たんぽぽ舎から TMM:No3548
- 2019年 1月 11日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No3548】
2019年1月10日(木)地震と原発事故情報-
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.仏ASTRID凍結 日本の核燃サイクル完全破綻 (上)
今こそ核燃サイクルを止めて原発推進政策を放棄させよう!
ウソにウソを重ね自滅する国に未来はない 国民は政権にNOを
渡辺寿子 (原発いらない!ちば)
★2.「福島への責任」といって「原発事故の責任」とはいわない
東京電力の年頭あいさつ
「稼ぐ力」を強調し「賠償」は一言もなし
原発輸出にも加担する東京電力
「原子力民間規制委員会・東京」
★3.2019年、たんぽぽ舎に届いた年賀状の紹介 (その2)
★4.「同意あるデータ再提供なければ撤回も」
早野・東大名誉教授 原発事故論文で…ほか
メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.配信・新聞より2つ
◆行き詰る「原発輸出」のこれから 国内再稼働への影響も
政権が進める「原発輸出」の旗色が悪い
トルコ、英国で相次ぎ頓挫
EU離脱控え「それどころではない」英国
技術・人材の維持のためにも「輸出」重視、
しかし新たな輸出案件もなく、成長戦略の看板政策は展望を
見いだせないのが実態
(1月6日「J-CASTニュース」より抜粋)
◆「大手電力会社」支配がいよいよ終焉する!?
2020年4月、発送電分離実施
12月30日「ニュースイッチ(日刊工業新聞)」
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※《事故情報編集部》より
繰り返しになりますが、昨年10月にたんぽぽ舎が使用している「サー
バー」を変更致しました。
現在、たんぽぽ舎からのメール発信は通常通りで特別問題は生じており
ません。
しかし、たんぽぽ舎のアドレスにメールを送ると「配信されない」と
自動返信メールが届き、たんぽぽ舎にメールが送れないということが数件
発生しております。
もし同じことが生じた場合には、たんぽぽ舎メール担当あて、お電話を
いただければ幸いです。お手数をおかけ致します。
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※1/17(木)学習会にご参加を!
「防衛費=軍事費」の際限なき拡大-
米軍と自衛隊の一体化の危険性」
講 師:吉沢弘志さん(埼玉大学講師)
(パトリオットミサイルはいらない
習志野基地行動実行委員会代表)
日 時:1月17日(木)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※1/23(水)学習会にご参加を! 新ちょぼゼミ
「徹底検証(1)TPP(11&12)~このままでは日本が売られてしまう」
講 師:内田聖子さん(アジア太平洋資料センター事務局長)
日 時:1月23日(水)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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・脱原発川柳【太陽の 恵を知れと 日は昇る】 乱 鬼龍(転載歓迎)
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┗■1.仏ASTRID凍結 日本の核燃サイクル完全破綻 (上)
| 今こそ核燃サイクルを止めて原発推進政策を放棄させよう!
| ウソにウソを重ね自滅する国に未来はない 国民は政権にNOを
└──── 渡辺寿子 (原発いらない!ちば)
1.頼みのASTRID開発中止の衝撃
11月30日衆院第二議員会館で「止めよう核燃サイクル政策」省庁vs議員と
市民の院内集会が持たれました。タイミングよく(?)当日、日本経済新聞
朝刊が「核燃サイクル継続に黄信号」との大見出しでフランス政府が高速炉
実証炉「ASTRID(アストリッド)」の開発計画を2020年以降凍結する
方針であることを日本政府に伝えたと報じました。
「もんじゅ」の廃炉が決定したことを受けて日本政府はなんとかして高速
炉開発と核燃サイクルを継続しようと企んで、フランスが進めようとしてい
たASTRIDの共同開発にすがったのでした。
しかしフランスは自国の原発依存度を現在の7割以上から5割程度まで
引き下げる意向を表明し、これに絡んで高速炉の実用化は急ぐ必要はないと
判断した模様です。
高速炉の開発は普通の原発よりはるかに難しい技術や多額の資金が必要と
され、ドイツなども断念しました。フランス政府は2019年で研究を中断
し、2020年以降は予算をつけないで凍結する方針と見られ事実上開発中止
です。
