東電への申し入れをしたところで座り込みが手薄なこともあり経産省前へ戻ると人数は少な目で4~5人位だったので私も座り込みを行う。革マルのデモが目前を通るもエールは送らず警官に囲まれて通り過ぎた。
道路を挟んで向かい側の財務省理財局が入る3階の窓は日曜日にも拘わらず明々と電気を灯して何やら大変な様子が伝わってくる。安倍は公権力を私物化し、安倍様のいうことを効かなきゃ左遷し、いうとおりやればご栄転の出鱈目首相の汚い膿が溢れ出て欺瞞渦巻くいやな匂いが充満している。公人と私人の区別がつかない輩が政治を担うとこのようことになるのは当然の理であるが、先の選挙で自民を勝たせた野党と有権者には大いに反省して貰いたい。5時を過ぎたところで嫌な霞ヶ関界隈を後にして家路についた。(S・K)
我が列島の自然災害の多さ、胸に刻まれ… 3月12日(月)
きょうは救援連絡センターの機関誌・救援の発送作業があったので経産省前には2時頃着きました。反対側の道路にはテレビの中継車がズラリと並んでいました。きょうの午前中にも例の書き換え問題で財務省が原文を国会に提出すると報道されていたので記者が詰め掛けていたのでしょう。そのわりには何もなく静かに過ぎていきました。後で聞いたところでは、丁度その頃財務省の中では記者会見が始まっていて大騒ぎをしていたようです。
経産省前では3時から鎮魂・死者が裁くと題した祈祷が日本祈祷団四十七士の人達によって行われました。いつもは月末に行われていましたが3・11東日本大震災に合わせて今月はきょう行われるようになったものと思われます。何はともあれ、祈祷団から我々に金一封が渡されたことを報告しておきます。
祈祷の中で胸に刻まれたのは明治から今日まで日本に起きた自然災害の多さである。災害の名称と犠牲者数が列挙されているのを聞いていると日本という所は常に自然災害に見舞われ、それとの闘いの歴史であったとしみじみ痛感させられました。そんな事には少しも留意せず支配階級の金儲けの為に原発再稼働に躍起となっている安倍政治を一刻も早く終わらせなければならないと改めて思わされました。
財務省の書き換え問題がその一歩となるよう我々も行動をしていきましょう。テント座り込みのあと安倍政治に抗議する霞が関一周デモ・集会に参加しました。同じ頃、官邸前では「安倍辞めろ」の抗議集会が千人規模で行われたようです。この日、太陽が金融庁のビルに隠れた2時20分から急に風が冷たくなってきました。暖かくなるというので手袋を持ってこなかったので、祈祷団からカンパされた手揉みカイロで温めました、皆さんもくれぐれもご注意を!(保)
財務省前も国会前も連日抗議の声が溢れ出ている 3月12日(月)
今日は月例祈祷会もあり、経産省前に出掛けた。「3・11」後という事もあって今日の祈祷会は深みがあった。毎回、中身は濃くなっているが、この会に参加するたびに死者の事を考えさせられる。今回は「3・11」7年目ということもあり、東北大震災の死者のことをあらためて思った。親や子を亡くした人たちの経て来たことを想起させる報道記事にこころうたれながら、僕らが死のことを考えるのは生きてあること、その現在を考えることに他ならない、と思った。大震災は2011年の3月に起こったことだが、原発震災は現在も続いていることだし、また、その震災による死者を生み続けているのだと思えた。復興以前なのだということをあらためて考える。僕らが、「3・11」にあたって忘れてはならないことである。
春の匂いを感じさせ、幾分か暖かくなってきたと思ったので、いつもより一枚薄着できたが、やはりちょっと寒かった。でも、なんとか我慢できた。財務省には抗議の人が詰め掛けようになってきているが、国会周辺では昼と夜を問わず連日の抗議行動が展開されている。現在は森友学園の国有地取引をめぐる公文書の改ざん問題であるが、これは森友学園問題が次々に露呈させて現在に至っている事態への批判である。
森友学園問題は不正な国有地取引である。そして、これに安倍首相が関与していた。これは誰の目にも明らかなことである。権力(権限)を使っての金銭の収得(いわゆる贈収賄事件)、いわゆる口利きと少し異なるが、国有地を不当な価格での譲渡した不正取引事件である。贈収賄とはちがってどのような法が適用されるかはともかくとして、権力がその権限を乱用した事件である。これが発覚するや安倍は「俺は関与しない」ということもありとしらを切り、弁明をした。この安倍の行為を隠すために周辺(権力機構)が公文書の改ざんなどをやってはならないことである。この国有地取引がどのような法(訴追)の対象になるかはともかく、政治家(権力者)がやってはならないことである。公文書の改ざんもいうまでもないことだ。自ら関与した行為が政治的に許されぬ行為であることが発覚した首相はひたすら逃げを打ち、その周辺はもみ消しのためこれまた不正な行為を次々と繰り返す。
