たんぽぽ舎から TMM:No3552
- 2019年 1月 16日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No3552】
2019年1月16日(水)地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.昨年の「山谷支援年末年始助け合い運動」に
ご協力いただきありがとうございました
全国各地から物資176箱とカンパの支援が寄せられました
たんぽぽ舎(担当 沼倉潤)
★2.年末年始の原子力報道を読む
重要ニュースが伝えられない現代社会の闇 (下)
強制起訴された東電旧経営陣三人への求刑は禁固五年
何をすべきかもう一度考えよう
全ての知見を結集して福島第一原発事故の対応-
再度の放射能汚染の防止と事故の真の原因究明を進めるべき
除染作業や廃炉作業などの被曝労働に
外国人導入は絶対にしてはならない
山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
★3.つくらせない!辺野古新基地
沖縄辺野古への土砂投入への怒りで集まった
米政府に要請する国際署名も広く取り上げられた
3日間連続官邸前座り込み行動(12月)とその後1ヵ月を過ぎて
石塚 勝(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
★4.九州電力、玄海原発2号機の廃炉濃厚 再稼働メリット見えず…
メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆1/26(土)上岡直見氏講演
東海第二原発に緊急事態が起きたら茨城県は?首都圏は?
会場:茨城県県南生涯学習センター中講座室
主催:脱原発ネットワーク茨城
★6.新聞・配信より2つ
◆経団連中西会長「再稼働どんどんすべきだ」
(1月16日東京新聞朝刊3面より抜粋)
◆東海第二原発、初の住民説明会=規制庁への不満相次ぐ-茨城
(1月13日配信「時事通信」より)
※《事故情報編集部》より補足
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※明日です! 1/17(木)学習会にご参加を!
「防衛費=軍事費」の際限なき拡大-
米軍と自衛隊の一体化の危険性」
講 師:吉沢弘志さん(埼玉大学講師)
(パトリオットミサイルはいらない
習志野基地行動実行委員会代表)
日 時:1月17日(木)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※1/23(水)学習会にご参加を! 新ちょぼゼミ
「徹底検証(1)TPP(11&12)~このままでは日本が売られてしまう」
講 師:内田聖子さん(アジア太平洋資料センター事務局長)
日 時:1月23日(水)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※1/29(火)『2019年選挙の年に、山本太郎 おおいに語る』
-山本太郎が実行したい、いくつかの提案-
お 話:山本太郎参議院議員
日 時:1月29日(火)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.昨年の「山谷支援年末年始助け合い運動」に
| ご協力いただきありがとうございました
| 全国各地から物資176箱とカンパの支援が寄せられました
└──── たんぽぽ舎(担当 沼倉潤)
○37回目の「2018-19山谷越冬支援・年末年始助け合い運動」も全国の皆様の
ご協力により、支援物資と多額のカンパ金(72万円強)が「たんぽぽ舎」に寄
せられ、物資については、二度にわたってトラックで搬送することができま
した。
送られてきた物資には心暖まる激励や、高齢化や人口減の中で困難に打ち
勝ち、無農薬稲作を続ける大切さをメッセージとして添えられた手紙が同封
されていました。
支援物資を送って頂いた皆様、ボランティアで作業に携わって頂いた
方々、並びにチラシやメールを拡散し、助け合い運動を呼びかけて下さった
皆様に心よりお礼申し上げます。
山谷にお渡したカンパについては、カンパをお送りいただいた方に、少し
時間がかかりますが「山谷労働者福祉会館」より領収書が送られます。
ありがとうございました。
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┗■2.年末年始の原子力報道を読む
| 重要ニュースが伝えられない現代社会の闇 (下)
| 強制起訴された東電旧経営陣三人への求刑は禁固五年
| 何をすべきかもう一度考えよう
| 全ての知見を結集して福島第一原発事故の対応-
| 再度の放射能汚染の防止と事故の真の原因究明を進めるべき
| 除染作業や廃炉作業などの被曝労働に
| 外国人導入は絶対にしてはならない
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
4.強制起訴された東電旧経営陣三人への求刑は禁固五年
業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣三人の論告求刑公判が
12月26日に東京地裁で開かれた。検察官役の指定弁護士は勝俣恒久元会長ら
被告3人にそれぞれ禁錮5年を求刑した。武黒一郎元副社長、武藤栄元副
社長の二人は、それぞれ原子力・立地本部長、副本部長を務めている。
この報道も少ないと思う。その中で、12月27日の福島民報から。
業務上過失致死傷罪の法定刑は5年以下の懲役もしくは禁錮、または100万
円以下の罰金だから指定弁護士は法定刑の上限を地裁に求めた。
この裁判では二つの争点、津波を予見できたか、対策をすれば事故が防げ
たのかが争われている。
被告側は「長期評価の科学的な信頼性がなかった」から「津波を予見でき
なかった」と主張、さらに「試算に基づいて防潮堤を作っていても被害を防
