テント日誌3月31日
- 2019年 4月 2日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
- 天空に脱原発の星ひとつ増え - 怪猫(あやねこ)
- たろうさんあなたの思い絶えることなし - ひよどり
- 口火きり言い続けた事後を継ぐ - 甲斐猫のら
- 握る手の温もり強き太郎力 - わかち愛
- 太郎ちゃんあとはやるから休んでね - 水蓮仏
- 弱音はくひまなく逝った君思う - 乾草
- 淵上の花はやさしのこころざし - 猩々子(しょうじょうし)
- 蒲公英(たんぽぽ)を教えし闘士は雲の上 - 青晴山(せいせいざん)
- 淵上の綿毛各地で花が咲く - 草地
- 漂然と君現るや治れり - 落葉
- 脱原発淵上太郎天国にて - 原子力ドンキホーテ
- 淵上太郎後から行く桜咲いてる - 山田和秋
- 脱原発政治家変えれば即実現国民民主に絶対入れるな - ちょぼ太郎
- 右手上げテント村長この世去る - 芒野
- 脱原発太い幹に育ってる - 水蓮仏
- 骨太のテントの柱揺らぐまじ - 草地
- 消費税悪人どもが肥え太る - 芒野
- テントでの太いきずなは永遠に - 乾草
- 野辺後にもテントの思い絶やすまい - 草地
- 道端のたんぽぽを見て思い出す - 怪猫
- 思いあらば霞が関よ恥を知れ - 落葉
- 原発をやめろの思いに恋をする - 水蓮仏
- 復興の何が復興だという思い
- 脱原発の戦略と哲学を
- 目をつむり思う福島の百年後
- 原子力ムラに群がるワルとワル
- 言葉こそ力福島叫ばねば
- 嫌なもの嫌と言おう福島よ
- 福島に五輪のカネを使うべし
経産省前テントひろば1807日後
渕上さんの思い出で話に花がさいて… 3月27日(水)
今日は早番をTさんと交代したのでいつものように11時頃事務所に着いた。グッズをチェックしていたら携帯電話が点滅していたので見てみたら北海道のS・Hさんからのメールで、淵上さんのことをお知りになり哀悼の意を表されてきたものでした。
以下に全文を記します。
おはようございます。この携帯には初通信です。淵上代表の逝去に哀悼の意を表します。 北海道・SH
SHさんはテント時代からよくハガキを贈ってこられていたのが印象に強く残っています。北海道で頑張っておられるようで心強いです。廃炉まで共に頑張りましょう‼SHさんから元気を貰ったので早番のIさんと足取り軽く経産省前へ向かいました。経産省前は思いのほか風が強く椅子に座っていないと風で薙ぎ倒されそうなのでバナーヒモは緩くして風をやり過ごしてなんとか維持できた。準備が終わって一時間ほどは誰も立ち寄る人はいなかったが1時過ぎになって常連のOさんが来られた。新しいニュースを渡して淵上さんの思い出話に花を咲かせた。
2時前にはいつも原子力規制庁抗議行動に参加されている横浜のKさんが来られた。お昼を食べられたあとマイクなしであったが堂々と経産省に向かって抗議の演説をされた。その歯切れの良さと鋭い指摘に聴いていた我々は皆拍手喝采をして大いに盛り上がった。遅番のTさんも2時半前に来られ、レジェンド・Sさんも3時過ぎに来られた。他にも座り込みの常連の人が曜日に関係なく来られたので新しいニュースを渡すと自然に淵上さんの思い出話しになった。
3時半頃には病気をされているTaさんが来られ文旦の大きいのを差し入れてくれた。皆で分け合って御馳走になった。今日はこの他に東京新聞に載った鎌田さんのコラムを読んだのであろうか、本当の事は解らないが、顔の知らない人が立ち寄っていかれて、頑張ってください、声をかけて下さってカンパをしてくれた。(保)
現役を引退したら座込みに参加したいと言う人あり 3月28日(木)
座り込みの準備をしていると、経産省に用事に来たと言う人が毎日ご苦労様と声をかけて来た。何度か会った人で私も現役を引退したら座り込みに参加したいと思っていますと言ってくれた、本当ならこんなに嬉しい事はない。
12時30分頃、国交労連のデモ隊が通り、経産省前に来た時には、「原発反対」「福島第一事故の責任を取れ」等のシュプレヒコールを上げてくれましたので、座り込みに参加していた人達は、その隊列に手を振り拍手をして、エールの交換をした。今日は、東電株主裁判があり、その傍聴者が何人も座りこんでくれました。時より小雨が降って肌寒い一日でしたが、真冬の寒さに比べれば何てことのない座り込みでした。(Y・R)
