2019年度ちきゅう座第14回定例総会のお知らせ
- 2019年 5月 15日
- ちきゅう座からのお知らせ
- ちきゅう座運営委員会
2019年度ちきゅう座第14回定例総会を下記のとおり開催いたしますので、ご案内申し上げます。
米中間の貿易摩擦(というよりは明らかに貿易戦争の様相を呈してきています)は一層激しさを増しているように思えます。この戦争がもたらす影響は、単に当事二カ国のみに止まらず、今後の世界経済に大きな影を落とすことは必至です。
ご承知のように安倍政権は、今年10月にも、消費税を10%に引き上げると公言しています(ひょっとして単なる「マヌーバー」でしかなく、選挙直前になって票集めのために引っ込めることも十分予想されますが)。
万一、そういう安倍の公約が実施されるとすれば、世界不況はもろに日本社会を襲うことになるのではないでしょうか。
そうでなくても日本国内の格差はますます開いていて、医療などの社会福祉が充実してきているといえども、その恩恵すら受けられない、文字通りの「極貧家庭」が増え続けています。社会不安はますます膨れ上がりそうな気配です。
戦争も、従来の対外的な戦闘から、国内騒乱へと、あるいは外と内とのボーダーを取り払った形態へと相貌を変えつつあるように思えます。
このような深刻な事態を国民大衆からひた隠しにしたいというのが、マスメディアを使っての為政者の魂胆のようです。天皇の「禅譲」や改元、オリンピック、野球その他のスポーツなどへとその興味をいざない、肝心のことに関心が向かないようにするのがその狙いでしょう。
そのような状況のなかで、ちきゅう座は創立から14年目を迎えました。出来る限りの正確な情報と、積極的な意見交流と相互批判、批判的精神の涵養を目指す場としてのちきゅう座の任務はますます重要になってきていると思います。この総会は、そのようなわれわれの今後の在り方を議論し、方向性を探ることが課題です。ご多忙とは思いますが、万障繰り合わせの上、ご出席くださいますようご案内申し上げます。
日時:2019年5月25日(土)11時30分~13時00分(11時開場)
会場:明治大学駿河台校舎リバティタワー1115号教室(11F)
来賓のご挨拶:澤藤統一郎さん(弁護士)
*総会終了後、次のミニシンポを開催します(13時30分まで小休止、13時30分~15時)
テーマ: 「国会パブリックビューイング」
講 師: 上西充子(法政大学教授)
総会、ミニシンポとも、どなたでも参加自由、参加費は無料です。
全体終了後、15:30~懇親会の予定(会費3000円)
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。