ぐことは出来なかった。」としている。
しかし指定弁護士は、膨大な資料を基に「東北地方の太平洋側ではどこで
も大津波が起きる危険がある」とした国の地震予測「長期評価」が示された
後に、それに基づき、東電が社内外の専門家によりまとめた「津波対策」に
おいて、津波波高の試算を行い15.7メートルにも達するとの結果を元に、
具体策も策定していて、方針を説明して被告人を含む東電上層部の了解を
得る段階になっていたことを示した。
しかし、決定的な場面で、津波対策工事は先送りされ、「土木学会での
検討」という意味の無い時間稼ぎの場面に移行してしまった。
その後、何度も津波対策工事に着手しなければならないと経営陣が決断
すべき場面があったが、それらは見逃された。「情報収集義務」が課せられ
ている経営陣は、これを前提とする予見可能性があったと言うべきだ。
なぜ対策工事を行わなかったのか、その理由は、工事には数百億円の費用
と長い年月がかかり、当然のこととして工事中は福島第二も含めて原発を止
めなければならず、それによる経済損失を恐れたこと、さらに福島県に
対し、このようなリスクのある原発であることを説明することを嫌ったもの
と思われる。
今後裁判は、3月12、13の両日に無罪を主張する被告側の主張を改めて
聴く最終弁論を行い、結審する予定だ。
5.何をすべきかもう一度考えよう
全ての知見を結集して福島第一原発事故の対応-再度の放射能汚染の
防止と事故の真の原因究明を進めるべき
除染作業や廃炉作業などの被曝労働に外国人導入は
絶対にしてはならない
日本の原子力で最優先課題は、福島第一原発事故の対応であることは異論
は無いと思う。老朽原発を無理矢理動かしたり断層の真上にある原発の再稼
働を推進などしている場合ではない。
全ての知見を結集して福島第一原発事故の対応、すなわち再度の放射能
汚染の防止と、事故の真の原因究明を進めるべきだ。
国会事故調も政府事故調も、最終報告を書いていない。2012年に報告書
を出した時点の限られた知見で一定の結論を出しただけである。
原発の内部が分かり始めた今こそ、何が起きたのかを調べるときだ。
さらに、廃炉にした原発の安全管理や使用済燃料、高レベル放射性廃棄
物などの核のゴミの安定及び安全管理を早急に実現しなければならない
はずだ。
原子力に携わる人員は減少の一途、危機的な状況にある。
核の現場には、いわゆる「外国人材」を導入できないし、してはなら
ない。
国は除染作業や廃炉作業などの被曝労働に外国人を導入したいのだろう
が(実際に、既に除染作業について違法に外国人実習生を使っている事実
が明らかになっている)それは絶対にしてはならないことだ。
被曝を最小限に抑えつつ、事故の後始末や廃炉・廃止処理を行うには、
時間をかけて放射線が減衰するのを待つのが最も良い方法だ。時間はかか
るが安全性はより高い。
そのことをもう一度考えるべきだ。 (了)
(2019.1.13発行「脱原発東電株主運動ニュース」No280より転載)
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┗■3.つくらせない!辺野古新基地
| 沖縄辺野古への土砂投入への怒りで集まった
| 米政府に要請する国際署名も広く取り上げられた
| 3日間連続官邸前座り込み行動(12月)とその後1ヵ月を過ぎて
└──── 石塚 勝(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
昨年12月14日午前11時、辺野古の海に土砂が投入されたと、スマホで中継
動画を見て伝えられた。
このとき、12日から始めた「止めろ!12.14辺野古土砂投入 3日間連続
官邸前座り込み行動」(主催:辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡
会)で、まさに官邸前であった。
ちょうど官邸前では、東日本大震災による原発被害補償が進まず、福島
から要請・抗議行動に訪れた一行がアピール行動をしている最中であった。
このことを知った同一行も私たちにマイクを渡し、いっしょになって土砂
投入への怒りのシュプレヒコールをあげたことは、今の日本、安倍政権を
象徴していた。
3日間の連続官邸前座り込み行動は、初日から冷たい風が吹き抜ける例年
以上の寒さの中であったが、ウチナーンチュをはじめ初めて参加する人、
夜遅くまでかかって作った横断幕を持って参加した女性たちもいた。
沖縄のミュージシャンである知念良吉さんや沖縄県知事選の応援に駆けつ
けたという男性のデュオによる歌、フラメンコギターの演奏など多岐に
わたるパフォーマンスも披露された。
11、12日と官邸前抗議行動をおこなった参院会派「沖縄の風」からも伊波
洋一参議院議員がかけつけた。
官邸前だからこそ、玉城デニー知事が直前の13日に首相官邸に訪れた際に
は激励の声を、閣僚が出入りしたときには抗議の声を目一杯張り上げた。
14日朝には省庁への出勤のため官邸前をひっきりなしに通行する労働者に
も話しかけた。
また、官邸前座り込みと同時に新宿駅と新橋駅の前でパブリックビュー
イングとリーフレット配布で広く伝えることもおこなった。
とくに土砂投入前日となった13日の夜は、官邸前座り込みと同時に防衛省
抗議行動(国会包囲実と総がかり行動実の共催)もおこなわれ、全国の地方
新聞に掲載された。
そして、土砂投入された当日夜の抗議集会には500名以上の人たちがかけ
つけたのだ。
この3日間連続官邸前座り込み行動は緊急で各団体に参加要請する間も
なく、“居ても立っても居られない”土砂投入への怒りで集まり、これまで
辺野古新基地建設に反対してきた積み重ねとして実現したと思う。
なお、全国いっせい行動を呼びかけ、多くの地域さまざまな場で抗議
アピール行動が取り組まれたことも書いておく。
―― * ―― * ――
それから1ヵ月。「本土」東京では土砂投入していることへの怒りと行動
は冷めやらないか?
