【案内:パブコメと署名】パブコメ意見を書こう!東海第二「設置変更許可」暴挙に抗議して(8月3日(金)締切) + ネット署名もよろしく
- 2018年 7月 24日
- 交流の広場
- kimura-m
「再稼働阻止全国ネットワーク」と「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」から パブコメ書こうと呼びかけます。 山崎久隆さんからの意見項目例集をそえました。
締切は8月3日(金)、あと10日足らずです。
一言でも書いて是非意見を出してください。
また、末尾に「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」ネット署名の呼びかけも添えました。
署名がまだの方は是非お願いします。
以上、どうぞよろしく。
◎東海第二「設置変更許可」暴挙に抗議して
パブコメ意見を書こう! 8月3日(金)締切
~老朽・被災原発を動かすな!
~30km圏内に96万人が住む、首都圏に最も近い原発を動かすな!
~東海原発、再処理工場、ほか核のゴミに囲まれた原発の再稼働は余りに危険!
~1F事故、JCO事故を忘れるな!
~我々から申入れを受け取らず、東電から金を受け取る日本原電は原発運転の資格なし!
2018年7月13日 再稼働阻止全国ネットワーク、とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
私たちは、既存原発を稼働させる為の世界最低水準の「新規制基準」と緩やかに過ぎ合理性を欠く審査をし続ける原子力規制委員会に対して、ずっと再稼働を推進するな!被曝を強要するな!と訴えてきた。
ところが、規制委は昨年(2017年)12月末に東電の柏﨑刈羽6,7号機の設置変更許可を与えたばかりか、今度は経理的基礎も無い日本原電の老朽・被災・超危険原発である東海第二原発の前のめり「一体」審査をして本年11月までに適合性審査と20年運転延長を認めようとしている。
今年に入ってからも、規制委緊急抗議行動や院内ヒアリング集会を頻繁に実施し、早く「不合格」を決定するように迫ったが、また日本原電の作業が大幅に遅れているにも拘らず、原子力規制委員会はとうとう7月4日(水)の定例会議で設置変更許可について事実上OKとし、審査書(案)をパブコメにかけ意見を求めている。
私たちは、この原子力規制委員会の「再稼働推進」行為を厳しく糾弾するとともに、パブコメ意見を提出して東海第二原発の再稼働反対・運転延長反対の声を原子力規制委員会に届けることを多くの方々に呼びかけます。
何としても東海第二を廃炉に持ち込みましょう。
皆さんも、是非一言パブコメ意見を書いて提出してください。
パブコメ異見提出の提案
日本原子力発電株式会社東海第二発電所の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について http://www.nsr.go.jp/procedure/public_comment/20180705_01.html
○意見募集案件 【案件番号:198302003】日本原子力発電株式会社東海第二発電所の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について
○意見提出期間 平成30年(2018年)07月05日(木)から平成30年08月03日(金)まで
○お問い合わせ先 原子力規制庁 原子力規制部 審査グループ 実用炉審査部門 電話(代表):03-5114-2111
○電子政府の総合窓口 日本原子力発電株式会社東海第二発電所の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=198302003&Mode=0
異見提出は「パブリックコメント意見提出フォーム」(1回で2千文字以内)または郵送・FAX
・意見送付の宛先:住所:〒106-8450 東京都港区六本木1-9-9六本木ファーストビル 原子力規制庁 原子力規制部 審査グループ 実用炉審査部門 宛て
・FAX:03-5114-2178 (問合せ先)原子力規制庁 原子力規制部 審査グループ 実用炉審査部門 担当:宮本
電話:03-3581-3352(代表)、03-5114-2111(直通)
山崎久隆さんのパブコメ意見例集
【パブリックコメントで提出予定の意見の一覧】
(……)は審査書の対象位置・ページ
【東海第二の本質的問題】
(1ページ Ⅰ はじめに)
1 設置許可の瑕疵
そもそも設置許可をしてはならない原発
2 設置許可時との状況の変化
