予告:日本軍「慰安婦」メモリアル・デー in Berlin / Mahnwache am 14. August
- 2018年 8月 12日
- 評論・紹介・意見
- 在ベルリンジャーナリスト梶村太一郎
昨年2017年のメモリアル・デー |
恒例の8月14日に行われる「日本軍『慰安婦』メモリアル・デー」が本年も来週の火曜日に、今年も以下のようにベルリンのブランデンブル門前のパリ広場で開催されます。
今や世界各地で伝統となったこの活動は、ベルリンでも今年も日韓の女性団体の主催で、ドイツやアジアの国際的NGOの協賛で行われます。
本年はドイツも熱波の来襲のため、開催時間を少し遅らせてあるようですが、今のところの予報では暑さも少しは和らぎそうですので、こぞって参加を呼びかけます。
詳しい情報は主催者の→Facebook-フェイスブックで確認してください。
これについてはこのブログでも毎年、2013年から写真報告していますが、→昨年の行動の写真はこちらです。
今年も相変わらず活発なものになりそうです。
ちなみに、日本で昨今、そのセクシャルマイノリティーへの差別発言で国際的にも日本の恥の象徴のように報道されている杉田水脈さんという安倍チルドレンの国会議員がいますが、彼女が目の敵にし続けてきたのがこの国際的な活動です。
この人物が「やまとなでしこ」の名に最もふさわしくない日本女性であることが、今回の発言で自己暴露され、 国際的にも広く認知されたことは必然です。
社会の少数派や弱者を「生産性がない」と決めつけて差別するのは、ナチスのイデオロギーの核心の一つです。欧州の多くの諸国であれば、国会議員の資格を失うのは当然であるばかりか、ドイツでは間違いなく民衆扇動罪で告訴され刑事責任を問われます。
彼女はこれまでも伊藤詩織さんに関するBBCの番組で、性暴力の犠牲者に対して「自己責任」だとの旨の発言をし、それが世界中の女性たちの大きな怒りを買っても、何の反省もしないし、できないような人物です。 安倍政権下の日本社会の堕落を象徴する人物の一人です。
これ以上、ホントに日本の恥を撒き散らして欲しくないものです。
以下日本語とドイツ語での呼びかけです:
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日本語/Deutsch
日本軍「慰安婦」問題の真の解決を求めるスタンディング・デモへのお誘い
ベルリンにお住いの日本市民の皆さんへ
日本軍「慰安婦」問題?「ネットで時々炎上しているアレね」、「日本と韓国の間のいざこざでしょ?」といった声も聞こえてきます。その「慰安婦」問題、1997年から2005年までは、検定済みの中学校用全教科書に書かれていました。中学校で教えられていたのです。ところが、今では高校の教科書からも消えています。なぜだと思いますか。
8月14日、この日は日本軍「慰安婦」メモリアル・デーです。今年も世界の各地で、被害女性を偲び、世界で今日なおも頻発する戦時や紛争時の性暴力に抗議する集会が開かれます。
「女の会」はこの日、ベルリンのブランデンブルク門前で、日本軍「慰安婦」制度のサバイバー、9カ国の9人の女性の写真と被害の事実を展示します。その女性たちが語る史実を、ぜひ自分の目で確かめてください。そして、なぜこの真実が教科書から消されたのかを考えるきっかけにしてください。ネット上のフェイクニュースを信じる前に。
ベルリン・女の会
talk.in.japanese.jtib@gmail.com
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世界各地の戦時・武力紛争下で起こる性暴力をストップしよう!
第6回日本軍「慰安婦」メモリアル・デー
時間:2018年8月14日(火)16時30分 – 18:00 時
場所: Pariser Platz (Brandenburger Tor)
当日は、写真展示の他に、太鼓、舞踏、歌などの上演もあります。
同日14時30分には、日本大使館に公開質問状を届けます。ご都合のつく方は、こちらにもどうぞ。Japanische Botschaft, Hiroshimastr.6 10785 Berlin
Stoppt sexualisierte Gewalt in Kriegen und bewaffneten Konflikten weltweit!
