森友問題の真相究明に注力したNHK記者の左遷を許してはならない
- 2018年 5月 20日
- 時代をみる
- 醍醐聡
2018年5月19日
アベチャンネルと揶揄されてきたNHK報道ではあるが、森友問題を精力的に取材し、貴重な報道に貢献してきたNHK大阪の記者が記者職から外されようとしている。この問題は今月17日、『日刊ゲンダイ』が伝えた。
「森友問題スクープ記者を“左遷” NHK『官邸忖度人事』の衝撃」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229227
記事の内容は私が得た情報と符合している。これまでから、特ダネをつかんだのになかなかオンエアされない、渋谷の報道局から大阪の報道部署の幹部に「どうしてあんなニュースを伝えたのか」といったクレームが何度かきたという。
時にNHKは森友問題で他局に先駆けて重要な事実を伝えた。が、それは一部の記者の奮闘によるもの。
今回の左遷人事の動きを見ても、渋谷のNHK報道局の幹部には「国民の知る権利への奉仕」、「権力と対峙するジャーナリズム精神」など、どこ吹く風だ。こんな腐った報道を続けながら受信契約を強制し、委託業者を使って受信料の支払いを威嚇するのは厚顔無恥も甚だしい。自分たちの生活の糧を誰から得ていると思っているのか!
初出:醍醐聡のブログから許可を得て点差
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/nhk-3781.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye4392:180520〕
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。