当初設置許可を出した時と、まるで変わってしまった
3 原発のエネルギー構成上の問題と事故の多発
原発はもはや電源として機能はしない
4 沸騰水型軽水炉の欠陥
炉心安定性の欠如と核暴走の危険性
5 欠陥水位計が曝露された福島事故
原子炉水位さえ見えなくなる原発
6 再循環ポンプという大きな弱点
圧力容器の下部に巨大配管のリスク
7 応力腐食割れなど老朽化で破損
炉内構造物も配管もSCCで壊れてゆく
8 福島第一原発事故の原因究明は出来ていない
同じ沸騰水型軽水炉である東海第二で教訓の反映は出来ていない
9 東海第二への資金投入は福島事故対策の妨害になる
巨額の資金の多くは、電力からの支援金や債務保証だ
【各論】
地震
(10p 地震による損傷の防止)
10 想定地震のうち震源を特定しない地震が過小
少なくても直下M7.3以上を想定すべきである
11 基準地震動の策定方法は過小評価
想定される地震から計算(入倉式等)される基準地震動が小さい
12 地盤の不安定さが十分考慮されていない
日本一軟弱地盤に立つのだから、これを考慮すべきである
13 耐震設計分類は不合理である
福島第一の経験は耐震設計分類の不合理を証明している
14 残余のリスクを評価していない
基準地震動の範囲内で評価するのは誤りだ。限界応力値を示せ
15 クリフエッジを示すべきである
地震におけるクリフエッジを明記して解析するべき
16 地震応答解析により「十分な強度」は有しないことが判明
Ssを用いた解析でさえ強度は2倍を下回る箇所が多々ある
津波
(38p 津波による損傷の防止)
17 基準津波の策定方法が不明確である
太平洋沖で発生する津波の選定が不明確である
18 最新知見を取り入れていない
東海第二を襲う津波について新しい知見が取り入れられていない
19 防潮堤の液状化対策が終わっていない
防潮堤基部における液状化対策の審査がされていない
20 津波の漂流物評価がおかしい
漂流物の衝突解析が現実を無視している
21 超過津波設定が過小である
超過津波を24m超としているが、32m級をベースにすべきだ
22 超過津波の防潮堤耐性評価と損傷モード解析が不透明
超過津波で防潮堤を越えて破壊される規模が不明確
23 超過津波の漂流物評価が非現実的だ
防潮堤を越えてくる漂流物の評価が現実離れしている
24 排水機構(ゲート)の信頼性評価に無理がある
超過津波の排水機構の成立性に問題がある
25 超過津波による浸水範囲と高さに問題がある
超過津波の溢水を想定しているのに敷地全部は冠水しないとは?
26 最低限、各種実証試験をすべきだ
超過津波の影響と地震による液状化との合成解析試験を行うなど
外部衝撃損傷
(65p 外部からの衝撃による損傷の防止)
27 竜巻評価がフジタスケールf3(100m/s)は過小である
日本の気象記録は近代のみなのでf5(141m/s)も考慮すべき
28 竜巻想定で外部電源及び屋外電源設備は喪失させること
竜巻では屋外電源設備と非常用DG(海水ポンプ)は全損を想定すべき
29 外部火災について再処理工場等を考慮していない
原子力施設特に再処理工場の爆発は安全上重大な影響を与える
30 航空機落下の火災については、故意のものと整合性を持つべき
航空機落下は故意によるものを含めれば確率論的議論は無意味
火災による損傷の防止
(96p 火災による損傷の防止)
31 電源ケーブルの防火対策は不十分
全てが防火対策ケーブルではないため、対策は出来ていない
32 防火シートは対策にならない
内部で蒸し焼きになる危険性が高く、対策にはならない 33女川の高エネルギーアーク損傷火災のような火災は起こりえる 高エネルギーアーク損傷火災ではケーブルが導火線になる
34 信号ケーブルが一部でも焼損したら機能喪失する
安全保護系のケーブルが一部でも焼損すれば信号は途絶する
35 劣化の進んだケーブルも混じり込んでいる
交換できないケーブルには被覆の損傷や硬化が起きている
重大事故等対処設備の不備
(135p 重大事故等対処施設及び重大事故等対処に係る技術的能力)
36 「地震や津波で機能喪失しないこと」は保証されていない
超過津波やSsを超える地震に遭遇しても機能喪失しない保障が無い
37 重対設備に炉心損傷防止機能が無い
炉心損傷に直結する出力暴走を止める方法が無い
38 重対設備の位置は海抜23mで超過津波に耐えられない
超過津波は24mを超えてくるから23mでは浸水する
39 故意の航空機衝突やミサイルに対処できない
故意の武力攻撃は弱点を狙って行われるもの
40 格納容器ベント装置の作動は約束違反