封建時代というか、あるいは専制君主(権力者)の振舞いを彷彿させるような、古典的な権力者とそれを取り巻く姿を僕らは見ている。安倍は封建時代の藩主(殿)であり官僚は家臣である。それを思い起こさせて驚いているとでもいうべきだろう。現在の政治や政治家には規範が課されている。それは権力者に、あるいは権力行使者に時代や社会が課すものであり、権力の濫用をしない、戒めることだ。かつてなら徳治という形で、現在では法治ということ形で権力者に課する前提であり、政治家として権力の運営に携わるものに要求される前提的な規範である。この最低限のというべき規範を踏みにじる行為を安倍はやっている。安倍を支持している政治家も同じである。
これまで安倍に対する批判は彼の政治的方向についてであった。例えば、戦争についての考えとそれにそった法案の提起や憲法を改正しようとする動きについてだった。これは国家権力を暴走させる動きであり、彼が現在の権力をどのように行使しようかということについてだ。この安倍に対する批判は当然のことではあるが、彼が権力の乱用に対する自戒性を持っているかについてはそれほど意識されなかった。そんなことは前提的なことだと誰しも思ってきたからだ。ただ、彼が立憲(権力の乱用を戒める)という政治的常識を理解しているかのついての疑念は出ていたし、彼の手で憲法をいじってもらいたくはないという事としてあった。権力についての考えという政治家としての規範において。彼の資質を含めて人々に疑念を抱かせたのが今回の事件とそれへの彼の対応である。その事に気がついていないのは安倍夫妻だけではないのか。
安倍や麻生などが政治家としてどのような存在かを露呈させているのが今回の事件であり、彼等に憲法改正などを扱わせてはならない、それが巷の人たちの偽らざる反応である。そして公文書改ざんを発覚させて、官僚(性)の問題を露呈させた。官僚は政策集団であるが、それが政治の実際を仕切る存在として、それのあり方に対する疑念は問題となってきた。僕らが、今、経産省前で座り込みをやっているは原発行政を仕切る集団に対する行動である。その時に一番の眼目は彼等が国民の代表として、国民の主権の託された存在として建前はあるが、実際はそれを無視して独善的に振る舞う(権力行使)をすることへの異議申し立てと変更の要求である。原発の再稼働や存続を国民の意志や意向(声)を無視し、国民の知らないところで進める行為についてだ。これは暴走する権力の動きに対してのことだ。官僚が国民主権を託された存在ではなく、国民の上にある(お上)であるという伝統的権力の継承者であること、それによって実施される政策に対してである。
今回、公文書改ざん問題で露呈させたのは官僚が国民主権を託された存在(公僕)というにはかけ離れた存在であることだ。先のところで政治家は法治を担う存在として規範が要求されると言った。それは官僚についてもいえることだ。権力を乱用せずにっ民主的で公平な振る舞いが要求されるのである。そいう規範ではなく、官僚が伝統的なお上としてあるあり方は封建的な家臣とおなじような、権力者(上)への忠誠であって、民主的で公平な振る舞いを持っていない存在だということだ。法治にそった存在にほど遠いことを露呈させたのである。日本の権力のあり方、その所業を見るたびに僕らのこころを暗くするが、官僚は開かれた存在にするしかないし、閉じて行こう動きに対峙しなければならない。日本の権力の構造を変える、そのあり方を変えるために、僕らは歴史に目を向けることを促されている、そんな時代だが、官僚の動きに注目しつづけなければならない。(三上治)
国会方面から座り込みに参加の人増えて 3月13日(火)
月曜夜は国会前に5千人が集まって、財務省の「森友問題」に関する文書改竄事件に抗議したという。経産省前で椅子を並べて座っていると、すぐに国会方向から座り込みに参加してくれる方が何人もお見えになって、満席になる。4月の陽気となってコートを脱いで軽装の人達が歩道を通っていくなかで、某タクシーの運転手の方がやってきて、しばし官僚と政治家の批判が続いた。また、久しぶりに遠方からお見えになったWさんは、終日座り込みに参加された。
Yさんが購入してきた新聞には安倍首相、麻生蔵相の責任問題を追及する文字が躍る。夜、帰宅すると<「森友問題」で「文書改ざん疑惑」で浮上した麻生財務相の更迭 安倍内閣「終わり」の「始まり」か>という毎日新聞のニュースメール(https://l.mainichi.jp/lTReJrr)が届き、翌朝(水曜)には、<森友問題、佐川氏招致に容認論 麻生氏進退絡め攻防 >という日経ニュースメール(nikkei-news@mx.nikkei.com)、<「文書、外部の目触れるのはまずい」 焦る本省、財務局に指示次々>という朝日新聞デジタルの「公文書改ざん 緊急報告」(http://news.asahi.com/c/amhnaamOmz394ya9)や、<森友文書改ざん:麻生氏の言動、反発増幅 陳謝で頭下げず>という毎日新聞ニュースメール(https://l.mainichi.jp/lWy1ioS)が届く。(O・E)