3日間連続官邸前座り込み行動の終了後、今後の予定はないのか、何もし
ないのかと思い、ウチナーンチュの女性たちが声をかけ合って官邸前座り
込みを連日し始めた。
また宗教者による連日の渋谷駅前でのアピール行動をはじめ、さまざま
な場で行動や抗議声明が発せられた。また同時にアメリカ政府に要請する
国際署名が広く取り上げられたことで関心が高まり、呼応する行動もおこ
なわれてきた。
土砂投入が続けられていることに対して、12月28日防衛省、1月5日
首相官邸と抗議行動を急きょおこなってきた。
安倍政権への反発が高い状況を続けさせていくためにも、今も土砂投入
し続けていることを見過ごさないよう多くの人たちに広める、参加できる
行動がさらに求められていると思う。
※関連報道
辺野古土砂投入から1カ月経過 国内外から批判広まる
(1月14日「沖縄タイムス」より見出し)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00371428-okinawat-oki
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┗■4.九州電力、玄海原発2号機の廃炉濃厚 再稼働メリット見えず…
| メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.九州電力、玄海原発2号機の廃炉濃厚 再稼働メリット見えず
1/15(火)11:54配信「朝日新聞デジタル」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190115-00000026-asahi-bus_all
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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
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◆1/26(土)上岡直見氏講演
東海第二原発に緊急事態が起きたら茨城県は?首都圏は?
日 時:1月26日(土)14:00~16:00
講 演:上岡直見[環境経済研究所(技術士事務所)]
会 場:茨城県県南生涯学習センター中講座室
(土浦ウララビル5階)
http://www.kennan.gakusyu.ibk.ed.jp/?page_id=205
主 催:脱原発ネットワーク茨城
お問合せ・チケット(当日資料交換券)扱いは詳細参照
詳細 https://nonukes-ibaraki.jimdo.com/
当日資料代:500円
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┗■6.新聞・配信より2つ
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◆経団連中西会長「再稼働どんどんすべきだ」
経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)は15日の記者会見で、東京電力
福島第一原発事故後に停止している原発について「再稼働はどんどんやる
べきだ。ただ地域の反対がある中、一般公開の討論を真剣にするべきだ」と
述べた。併せて中西氏は「(原発が立地している)自治体が(再稼働に)イエ
スと言わない。これでは動かせない」とも強調した。(後略)
(1月16日東京新聞朝刊3面より抜粋)
詳しくはこちらを
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201901/CK2019011602000153.h
tml
◆東海第二原発、初の住民説明会=規制庁への不満相次ぐ-茨城
日本原子力発電東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働に必要な国の審査
が終了したのを受け、茨城県は13日、地元住民らを対象とした初の説明会を
同村で開いた。
原子力規制庁の職員らが審査の概要などを説明したが、参加者からは「質
問に答えていない」などと不満の声が相次いだ。
説明会は約140人が参加し、約2時間半にわたって行われた。質疑応答で
住民は「100%事故が起きない保証はできるのか。事故が起きたときに誰が
責任を取るのか」などと発言。大沢直幸さん(70)=東海村村松=は「不安
感を解消してほしいのに、説明は分かりづらかった。聞く側と話す側に溝が
ある」と漏らした。
茨城県が再稼働への賛否を示さなかったことについても疑問視する声が
上がった。県原子力安全対策課の山崎剛課長は終了後、「いずれかの段階
で県としての説明をするよう検討したい」と話した。
(1月13日配信「時事通信」より)
※《事故情報編集部》より補足
1/14の「茨城新聞20面」では「村民 納得できぬ」「安心」と双方の声が
あったと報道しています。
しかし、当日出席した参加者の1人からは、「質問者の中には1人も
『説明がわかりやすくて、安心だ』などと発言した人はいなかった」と
聞いています。
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