直前再掲:4.21講演会のお知らせ(第306回現代史研究会)―レジュメ
- 2018年 4月 18日
- 評論・紹介・意見
- 研究会事務局
渡部富哉さんは、現在88歳になりますが相変わらずの大きな声と旺盛なやる気と抜群の記憶力は依然として健在です。その渡部さんが1993年に出版した『偽りの烙印』は、それまでずいぶん長い間「ゾルゲを権力に売ったスパイは、伊藤律である」という尾崎秀樹や松本清張までもが信じて疑わなかった俗説に、明確な証拠を示したうえで「ノー」を突き付け、伊藤律の汚名を晴らしたことで大いに話題になったことは御承知のことだと思います。
その渡部さんが、それから更に25年の歳月をかけて調べ上げた成果をここに確実な資料をもとに報告します。本人は「ゾルゲ研究の集大成だ」とも言っています。
日時:4月21日(土)午後1:00~5:00
場所:明治大学・駿河台校舎・リバティタワー2階1021号教室
講師:渡部富哉(社会運動資料センター)
司会:由井格
演題:「解明されたゾルゲ事件の端緒―日本共産党顧問真栄田(松本)三益の疑惑を追って」
参考文献:渡部富哉著『偽りの烙印』(五月書房)、その他
資料・参加費:1000円
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