1933年の関東防空大演習の話も 3月14日(水)
ポカポカ陽気で、座り込みグッズをセットした後もセーターで過ごす。
3月12日、13日、14日と森友事件の「財務省文書書き換え」問題が新しい展開になり、国会前、議員会館前で抗議集会が昼・夜と行われる状況だ。
経産省前は「継続は力なり」の形でいつものようにきちんと座り込みが続けられている。
今日は、沖縄の高江のヘリパット建設に警視庁の機動隊が派遣されたことの違法性についての裁判が行われて、その傍聴や報告集会に参加された方が、座り込みに寄ってくれた。病院に通われている方が頑張ってくださいと声をかけてくれた。Oさんが当番できたが、この間のあきれるばかりの国会、財務省の役人の振る舞いについてこころから怒って、いろいろと意見を述べていた。
2時過ぎになると、遅番の佐藤さんが早くも現れ、その後、次々といろいろな人が立ち寄ってくれた。
何人かの人は、今日は大飯原発再稼働反対で関電への抗議集会に参加され、その後、夜の官邸前抗議に参加すると言っていた。原発再稼働も、3.11の7年目の福島の悲惨な状況も、本当に一切が安倍から出ていると思える。「安倍こそ国難」「国難は安倍、お前だ」。安倍を倒さないとだめだと思う。60年安保を闘ったUさんは60年安保の話をされた。また、1933年(昭和8年)8月11日、東京市を中心とした関東一帯で行われた防空演習を批判して、信濃毎日新聞の桐生悠々は社説で「関東防空大演習を嗤ふ」を書いたことも教えてくださった。今日3月14日は全国一斉訓練だった。こうした防空大演習を行った先には原発があり原爆のヒロシマ・ナガサキがあり、東京大空襲があった。佐藤さんのパンはみなさんで等分にわけで食べる。おいしい!(T・I)
福島の黒田さんをはじめ多数の人が座り込みに 3月15日(木)
昨日に引き続き今日も暖かかった。
上着を脱ぎ、陽ざしの強さに日傘が必要ねと言いながらヨーカンさんと座り込む。時折強い風が吹き幟旗が倒れそうになったので一本倒した。まだ風は冷たい。
K爺が神奈川新聞の論説「ヘイトクライム許さぬ」をコピーしてみんなに呉れたので座りながら読む。
朝鮮学校が高校無償化から外されたことも出ていた。
毎週金曜日文科省前で抗議している子供たちに思いを寄せているのだけれど・・
しばらくして埼玉のKさんがやって来た。
昨日も安倍政権に怒りの声をあげに来ていたと言う。
官邸に行く道を尋ねに来た人もいる。初めてこの辺りに来たのですね。
冗談で石でも投げつけて来ようなんて物騒なこと言っていた。みんなの怒りの激しさを思う。
通りがかりにカンパして下さった女性にテントニュースを渡したらメルマガで日誌読んで下さっているとのこと嬉しいです。外務省脇の桜が咲き始めた。東京で一番早く咲くと聞いています。この桜もう何年楽しんだかな?
3時少し前帰宅の途に着いた。その後郡山の黒田さんをはじめたくさんの人が座り込みに来て下さったとYさんから知らせが届いた。(I・K)
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安倍・麻生の国家の私物化糾弾!公文書改ざんを許さない!
連日の緊急行動 12時~ 18時~
3月16日(金)いずれも12:00~13:00
場所:衆議院第2議員会館前を中心に
呼びかけ:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
★ 3月19日(月)18:30~19:30
安倍9条改憲NO! 森友・加計疑惑徹底追及! 戦争煽るな! 安倍内閣退陣!3・19国会議員会館前行動
場所:衆議院第2議員会館前を中心に、図書館前まで、予備的に音響装置を広げておく。
主催:安倍9条改憲NO!全国市民アクション実行委員会
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
3月16日(金)「福島原発被害東京訴訟」判決日
東京地裁103号法廷15時 報告集会16時ころから「全日通霞が関ビル会議室」
3月16日(金) ・23日(金) 5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
反原連の官邸前抗議行動は6時30分から
「さよなら原発全国集会」 福島と共に 3月21日(祝)
会場:代々木公園 11時30分ブース開店 12時30分集会
15時デモ出発
3月25日(日)午後1時より脱原発青空テント川柳句会
川柳句会終了後(4時ころから)日比谷公園かもめ広場にて花見
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