6月15日「樺さんを偲ぶ会」
- 2018年 5月 30日
- 催し物案内
- 9条改憲阻止の会
今年もまた、樺さんを偲ぼう 6月15日(金)
久しぶりにやってきた孫たちを連れて公園に行った。道々に咲き始めた紫陽花があって、ああ、今年もそんな季節がきたかと思いながら目をやった。やっぱり紫陽花はいい。こころが和む。そういえば梅雨入りだって近い。6月、水無月、とてもいい言葉だ。水無月の15日は忘れられない安保闘争の日である。そして樺美智子さんを偲ぶ日である。
今年は衝撃的な事件で始まった。西部暹さんの入水自殺(自裁)である。これは僕にはなによりも言いしれない寂しさをもたらした。その寂しさは今もこころに残り何かのついでにふと甦る。僕は彼の死を了解づけられない。彼の死は何かのついでに想起されては、それがなんであったのかの自問を迫る、答えのないまま問答を繰り返す。こうしたことを繰り返すしかかないのだろうが、そんな風に僕にはある。その西部さんも6月15日隊列の中にいた。彼は6月15日の闘いの被告(24人の被告の一人)だった。
そういえば、かつて60年安保を闘った人たちの多くが亡くなっている。西部さんもその一人だろうが、青木昌彦さんもなくなったし、北小路敏さんも亡くなった。ただ、彼等は象徴であって、60年安保を闘った人の多くがなくなっているのだと思う。その世代の多くの人が樺さんの方に移って行っている。そんなことを考えながら樺さんことを思うようになった。樺さんを偲び、追悼する中に、そういう人たちが加わる、それが増えているのだ。樺さんを偲び、多くの人を追悼する日として今年も6月15日の会を持ちたい。主催は60年安保世代の人たちが多く集まった「9条改憲阻止に会」であるが、それぞれ、樺さん、あるいは亡き人を偲び、追悼をしたいと思う。(文責:三上治)
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「樺さんを偲ぶ会」
●6月15日(金) 13時から 国会南通用門前
献花用の花、線香などはこちらでも用意します、
●主催・9条改憲阻止の会 (03-6206-1101)
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