テント日誌5月9日
- 2019年 5月 13日
- 交流の広場
- 経産省前テント
経産省前テント日誌1807日後
生活保護制度について随分と考えさせられた 5月5日(祝)
小田急線で人身事故があったため、30分遅れの12時に経産省前に着いた。藤原節男さんが既にセッティングを終えていた。乱さんと横浜のObさんも座り込んでいる。藤原節男さんはご自身の後援会ビデオを繰り返し上映するも通行人は少ない。乱さんは有栖川宮記念公園の中央図書館に行ってしまって、座り込みは私を含めて3人だけだ。
藤原節男さんが「私の講演は良いね」と自画自賛したので、すかさず私も「藤原節男とかけて、有栖川宮と解く、そのこころはどちらもコウエンは素晴らしい」と(よいしょ)を行った。やがて板橋のTrさん、永瀬さん、時々来られるMtさん、三上さん、斎藤美智子さんが来て座り込みされた。4時の撤収後は事務所に戻ってのコーヒータイムで、ハシユキが関わっているエルモの家庭問題を通して生活保護制度について考えさせられる問題が随分あるんだなと思った。ユーチューバーをやっているお客様を迎えて色々な話題にふれて事務所を後にした。(SK)
連休最後の日もわりと多くの人がこられた 5月6日(祝)
今日の天気予報では昼間でも所によっては雨が降る、ということたったので雨具を持って事務所に向かった。早番のSさんと雨対策にごみ袋を持って経産省前へ出掛けた。経産省前は風は多少あったが何時ものようにのぼり旗・バナーを取り付けることが出来た。準備をしているときに早くも北区のKさんがやって来て、何時ものように御煎餅を差し入れてくれた。一通り座り込んだあと他所へ出掛けて行った。
先週の木曜日の日誌では国会前の座り込みが休みなのに他の人が来るかとずっと待っていて経産省前に来たのは引き揚げる直前だったということだったので午後1時頃になったのでレジェンド・Sさんに電話をして、こちらに直行するように指示しました。先週の水曜日に別れるときに、明日は上に誰もいないからここに直行するように言っていたが、次の日には忘れているのが今のレジェンド・Sさんなので(月)(木)の昼に電話してあげなければならないのです。
常連のOさんがレジェンド・Sさんと入れ違いに帰られた。奥さんの具合が良くないそうなので来週も無理して来ることのないように、と念を押した。70歳を過ぎるとどちらかが具合が悪くなっているのを私の回りでも時々見かけるようになりました。3時過ぎに3名の人が次々と座り込みに来てくれましたので最大6人での座り込みになりました。連休最後の日でしたが相変わらず経産省前を通る人は少なく低調でしたが、その割りには座り込みに来てくれる人があったので良かったと思います。明日から平常に戻るので頑張っていきましょう。 雨が心配されましたが降ることもなく終わることができました。(保)
笑いごとで済まされぬ安倍の誤読 5月7日(火)
11時前に、事務所に着くと既に相方のOさんが30kmの道程を自転車で約1時間半かけて来たとの事で予想よりも若干早く到着したと言っておりました。
セッティング時には暖かかったのですが、風が強く横断幕は1枚だけセットして様子を見る。大型連休明けの、経産省前はいつものように多くの通行人が行きかう。その歩道に「原発再稼働反対」等の「ノボリ旗」が風に乗ってはためいて、何とも言えない気分だ!
だが14時頃急激に寒くなり、小雨も降ってきたので、急いで事務所に雨傘とビニールコートを取りに行く。
後半担当のAさんが所用のため来られないとの連絡があり、その代理でお連れ合いさんが最後まで、レジェンドSさんや、月曜・水曜担当のSさんも辺野古基地反対の防衛省前抗議行動に行かれる時間まで座りこんでくれました。
今日の日刊ゲンダイに、安倍がまた誤読をして、右翼団体「一水会」が激怒したとの記事が載っていた。なんでも「末永くお健やかであらせられます事を願って已(やみ)ませんを、已(い)ませんと誤読したとの事、(意味がアベコベだー)早速官邸HPから映像を削除したそうだが!