核燃サイクル継続の大きな名目だったASTRIDの開発中止は日本政府
にとって大打撃で、核燃サイクル継続に「黄信号」どころか完全に「赤
信号」が灯ったいとうことで核燃サイクルは完全に破たんです。
この報道について問われた経産省資源エネルギー庁の担当者はそういう
報道はあるが、フランス政府から凍結の報告は来ていないとシラを切りま
した。
政府のエネルギー政策や内部事情に通じている日本経済新聞がこの問題で
虚偽報道をするとは考えられません。
「中止」を「凍結」、「赤信号」を「黄信号」としているのは、政権への
配慮、忖度でしょう。
どうみても断末魔だった核燃サイクルはとどめを刺されたといえるで
しょう。この際潔く核燃サイクル放棄を表明した方が、日本の将来のため
になるでしょう。
2.さらにプルトニウム増やす施策
この日は新高速炉計画の検討状況、建設・発電コストなどについて質問し
ましたが、ロードマップ作成中、検討中でまだ確定していないので公表でき
ないという答え。プルトニウムを「削減」する時代にいまだに「増殖」を
目指すのは矛盾である。「増殖」オプションは放棄したと考えてよいのです
ねと問うと、これも議論中なので答えられないという。都合の悪い質問には
すべて検討中、研究中なので今は答えられないという答えで逃げ、何一つ
まともな答えはない。
原子力研究開発機構は、廃炉作業中の新型転換炉「ふげん」の使用済核
燃料と、同じく廃止作業中の東海再処理施設にある使用済核燃料合計で731
体をフランスに搬出し、現地で再処理し、プルトニウムを取り出すことを
検討しているという。
日本は現在海外にあるものを含めて47トンものプルトニウムを所有して
います。余剰プルトニウムを持たないという国際協約に違反し、アメリカ
からも削減を求められていますが、プルサーマル発電で少量使うしか今の
ところ具体的削減策はありません。
今回フランスへ送るものを全量再処理すれば、プルトニウムがさらに
1.3トン増えます。ここに至っても日本はさらにプルトニウムを増やそうと
しています。 (下)に続く
(「原発いらない!ちば」ネットワークニュース2018年12月号より
了承を得て転載)
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┗■2.「福島への責任」といって「原発事故の責任」とはいわない
| 東京電力の年頭あいさつ
| 「稼ぐ力」を強調し「賠償」は一言もなし
| 原発輸出にも加担する東京電力
└──── 「原子力民間規制委員会・東京」
2019年1月9日
福島第一原発事故加害者東京電力への質問書
東京電力のHPにアップされた、会長、社長、福島復興本社代表の年頭
あいさつでは、「福島への責任」という言葉が、繰り返し述べられました
が、「原発事故の責任」という言葉も、「原発」という言葉さえありません
でした。
貴社のいう「福島への責任」の中身は、「何はともあれ、稼ぐ力を高め、
成長を続ける」ということのようです。
そして、「廃炉作業を進め、国の風評払拭キャンペーンに、大いに協力
する」ということのようです。
貴社は、脱原発の道を選ばず、2017年に、柏崎刈羽原発の再稼働を前提
とした「新々・総合特別事業計画」を示しました。
ところが、年頭あいさつでは、事業計画の柱であるはずの「賠償」に
ついて、一言もありませんでした。
原発事故で発生した費用を、原発を動かすことで稼ぐという矛盾、不条理
については、そっと、棚上げにしておきたいということでしょうか?
「最後の一人まで賠償貫徹」をはじめとする「三つの誓い」は、どう
なってしまったのでしょうか?
川村隆会長にいたっては、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を
持ち出して、「企業が稼ぎ、社会に還元することが、貧困からの脱出と社会
の持続的成長の基礎になる」と述べました。
社会への還元とは、貴社が札束をばらまき、原発立地を進めたことも含む
のでしょうか?
挙句の果てに、福島第一原発事故を起こし、持続的成長どころか、決して
もとに戻らない、取り返しのつかない破壊と被害をもたらしました。
原発は、持続的成長とは正反対ではないですか?
ところで、昨年8月、東電と台湾の核エネルギー学会は、台北市で「福島
復元の現況:東京電力再建の路」と題したシンポジウムを開催し、廣瀬直己
副会長が講演で、日本のエネルギー基本計画や原発再稼働が進んでいる状況
や、原発新設の計画などについて話したそうです。
台湾の第四原発2基は、日本製の原発で、東電も開発に関わった改良型
沸騰水型原発です。福島第一原発事故で、現地の反対運動が高まり、現在、
建設は凍結されています。廣瀬副会長の講演は、台湾の世論を第四原発の
建設再開へ導くための宣伝ではないですか?
原発過酷事故を起こした東電が、事故対策もままならないのに、しかも、
核のゴミの処理方法がないのを承知で、原発輸出に加担するとは、著しく
企業倫理に反するのではありませんか?
