国際シンポジウム開催のお知らせです:六四・天安門事件を考える「民主化はなぜ挫折したのか」
- 2019年 4月 29日
- スタディルーム
- 石井知章
明治大学現代中国研究所では、六四・天安門事件から30周年を迎える本年6月1日、明治大学において下記の国際学術シンポジウムを開催いたします。ご関心をお持ちの皆様、どうぞご参加ください。
《六四30周年シンポジウム開催概要》
六四・天安門事件を考える「民主化はなぜ挫折したのか」
日時:2019年6月1日(土)10:00~17:00(開場9:30)
場所:明治大学グローバルフロント1階 多目的室
地図サイト:https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
(無料・事前予約不要)
《開催趣旨》
中国の現執行体制の基礎を形作った六四・天安門事件を世界史レベルにおいて再検討することは、グローバル化した世界の政治・経済システムにおいてますます存在感を増している中国の今後のあり方を考え、習近平体制の今後のゆくえを見定めるための、必要不可欠な前提作業となっている。この公開シンポジウムでは、天安門事件研究の世界的権威であるA・ネイサン氏(コロンビア大学教授)をお招きして基調講演をいただくとともに、日本国内の天安門事件研究の第一人者である矢吹晋氏(横浜市立大学名誉教授)にコメントしていただく。そのうえで、さらにアメリカからお招きしている天安門事件との関係の深い歴史的証人、王丹氏(華府智庫/対話中国代表)、胡平氏(『北京之春』雑誌社主編)、および張博樹氏(コロンビア大学客員教授)の三人から、その歴史的意義についてそれぞれご報告いただき、広く参加者とともに議論し、今年30周年目を迎えるこの世界史的事件へのさらなる理解を深めていきたい。
《プログラム》
10:00~10:10 開会挨拶 石井知章
10:10~11:30 基調講演
「習近平と天安門の教訓」
Andrew J. Nathan(コロンビア大学教授)
11:30~11:40 休憩
11:40~12:00 コメント
矢吹 晋(横浜市立大学名誉教授)
12:00~12:30 質疑応答
(昼休み)
13:30~15:10 六四・天安門からの現地報告
13:30~14:20
報告:「六四・天安門事件の歴史的意義」
王丹(華府智庫/対話中国代表)
14:20~15:10
報告:「『六四』は中国を変え、世界も変えた」
胡平(『北京之春』雑誌社主編)
15:10~15:20 休憩
15:20~16:10
総括報告:「30年後に『六四』を考える」
張博樹(コロンビア大学客員教授)
16:10~17:00 質疑応答(登壇者・フロア)
司会:石井知章(明治大学教授)
通訳:徐行(北海道大学准教授)、及川淳子(中央大学准教授)
主催:明治大学現代中国研究所
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明治大学現代中国研究所
china@meiji.ac.jp
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~china/
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔study1037:190429〕
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