安倍は過去にも、「云々」を「でんでん」、「背後」を「せご」などと誤読している。こんなのが、首相で教育の充実とかほざいて改憲とは聞いて呆れる。 (Y・R)
もう初夏の陽気だが、天候は不安定だ 5月8日(水)
初夏の陽気。風は割と強く、バナーは一つにした。 セッティングして間もなく反原発のワッペンなどをカバンにつけた男性がニュースを下さいという。しかし、今回のニュースの束にはたんぽぽ舎のスケジュール表が載っているプリントがなかったのでがっかりされる。それがほしかったのだそうだ。
今日は天皇の代替わり関係の裁判があり、わざわざ富山から上京された方が裁判の前に寄られた。東京に来たときは「テントひろば」の行動に参加するようにしているとのこと。
規制庁抗議行動の後、いつものようにKさんがこられ、経産省の職員向かって演説。厳罰政策についてよく考え、誤った政策の遂行者にならないようにということをいろいろと歴史的事実等を出して話していた。佐藤ベーカリーのパンはみんなで分けて食べた。通行人の二人の方がカンパをしてくださる。6時に終了するまでに当番を含めて11人が参加。夜は、東海第二原発延長再稼働反対行動(浅草稲荷町)と東電抗議行動があり、レジェンド美智子さんや保っちゃんはそっちにも参加。 (T・I)
憲法審査会開催に抗議した人たちも寄られた 5月9日(木)
一日中曇り空で、暑くもなく寒くもなく爽やかな風が心地良い座り込みでありました。今日は、憲法審査会が開催されて、それに対する抗議行動を9時から国会議員会館前で行っていた「9条改憲阻止の会」の人達が帰りに寄ってくれたり、今月の3日(金)にお連れ合いの葬儀を出したばかりのKさんが来てくれたり、入れ替わり立ち代わり延べ12名の座り込みであった。
夜は前記審査会の緊急抗議行動に参加すると言う人もいましたが、私は文京シビックセンターで行われた、南京大虐殺・靖国神社に抗議した「香港人弾圧を許すな!5・9集会」に参加した。(Y・R)
5月9日憲法審査会開かれる 5月9日(木)
国会で5月9日に憲法審査会が開かれました。
改憲反対に取り組んでおられる皆様に毎日新聞9日夕刊の小林節先生の記事をぜひお読みください。(上村信一)
さらば「改憲マニア」たち 自民党の元「指南役」 小林節・慶応大名誉教授
毎日新聞2019年5月9日 東京夕刊
インタビューに答える小林節慶應義塾大学名誉教授=東京都千代田区で2019年4月24日、山下浩一撮影
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会いたい人がいた。慶応大名誉教授の小林節さん(70)。憲法改正を主張するタカ派憲法学者として自民党の「指南役」を務めながら、安倍晋三首相の再登板後は、改憲論者の立場から「邪道」と厳しく批判してきた。ところが、だ。一大決心をしたらしい。【吉井理記】
70歳の護憲派宣言 「僕は進歩した」
話は1980年代にさかのぼる。皇居にほど近い学士会館(東京都千代田区)で開かれたある会合に、自民党議員らに交じり、米国留学を終えたばかりの小林さんの顔があった。
「安倍首相の祖父・岸信介元首相が設立した『自主憲法制定国民会議』です。当時は改憲を口にするだけで右翼と言われる時代。だから『改憲はタブーじゃない』という僕の主張を知った自民党が喜んで勉強会に呼ぶようになり、『国民会議』にも招かれたんだが……」
小林さんが若き日を回想する。記者が小林さんと初めて会ったのは2013年4月。「特集ワイド」の取材である。安倍首相が唱えた改憲発議要件を緩和する憲法96条改正論について「9条改正は不可欠だが、権力者が自らの権力行使のたがを緩めるような96条改正を入り口にするのは邪道だ」と怒っていた。
それから6年。改憲派の重鎮に、今の自民党とその改憲論をどう思うかと尋ねると、小林さんの口から出たのが「自主憲法制定国民会議」だった。
「自民党議員と共に会合に出るようになって、びっくりした。ある式典では、ひな壇の正面に日の丸を掲揚して『皆さん、日の丸を通して、皇居におられる天皇陛下を遥拝(ようはい)しましょう』と、みんなで最敬礼をするんです。日本国憲法下の世とは思えなくてね」。彼らの周辺には、「8月15日には靖国神社に参拝するのが国民的常識だ」と説く「明治憲法復元派」に近い憲法学者までいた。