東電行動憲章にある「いかなる差別も行わず」の原則にのっとり、民間
規制委員会への回答拒否を撤回し、質問書への回答を1月23日(水)まで
に、Eメールでお聞かせください。 以上
補足:民間規制委・東京の東電への質問書と、東電回答(10/23回答打ち
切り)は以下に全文掲載しています。
https://minkankiseii.jimdo.com/東電/東電本店合同抗議質問書-東電回答/
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┗■3.2019年、たんぽぽ舎に届いた年賀状の紹介 (その2)
◎東海第二を墓場に!もうひと踏ん張りです
新年おめでとうございます。旧年中のお付き合いに厚く感謝申し上げます
とともに、今年もまたよろしくお願いします。
『権力にたいする人間の闘いとは忘却にたいする記憶の闘いに他ならない』
ミラン・クンデラ
3・11を忘れない。臨界事故も忘れない。そして希望を失いません。
相沢一正 相沢清子 (茨城県在住)
◎築地市場営業権組合の取り組み 辺野古基地に関して
昨年は、6月から築地市場営業権組合の取り組みに没頭しました。
日本で初めて「営業権」を主張し、権利者が自分の権利を学び、主張して
いく闘いになりました。私にとっても、これまでの蓄積を漁業権以外の権利
に応用した初めての取り組みになりました。
辺野古基地に関しては、沖縄県に認可申請したものの、事務方の政治判断
のため、不認可になりました。しかし、めげずに「入会漁業組合」創りに取
り組み、同組合は1月に旗上げの予定です。
その他、米子の処分場問題等にも取り組んでいます。取り組みの詳細に
ついては、ホームページをご覧ください。
『漁業権とはなにか』(日本評論社)は1月に上梓しました。
定年で悠々自適どころか、ますます忙しくなっていますが、おかげさまで
元気にしています。
年頭にあたり、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
熊本一規 (明治学院大学名誉教授)
ホームページ http://www.kumamoto84.com
◎新年のご挨拶
・昨年は『非正規に尊厳を!メトロレディーブルース総集編』の上映活
動を行いました。社会の二極化がすすみ非正規問題の大きさを改めて実感。
フランス「黄色いベスト」運動は日本にこそ必要でしょう。
・『死んどるヒマはない-益永スミコ86歳』の主人公・益永スミコさんが
昨年5月に亡くなりました。「憲法9条を変えるな」を街頭で訴えてきた
スミコさん。
今年5月には追悼上映会を企画しています。
・レイバーネットの仲間と『反戦川柳句集』を出しました。これはオス
スメ。
・「あるくラジオ」を始めました。1月22日に「原発労働のいま」を放送
します。
・ビデオプレスは今年設立30年。今年もコツコツと歩んでいきたいと
思います。 松原 明 (ビデオプレス)
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┗■4.「同意あるデータ再提供なければ撤回も」
| 早野・東大名誉教授 原発事故論文で…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.「同意あるデータ再提供なければ撤回も」
早野・東大名誉教授 原発事故論文で
1/9(水)19:26配信「毎日新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00000068-mai-sctch
2.(「沖縄」を考える 土砂投入)(原発と米軍基地)
「袋だたき」気にせず発言続ける 坂本龍一さん
1/9(水)11:30配信 有料「朝日新聞デジタル」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00000010-asahik-soci
3.第二原発廃炉決定時期、工程示さず 東電社長 知事要請に明言避ける
1/9(水)10:42配信「福島民報」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00001115-fminpo-l07
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┗■5.配信・新聞より2つ
└────
◆行き詰る「原発輸出」のこれから 国内再稼働への影響も
政権が進める「原発輸出」の旗色が悪い
トルコ、英国で相次ぎ頓挫
EU離脱控え「それどころではない」英国
技術・人材の維持のためにも「輸出」重視、
しかし新たな輸出案件もなく、成長戦略の看板政策は展望を
見いだせないのが実態
(1月6日「J-CASTニュース」より抜粋)
詳しくはこちらを
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190106-00000000-jct-bus_all
◆「大手電力会社」支配がいよいよ終焉する!?
2020年4月、発送電分離実施
12月30日「ニュースイッチ(日刊工業新聞)」
詳しくはこちらを
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181230-00010007-newswitch-bus_all
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
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☆《事故情報編集部》より
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投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。
1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、
自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。
2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも
2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)
執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ
書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。
例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)
3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・
グループも平等に掲載する基本方針です。
そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など
必要事項を400文字以内でお送り下さい。
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日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。
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