【案内】院内ヒアリング集会「福島トリチウム汚染水対策」(6月1日(金)午後、参議院議員会館B103会議室)
- 2018年 5月 18日
- 催し物案内
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【案内】院内ヒアリング集会「福島トリチウム汚染水対策」
経産省前テントひろば
テーマ:「福島トリチウム汚染水対策」
日時:2018年6月1日(金)13時~16時
13時00分~13時30分:事前確認
13時30分~15時30分:ヒアリング(経産省に出席依頼中、詳細は未確定)
15時30分~16時00分:事後確認、今後について意見交換
場所: 参議院議員会館B103会議室(地下1階、定員60名)
質問項目: 第1群 東電福島第一原発のトリチウム汚染水
第2群 トリチウム汚染水の増加量
第3群 放射性汚染水(トリチウム水)の生体に対する影響あるいは動態
第4群 トリチウム汚染水による疾病の増加
第5群 トリチウム水タスクフォースの2016年6月の報告書について
第6群 トリチウム水海洋放出における「告示」濃度と運用濃度
第7群 地元からの抗議申入れ等
第8群 今後の取組
紹介:参議院福島みずほ議員
いわゆる放射能汚染水は、東電福島第一原発(以下、フクイチ)に100万トン以上あり、量的に最大のものはトリチウム汚染水(トリチウム水)であり65万トン~80万トンとされる。現在、このトリチウム汚染水の処理・処分が重大な課題となりつつある。
そんな中で、経産省はトリチウム汚染水をフクイチの敷地から海洋に放出する計画を検討している。トリチウム水タスクフォース(2013年12月~2016年6月)を開催し、「大量のトリチウム汚染水がタンク等に80万トンも在る」ということはそれ自身非常に危険であり「リスクも大きい」とも主張し、「希釈海洋放出」がもっとも有利であると主張している。
さらに、経産省は「多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会」を2016年11月に立ち上げ7回の会合を続け(第7回が2018年2月)、そこでは「風評被害」の払拭が議論されている。
これらの会合では、トリチウムの人体への影響は些細、すでに大量のトリチウムを海外(特にカナダ、フランス、イギリス、韓国など)で海洋放出、また宇宙線等によって毎年72ペタベクレルのトリチウムが発生、フクイチのトリチウム水は全部で57mg程度、などどと議論し、トリチウム汚染水の海洋放出を正当化しようとしている。
しかしながら、トリチウム汚染水の安易な海洋放出を良しとする人は少ない。地元の漁連などとともに福島及び日本国内から海洋放出に反対の声が湧き上がっている。
なぜなら、トリチウムの毒性等については、必ずしも十分な研究がなされているわけではないが、国内で「トリチウムを扱う民間業者が2名死亡している」などの報告、英国でヒラメや二枚貝で3,000倍と2,300倍の濃縮の報告、カナダ・国内でのトリチウム汚染水による被害報告などがあり、海洋放出が安全であるとは誰も証明できていないし、誰も安全だとは信じていないからだ。
以上の状況の中で、フクイチをとりまくトリチウム汚染水の現現存量と増加状況、保管状況、トリチウム汚染水の安全性(危険性)、地元からの抗議の声、今後の取組、などを確認する。
トリチウム汚染水の海洋放出を許すな!
院内ヒアリング集会に是非ご参加を!
≪経産省前テントひろば≫
電話:070-6473-1947
住所:〒105-0003港区西新橋1-21-8新虎ビル2F
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