「僕は権力者が法律で国民の人権や自由を縛ることを許す明治憲法を『憲法』とは認めない。憲法とは、国民が権力者を縛るものです。でも、彼らは明治憲法と、大日本帝国の価値観の中で生きていた。それは違う、と。だからこそ、三十数年、憲法を理解してもらうために自民党の憲法族と付き合ってきた。それなのに……」
その自民党が12年にまとめた改憲草案では、小林さんが説いてきた常識と正反対、権力者が憲法で国民を縛る「国民の憲法尊重義務」規定が加えられて仰天し、翌年の96条改正論議に怒り、「明白な憲法違反」と反対し続けた安全保障関連法の成立(15年)にあきれ返った。
17年から、安倍首相が「自衛官の子どもが『お父さんは違憲なの?』と涙目になった」とのエピソードを持ち出して9条改正を訴えだしたことにはこう憤る。
「武装組織を巡る冷徹な議論に、お涙頂戴の情緒論を持ち込む安倍首相です。もはや今の政治に、憲法を変える資格も知性もない。危なすぎる。首相たちはとにかく改憲してみたい、という『改憲マニア』なんです。もう9条を含め、憲法は変えるべきではない。僕はこれまで改憲論者、護憲的改憲論者を自負してきました。でも、もう改憲論者はやめた。護憲になる」
「特集ワイド」の取材で、小林さん、確かに何度も「安倍政権での改憲はダメだ」とは言ってきたが、改憲論者の看板そのものを下ろすとは意外である。学者としての大転換、と言っていい。その真意は後で改めて聞くとして、こうも付け加えた。
「政治も、憲法を巡る状況も、先ほど言った通りのざまです。今、この国の憲政を守るため、打つべき最善の手は何か。そう考えると憲法を変えず、伝統的な憲法解釈をもっと分かりやすく再構築して固め、国民に啓発し、関係法令を整備する。これが一番いい」
昨年、世を騒がせた自民党の杉田水脈(みお)衆院議員の「LGBTなどの性的少数者は本当にそれほど差別されているのか」「彼らは子どもを作らず『生産性』がない」との趣旨の雑誌寄稿も、小林さんにはショックだった。
「LGBTは、いや人間は全て個性的な存在です。憲法は、各個人が、それぞれの個性を大切にして生きることを保障している。にもかかわらず差別がある。だから公権力が差別をなくす努力をすべきなんです。憲法を擁護すべき国会議員が、憲法の一番大切なところをまるで分かっていない。そんな議員たちが、憲法をいじるなんてとんでもない」
小林さんは、生まれつき左手に障害がある。今も人前に出る時は必ず手袋をする。
「障害も個性ですよ。小さい頃、道を歩くだけで『かたわ』と石を投げられ、幼稚園の先生には『こういうお子さんは他のお子さんの迷惑になります』とまで言われ、入園を断られた。『公園デビュー』じゃないけど、遊んでいる子どもたちに『僕も入れて』と言ったら、『入れてやらない』と突き飛ばされて、泣いて帰った。かっぽう着姿の母が抱き締めてくれて……。母も泣いていた」
だからこそ「私が私として」生きることを保障する憲法に感動して学者を志し、「人は生まれながらにして平等で、不可侵の尊厳を持つ」と独立宣言でうたった米国に留学し、学者として、自民党議員らに「憲法とは何か」を指南しようと活動してきた。
「でも安保法案や自民党の改憲草案を批判してから、表立って自民党の議員とは会わなくなってね。一緒にレストランにいても、別々に出たりしてね。野党も野党だ。今の選挙制度では、野党が一つにならないと絶対に勝てない。でもならない。本当に安倍政権と向き合う気があるのか。業を煮やし、16年の参院選、自分で政治団体『国民怒りの声』を結成して打って出ると、今度は野党から『商売がたき』のように見られちゃって」
結果は敗北。所属する国会議員がおらず、メディアから「政党」として扱われなかったことも大きかった。何せ学者である。論争は得意だが、かといって選挙にも強いとは限らない。そんなわけで、あれほど小林さんを持ち上げた自民党も野党も、最近は小林さんに近づかない。
「改憲論を唱えていた昔も護憲派の憲法学者から嫌われて、学会からパージ(追放)されていたからね。子どもの頃から一人は慣れているんだ」
さて、長年の持論の大転換。変節、という意地悪い声も聞こえてきそうだが、本人は涼しい顔である。