Di. 14. 08. 2018 16:30 – 18:00 Uhr /
Pariser Platz (Brandenburger Tor)
Mahnwache zum 6. Internationalen Gedenktag für die Opfer der sexuellen Versklavung („Trostfrauen“) durch das japanische Militär im Zweiten Weltkrieg
Wer kann, kommt ab 14:30 zur Petitionsübergabe an die Japanische Botschaft, Hiroshimastr.6 10785 Berlin (U-Potsdamer Platz)
主催/Veranstaltende: AG „Trostfrauen“ im Korea Verband e.V., Japanische Fraueninitiative Berlin
賛同/Unterstützende: Alliance of internationalist feminists –Berlin, Amnesty International Aktionsgruppe gegen Menschenrechtsverletzungen an Frauen, Courage Kim Hak-soon – Aktionsbündnis zur Aussöhnung im Asien-Pazifik Raum in Deutschland, Deutsche Ostasienmission (DOAM) e.V., Deutsch-Japanisches Friedensforum Berlin e.V., Koreanische Frauengruppe in Deutschland e.V., Korean Women’s International Network Germany, Solidarity of Korean People in Europe
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「慰安婦」問題 − その背景
アジア・太平洋戦争(1931 – 1945)の間、日本軍は、その侵攻地域に慰安所制度を設けました。軍は、当初は日本から、後には当時日本の植民地であった朝鮮と台湾から、また中国から東チモールまで、日本が占領した全地域から、女性や少女を集め、慰安所で兵士に性的サービスをさせました。騙された女性もいれば、暴力をもって連行された女性もいました。しばしば、近隣から女性が屯営に監禁されて、何ヶ月もの間レイプされました。兵士の欲望の充足を目的に、女性たちの身体に対する所有権が奪われたのです。今日、国連人権機関は、慰安所制度を性奴隷制と呼んでいます。多くの女性が命を落とし、あるいはそれ以来精神的、身体的後遺症に悩まされています。
生き残った女性たちは、戦後長い間その体験を語りませんでした。1991年にようやくサバイバーの金学順さんが韓国で名乗り出ると、アジア全域で、昨今の#MeToo同様のカミング・アウトの波が起こりました。
日本政府は1993年に、この犯罪に軍が関与していたことを認め、民間の寄付をベースとする人道的ゼスチャーの基金を設けましたが、サバイバーが求める法的責任と、すベての被害者への公的謝罪と補償を今日まで拒否しています。
2015年末、日本政府は、「『慰安婦』問題の解決」に関して韓国と合意しましたが、法的責任は認めておらず、他の被害国である台湾や中国や東チモールなどとの交渉は拒否しました。国連人権機関は、被害者が参加していない交渉を批判しています。現在の韓国政府は、この合意から距離を置いた立場にあります。
この間、日本は「慰安婦」に関する歴史を想起することへの反対姿勢を強めています。「慰安婦」関連文書をユネスコの記憶遺産に登録しようとの市民社会の努力は、阻止されました。フィリピンやアメリカやオーストラリアやカナダ、そしてドイツでも、記念碑を建てて世論に問題を訴えようとする市民の活動に日本政府は異議を唱えています。日本の生徒たちが「慰安婦」に関して学べなくなって、久しくなりました。この歴史は、すでに教科書から消されてしまっているからです。これら一連の動きは、市民の知る権利、歴史認識を表現する権利を妨げるものでなくて何でしょうか。
サバイバーは今や高齢です。日本政府は法的責任を即刻認め、女性達一人一人に公式に謝罪し補償すべきです、彼女らが、死ぬ前に被害の回復を体験できるように。
更なる情報はこちらから:
http://wam-peace.org/en/ (Women’s Active Museum on War and Peace)
http://fightforjustice.info/?lang=en ( “Comfort Women” Issue Website Production Committee)
http://www.womenandwar.net/contents/main/main.asp (Korean Council for the Women Drafted for Military Sexual Slavery by Japan)
http://justiceforcomfortwomen.eu/
V.i.S.d.P Japanische Fraueninitiative Berlin
talk.in.japanese.jtib@gmail.com
Während des Asien-Pazifik-Kriegs (1937-1945) wurden geschätzt 200.000 Mädchen und Frauen aus über 13 Ländern von der japanischen Armee verschleppt und in Militärbordellen über Jahre hinweg aufs Grausamste systematisch vergewaltigt, gefoltert und oft getötet.
Am 14.08.1991 trat Frau Kim Hak-soon (Südkorea) als erste sogenannte „Trostfrau“ an die Öffentlichkeit und brach das kollektive Schweigen. Dies hatte eine ähnliche Auswirkung wie die heutige #MeToo Bewegung: Aus den betroffenen Ländern meldeten sich hunderte ehemalige „Trostfrauen“.
Bei der Mahnwache, am 14. August 2018, anlässlich des 6. Internationalen Gedenktags wird an die zahllosen verstorbenen Frauen erinnert und für die Überlebenden und ihre Forderungen demonstriert. Obwohl die überlebenden Frauen ihr Leben lang mit den psychischen und physischen Folgen des Erlebten kämpfen müssen, wird ihnen die Wiederherstellung ihrer Rechte seitens der japanischen Regierung bis heute verwehrt. Ferner versucht die japanische Regierung mit der Ausübung politischen Drucks, internationale Bemühungen des Gedenkens an die sogenannten „Trostfrauen“ zu verhindern. So wurde jüngst eine Statue auf den Philippinen entfernt, die den Opfern der sexuellen Gewalt durch das japanische Militär gewidmet war.
Daher rufen wir Euch dazu auf, am 14. August zusammen den Mut der überlebenden Frauen zu feiern und gemeinsam mit ihnen für ihre Rechte kämpfen.
Auch heute werden Frauen in bewaffneten Konflikten überall auf der Welt sexuell versklavt und getötet! Wir solidarisieren uns mit der Aktionswoche des „Internationalen Bündnisses 8. März “ unter dem Motto „Unsere Körper sind nicht euer Schlachtfeld! Frauen vereint euch gegen Feminizide!“. Als Abschluss der Aktionswoche nimmt das Bündnis an unserer Aktion teil. (Infos: https://www.facebook.com/Alliance-of-internationalist-feminists-berlin-372603526530950/
Kontakt: Korea-Verband e.V., Nataly Jung-Hwa Han – V.i.S.d.P., Quitzowstr. 103, 10551 Berlin, Tel: +49(0) 30 39 80 59 84 mail@koreaverband.de // www.trostfrauen.de
初出:梶村太一郎の「明日うらしま」2018.08.11より許可を得て転載
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔opinion7906:180812〕
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