小さな女の子を連れた若い女性に励まされた 3月29日(金)
今日はイロハのMaさん,Yさん、Wさんともに用事でお休み。しかし Miさんが夫婦で参加され、荷物の運び出しを手伝ってくれたので、事務所出発はSさんと合わせて4人であった。 Miさんのお連れあいは途中から出かけられたので経産省正門前に着いたときは3人に減った。でも、みんな手慣れたものでさっさっと作業をして見事にセッティング完了。風も穏やかでバナーも2本取り付けし、座り込み開始。
座り込みを始めてすぐに、小さな女の子を連れた若い女性が話しかけてきた。毎日やっているんのすか?「はい、交代ですが」私、福島出身なんです。頑張ってください。と励まされた。チラシを渡し、小さな女の子には「原発いらない」のワッペンをあげた。郵政の方向に歩いていかれた。嬉しいものだ。
2時過ぎるとレジェンドSさんや、文科省抗議のTyさんがやってきて賑やかになった。またFさんを訪ねてきた人で、津波研究家のTさんという方がいたがFさんが留守だったのでまた来ると言って地下鉄の入り口の方に行ってしまった。暫くしてからFさんがやってきてそのことを伝えると、FさんはTさんに電話をかけ呼び戻した。戻ってきたTさんはそのときいたKさんと話していたが口論となり話がうまくまとまらなかった。ここにやって来る人は個性が強い人ばかりで、ぶつかることが多い。運動の足を引っ張らなければいいのだが(S・S)
文科省と経産省と首相官邸に抗議 3月29日(金)
16時からの文科省抗議行動(朝鮮学校への差別反対)に少し参加、韓国から来た人の連帯のアピールを聞いた。私からも「冬のソナタ」以来の韓国ドラマの放映と親近感、25日(月)の院内集会で文科省職員に対して朝鮮学校差別をしないよう訴えたこと、文科省が大量に日本中に配布している「放射線副読本」が「国民」に被曝を押しつけるひどい本であることを話した。
17時からの経産省抗議は堀口さんの進行で、藤原さん、斉藤さん、堀口さん、三上さん、木村、堤さん、沼倉さん、乱さん他が話し、歌とコールで経産省を責めた。 私は、東京電力が、ADRの仲裁和解案を拒絶しながら、東通村に4億円の寄付をし、東海第二の再稼働の為の資金支援、一方で経産省が原子力に補助金など、「国が東京電力を税金や電気料金を原発に注ぐ水道の蛇口にしている」ことを責め、東電から電気を買うべきでない、と訴えた。
18時からはFさんが用意した大型ビデオスクリーンで故渕上太郎さんのスピーチを聞いた。片づけはHさんSさんMさんにお願いし、私は首相官邸「裏」の抗議行動で、安倍は止めろと訴えた。 経産省本館前に戻ると、峠の茶屋と若者たちの抗議行動でにぎわっていた。 (K.M)
今日はご褒美一杯の一日だった 3月30日(土)
曇り空の下で霞ヶ関では桜が咲き誇っていた。無彩色な風景の中で色彩を放っていた。経産省正門前の開花はどの樹も同じで淡い色が殺風景な建物を彩る。外務省では一本ずつ開花が違っていて、蕾の濃い色合いから満開までピンクのグラデーションを楽しめる。今年もここで一冬越したご褒美かな。
二つ目のご褒美。Yさんが自転車で新しい椅子を運んできてくれた。今までよりもずっと軽くて座り心地も良い。カンパしてくださった皆様と運んできてくれたYさんに感謝です。
周囲の植え込みをのぞき込んでたんぽぽを探してみたが全然見つからなかった。数年前はあった筈だが最近は昔からの草花を目にしなくなった。
座り込みもそろそろ終わろうとするころYTさんがゆっくり歩いてこちらに向かってくる。その後ろを桜の花びらが雪のように舞っていた。最近出版されたという本を頂いた。三つ目のご褒美。
終了時刻になり片付けをしているとSYさんも来てくれた。それだけでもう四つ目のご褒美。今日はご褒美いっぱいの一日でした。(O・O)
淵上太郎さん追悼、脱原発青空テント川柳句会開催されました
3月31日(日) 正午より
選者は乱鬼龍氏、席題は「太」「思う」2時10分投句締切、2時30分より入選者の発表、披講となりました。風は冷たかったですが、陽が射すと急に暖かくなる春らしい一日でした。
今回の参加者は15名、まず参加者全員による淵上太郎さんへの追悼句が読み上げられ、その後入選句が発表されました。
選者より入選者へ雑誌やおかし、果物などの景品が手渡されました。
追悼句および入選句は以下の通りです。(S.E.)