「学者も学説も『道具』なんです。世の中をより良くするための。僕も憲法学者として、生まれて、生きて、そして死ぬまでに、世の中に良き貢献をしたい、とずっと考えてきた。それが、昔は9条を含む改憲論だった。でも今は違う。憲法を変えないことこそ、世の中への貢献だ。僕は今年70歳。長年かけてここまで進歩してきたんだ」
夏の参院選の結果いかんで、首相、いや自民党宿願の改憲も政治日程に乗ってくる。
「その時は、今度は『護憲派学者』として、首相らと論争させていただくよ」。ニヤリと笑い、テレビ出演のために慌ただしく去っていった。
■人物略歴
こばやし・せつ
1949年東京生まれ。米ハーバード大ロースクール客員研究員などを経て、2014年まで慶応大教授。著書に「小林節の憲法改正試案」、共著に「『憲法改正』の真実」など多数。
(これは経産省前テントひろば日曜担当の上村信一さんの投稿です)
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その115 東京電力に「3つの誓い」を守らせよう、電力購入止めよう ~東電に甘く、メディアに強圧の世耕経産相~ 木村雅英 東京電力の「3つの誓い」をご存知? 私はごく最近に知った。 東京電力ホールディングズのサイトには今でも次が掲げられている。 損害賠償の迅速かつ適切な実施のための方策(「3つの誓い」) (http://www.tepco.co.jp/fukushima_hq/compensation/oath/) <被害を受けられた方々に早期に生活再建の第一歩を踏み出していただくため、以下の「3つの誓い」を掲げ、各種取り組みを全社挙げて実施してまいります。 1.最後の一人まで賠償貫徹 2.迅速かつきめ細やかな賠償の徹底 3.和解仲介案の尊重>
東電は誓いの1つでも守っているだろうか? 私が、「東電と共に脱原発をめざす会」と東電との話し合いに参加させてもらって<東電は「3つの誓い」を守っていますか?>と尋ねたところ、東電の原子力センターは<当社は 「3つの誓い」を常に念頭に取組んでおり、被害を受けられた方々に寄り添い、個別のご事情を丁寧にお伺いしながら、適切に対応しております。>と回答した。 東電は一方で、誓い1に反して賠償を打切り、誓い2に反して多くの被害者から訴えられ多くの裁判で賠償を命じられ、誓い3に反して原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)の仲裁和解案を拒否している。 このような東電を放置し結託して被害者を切り捨てているのが、50%株主である国・経産省)だ。東電を指導する気はない。 一方で、世耕経産相はメディアに圧力をかけている。 5月7日の記者会見でも、共同通信記者が「自動車課の職員が覚醒剤の輸入の疑いで逮捕された」ことを尋ねたところ、世耕経産相はまず次の恫喝を入れた。 <共同通信さんの御質問にお答えする前に、共同通信に対しては、昨年9月、「事実上、MOX再処理を断念」とされた記事について、重ねて訂正を強く求めたいと思います。私が会見の場でこうやって申し上げるのも10回目ということになります。>
昨年9月の共同通信配信記事「MOX燃料の再処理断念 電力10社、核燃サイクル崩壊」 (https://this.kiji.is/408907403083547745)は、本シリーズ「その93」(2018年9月27日)で述べたように正しい。 さすが安倍政権の経産大臣、菅官房長官や萩生田議員と同様に、ナチスのやり口を真似(麻生副総理発言)して、ひとつの記事について10回もメディアに圧力をかけている。 東電に甘くメディアに厳しい経産省を糾弾し続けよう。 東電から電力を購入している人は直ちに他電力に切り替えよう。 5月11日(土)子供を被ばくから守ろう 第12回新宿デモ
時間:13時アピール 14時デモ 集合:アルタ前
今こそチエリノブイリ法日本版を、政府の被ばく隠しを許さない
5月17日(金)経産省前抗議行動 17時~18時 官邸前抗議行動(首都圏反原連)は18時30分~
5月19日(日) 老朽原発動かすな!関電包囲全国集会
場所;関電本店前(大阪市中之島) 時間:13時~
5月19日(日)午後2時~ 安倍改憲NO! 憲法審査会に自民党改憲案を提示させるな! 場所 衆院第二議院会館前を中心に 総がかり行動実行委員会など
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