現官界は清朝末期の如く
- 2019年 2月 7日
- 交流の広場
- リスベット
現官界は清朝末期の如く
出所:世界門 発表時間: 01/26/2019 (翻訳 リスベット)
中国紀律委員会官報《中国紀検監察雑誌》1月22日号は、「責任の押し付け合い」は役人の暗黙のルールの一つで、民の声が鼎沸している問題でも、役人は「この問題は非常に難しい」という一言で、責任逃れをして、いい加減にあしらう、と官界の弊害を列挙。
当局が政策を公布しても、役人は「不完全だ」、「科学的ではない」、「実用的ではない」「自分にメリットがあればやる、利益があればやる、隙があればつけ込む、リスクがあれば逃げる」等様々な理由で相手にしない。
また、現官界と清朝の末期を対比し、清朝末期曽国藩が皇帝に上申した「役人の尻込み、些事として扱う、いい加減さ、だらしなさ」を挙げている。中国の体制内学者原軍事学院出版社社長辛子陵曰く「中共の腐敗は清朝のそれをはるかに超えている。清朝も役人ポストは売買されていたが、売られるのは道台地司局級候補までであった。しかし中共では売買される大軍区の政治委員のポストはどの階級に当たるか? 清朝では総督に相当する!」
習近平が就任して、中共の政法システムが平和な時期に、人権派弁護士、ネットの人気者、人権活動家の逮捕という全国的な大規模な事件を起こし、意図的に社会不安を引き起こした。
台湾の武力攻略、中印国境紛争、東シナ海、南シナ海紛争の武力鎮圧を叫ぶ官僚の背後には、官僚たちの煽りがある。
官僚達は、2013年から、心に混乱が生じ、直接の原因は、当局の反腐敗。 汚職に深く陥っている官僚集団は、反腐敗によって受ける傷を避けるために社会混乱を起こすことによって、当局を疲弊させ、反腐敗に力が及ばないようにさせている。
香港雑誌《前哨》「評論」曰く「粛清を避けるために、習近平当局の反汚職に反対する中共内部の陣営は江沢民をトップとする「虎党」を組織して、活躍している。「虎党」の汚職役人たちの中央に対抗する戦術は二つ:「しない」、「やり過ぎる」。
王德邦は香港メディアで曰く「現当局が反腐敗と制度改革を突破するためには、反腐敗は速戦即決、霹靂の手段を執り、一刻も早く虎を捕まえ、制度改革を開始しなければならない。動乱の源を終結させる方法は、全体主義体制を終了して、憲政民主、人権法治を実行することで、これによってのみ官僚の腐敗は根本的に回避され、最終的に社会全体の動乱の源を取り除くことができる」。
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。