敷地境界で公衆被曝線量5mSvで留まる保証はない
41 スクラム失敗時の炉停止操作において成立性に疑問
ATWS対策のホウ酸水注入とサプチャンでの冷却は成立しない
42 ATWS時にレベル1以上の水位を維持することは困難
原子炉水位計はATWS時に不安定化するため水位確認は困難
43 ATWSと電源喪失を競合させ解析すること
ATWSと給水停止を競合させて炉心損傷防止機能は機能するのか
44 ATWS時にサプレッションプール水は沸騰状態
ATWS時にサプチャンに熱を放出し沸騰状態の対策はあるか
45 ホウ酸注入系統の耐震性は不十分
地震によりATWSが生じた場合ホウ酸注入系統が地震で崩壊する恐れ
46 ブローアウトパネルの欠陥
地震動を模擬した6月の試験ではパネルの閉鎖に失敗している
47 ブローアウトパネル開放で放射能拡散
水素爆発防止のためブローアウトパネル開放は放射能を拡散させる
48 使用済燃料プールへの代替注水失敗を想定しない
燃料プールへの代替注水失敗は放射能拡散想定を遙かに超える
49 放水砲で放射能は低減する保障は何か
放水砲の成立性について、模擬実験さえ行われていないので信頼性に欠ける
50 想定出来ていない重大事故
大規模損壊によって発電用原子炉施設が受ける被害範囲は不確定
その他
51 敢えて審査書案で除外した「経理的基礎」はどうなった
審査書案で除外しているのは経理的基礎が確認できないからではないか
(2p 2.判断基準及び審査方針)
52 避難できない大勢の人々を放置する
規制委は原子力防災にも責任があるので避難計画の当否を見るべきだ
(135p 重大事故等対処施設及び重大事故等対処に係る技術的能力)
53 再処理工場との複合災害を無視するな
わずか2.8kmの東海再処理工場で事故が起きれば対処不能となる
(135p 重大事故等対処施設及び重大事故等対処に係る技術的能力)
54 情報非公開で技術的意見は書けない
パブコメで技術的意見を求めながらデータ等は非公開のデタラメさ
(484p Ⅵ 審査結果)
55 安全・安心を保証できない規制基準
事故を前提として審査書をまとめる不正義と不誠実
(135p 重大事故等対処施設及び重大事故等対処に係る技術的能力)
56 原発事故はリスク・ベネフィットに見合わない
原発からの利益など一回の事故で吹き飛ばされる
(135p 重大事故等対処施設及び重大事故等対処に係る技術的能力)
57 原発は無くても電力不足などならなかった
この7年余、原発がほとんど動かなくても電気は足りている
(1ページ Ⅰ はじめに)
58 東海第二につぎ込む資金は福島被災者に行くべきもの
東海第二への無駄な資金投入で被災者への犠牲は増えるばかり
(1ページ Ⅰ はじめに)
59 立地自治体だけでなく影響を受ける5000万人に意見を聞け
風下地帯で最大限の影響を受ける人口規模は5000万人
(1ページ Ⅰ はじめに)
60 既に設計から60年も経つ原発は廃炉にすべき
設計時に想定していないことばかりで、後付けの対策には限界
(1ページ Ⅰ はじめに)
(注)審査書のページ数を入れてみました。最後の「その他」については審査書 の該当しそうな箇所と冒頭箇所を示しておきましたが、実際には該当箇所 がありません。従ってほぼ回答は期待できないかもしれません。
◎「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」から署名のお願いです。
今<稼働40年を迎える老朽原発、首都圏にある「東海第二原発」を20年延長させないでください>署名を募集中です。
このメールを見た方でまだの方は是非ネット署名をお願いします。
【ネット署名】
ネット署名(change.org)も開始しました。
「稼働40年を迎える老朽原発、首都圏にある「東海第二原発」を20年延長させないでください」 http://qq2q.biz/KsKI
1分でできます。是非署名願います。
【用紙署名】署名用紙も広く募集中
詳細は次からご覧願います。 https://stoptokai2-shutoken.jimdofree.com/
署名用紙のダウンロードが可能です。
第1次集約:6月30日(注参照)、第2次集約:7月30日、第3次集約:8月30日
紙の署名集めにもご協力を!
(注意)
○ネット署名と用紙署名は同一の署名です。重複しないようにご留意願います。
以上、ご協力をどうぞよろしくお願いします。
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。