井上元東北大総長の研究不正疑惑の解消を要望する会 新着情報 No. 36
- 2019年 4月 7日
- スタディルーム
- 井上合金事件大村泉東北大学
新着情報 No. 36, 2019年4月5日
日本金属学会欧文誌編集委員会が2019年3月25日付で井上明久東北大学元総長の3編の論文撤回を公表した。この新着情報では、(1)編集委員会の公告(編集委員会アナウンスメント)、公示された撤回論文本体へのアクセス方法=関係URL,(2)フォーラムが作成した公告骨子の日本語版、(3)論文撤回の前提となった日本金属学元会長らの「申し入れ」へのアクセス方法、(4)関係する新聞報道を紹介する。この新着情報は関連連載記事の第1号である。
[日本金属学会欧文誌編集委員会による撤回論文の公示]
論文(1)Mater. Trans., JIM 38 (1997) 749-755
https://www.jim.or.jp/journal/e/pdf3/38/09/749.pdf
論文(2)Mater. Trans., JIM 40 (1999) 1382-1389
https://www.jim.or.jp/journal/e/pdf3/40/12/1382.pdf
論文(3)Mater. Trans., JIM 41 (2000) 1511-1520
https://www.jim.or.jp/journal/e/pdf3/41/11/1511.pdf
いずれの論文も当該URLをクリックすると、撤回理由を記した日本金属学会編集委員会の公告(英文)と,それに続けて斜めに太字でRETRACTED(撤回された)が全ページに入った論文本体が公表されている(アクセスフリー)。
[公告骨子日本語版]
参考までに英文公告の骨子を日本語に訳出し、以下に掲げた。
公告骨子(日本語版)のPDFは下をクリックしてダウンロード
[日本金属学元会長らの「申し入れ」]
今回のRetraction 措置の公表は、日本金属学会元会長ら6氏、および、元東北大学附置研所長・名誉教授2氏(新着情報 No.35, 2018年7月6日、新着情報 No.33、2018年1月20日、参照)による日本金属学会欧文誌編集委員会への申し入れを受けてのものである。関連新着情報から関係文書にアクセス可能である。
[新聞報道]
この日本金属学会欧文誌編集委員会の決定は、直ちに朝日新聞電子版で翌日(3月26日)午前0:00に速報があり、詳報が同日付同紙面に掲載された。3月27日には、毎日新聞、読売新聞、河北新報が報道した。ここでは、朝日新聞および毎日新聞の記事を紹介する。本日発売の『週刊金曜日』「編集者後記」も紹介する。
新聞・雑誌報道の内容に関するPDFのダウンロードは 下をクリック
初出:「東北フォーラムホームページ 井上[元]総長の研究不正疑惑の解消を要望する会」より許可を得て転載:https://sites.google.com/site/wwwforumtohoku3rd/
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔study1028:190407〕
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