追悼 淵上太郎さん (順不同)
「太」 特選 ◆ 自由とは太く続けるすわりこみ - ひよどり
秀句 ★ あちらにも太郎のテントできたかな - 怪猫
「思い」 特選 ◆ 核廃絶思いは半減期より長く - 芒野
秀句 ★ 反原発明かりは消えずテント村 - 青晴山
遅まきながら投句します 弁護士の大口さんの投稿です 昨日は、成田での集会に、一瀬・大口・吉田は参加していましたので、 渕上様を偲ぶお花見には出席出来ず残念でした 遅まきながら・・・ 「風景は思想です」 堀文子氏、100歳にてみまかられる 思想無き 安倍の「日本」かまびすし 癌風景、こんな日本に誰がした 嘘みたく、汚染水を垂れ流すな 渕上太郎氏は、日本タンポポを愛されたり 太郎氏逝く 送るタンポポ色優し
脱原発テントひろばは4月1日より通常時間に戻り、 次回の脱原発青空テント川柳句会は2019年4月21日(日)13時から開催いたします。
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その113 東京電力は税金や電気料金を原発に注ぐ蛇口か!? ~ADR和解案を拒絶しながら、東通村への寄付や日本原電への資金支援を許すな~ 3月27日の報道をご覧頂きたい。 「東電、東通村に4億円寄付 原発立地、ふるさと納税で」 2019/3/28 10:39 3/28 10:43updated 一般社団法人共同通信社 https://www.47news.jp/national/genpatsu/3410285.html <東京電力ホールディングスが、東通原発の建設を進めている青森県東通村に、企業版ふるさと納税制度を利用して約4億円を寄付する方針を固めたことが28日分かった。事実上国有化された東電が、完成の見通せない原発に関連して寄付することは、国民や契約者の反感を招きそうだ。 企業版ふるさと納税制度は自治体の地域活性化策に寄付すると、寄付額の約6割が税金から差し引かれる仕組み。東通村は2018~19年度に、総事業費約8億円で移住促進や教育環境整備に取り組むとしており、東電は半額程度を寄付する。 東通村には、東北電力の東通原発もあり、東北電が約4億円の寄付を表明している。>
さらに、3月28日東奥日報が「東電が青森事業本部新設へ事業体制を強化拡大する」 https://www.toonippo.co.jp/articles/-/171589>と報道した。 昨年に福井県から出た使用済み核燃料を青森県に持っていくかと報道、結局昨年末に関電が県外を断念し西川福井県知事に約束違反で謝罪したが、原発を持つ電力会社の青森県への働きかけを注視しないといけない。 それにしても、東電の東通村への寄付は許せない。 東電は、事故処理費用22兆円(実は50兆円~100兆円)の大半を国に税金や電気料金などで出させることにして生きのびている。事故責任を誰もとらないまま、ADRの仲裁和解案を拒絶して福島県の被害者の賠償を拒否し、全国で起こされた約30件の損害賠償訴訟のうち判決が出た10件で東電に賠償命令を出され、刑事告訴された裁判では旧トップ3人が真摯に証言することなく結審を迎えた。
全く「被災者に寄り添った対応」(復興庁談)をしていない。 一方で、柏崎刈羽原発の再稼働を計画(規制委適合性審査合格)して工事を進め、東海第二の運転延長・再稼働の為に日本原電に2000億円近くの資金支援を予定している。 要するに、東京電力は、国の原子力推進政策に「国民」の税金をつぎこむ為の蛇口になっているのだ。 私たちは、電力自由化を活用して、東京電力の電気を買わない不買運動をするべきではないか。経産省と東電の横暴を東電不買運動で止めないといけないのではないか。
4月3日(水)「アベ政治を許さない」ポスターを掲げる日
13時:国会正門前でも行われます
4月3日(水)抗議行動 止めよう!東海第二原発 再稼働許すな
日本原電本店前行動(地下鉄銀座線末広町4番出口)17時~17時45分
4月3日(水)抗議行動 第67回東電本店合同抗議行動
東電本店前 18時30分~19時45分
4月5日(金)経産省前抗議行動 17時~18時
官邸前抗議行動(首都圏反原連)は18時30分~
4月10日(水)南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟
第15回口頭弁論 14時~東京地裁103号法廷
報告集会:15時15分ころから 参院議員会館 B107
乱鬼龍の森羅万笑 乱鬼龍 3月31日
脱原発 川柳
◆福島の叫びが届くか届かぬか
脱原発青空川柳句会は4月21日(日)13時~16時 経産省前ひろば
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。