テント日誌6月6日
- 2019年 6月 9日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
座り込み後の茶会は議論が楽しいよ、一度来てみて 6月2日(日)
駅のエレヴェーターで地上へ出て交差点を左へ曲がると経産省前には既に幟旗が上がっていた。自転車隊のEさん、Sさん、藤原節男さんとでセッティングは終わっていた。暑くもないので座り込みには適した天気だ。阻止の会のHrさん、Obさん、Iwさん三鷹のGnさん、斎藤美智子さんらでいつも通りの座り込みだ。ヨウカンさんが来てウクレレ演奏の歌声と原発反対のシュプレヒコールを経産省に向けて行う。
2時半を回る頃には川崎のMnさん、Snさん、Tkさん、永瀬さん、三上さんが来て10人を超える賑やかさで嬉しいかぎりだ。日曜日は経産省前を行き来する人は少ないけれども、原発に反対していますと声掛けをする。何かの折に座り込みをしている私たちのことを思い起こしてくれるのではないだろうかと思う、4時の撤収後は事務所でのお茶会だ。毎回色々なことが話されるが、藤原節男さんのML炎上が話題になり遠慮なくやり合う場ということもあって、白熱した議論となった。
私からは、藤原節男さんに「どんなに良い商品であっても、その良さを消費者(皆さん)に丁寧に説明し、その良さを知ってもらって頭を下げて買って頂くものだ。良い商品だから、つべこべ言わずに買えばいいんだよと言っても売れないだろう。売れなきゃやがて倒産するだけだ。せっかくの良い商品も社会の片隅に葬りさられることになる。」と言っておいた(彼との電話でのやり取りも含む)。
皆さんも自由にモノが言える日曜茶会に来て、言いたいことを思う存分言いに来てください。(S・K)
ニューヨーク在住で寺崎さんのお友達が寄ってくださった。6月3日(月)
きょうの天気予報では何時もより寒くなり雨も降る、というので長袖を着て折り畳み傘を持って事務所に向かいました。経産省前に着いたら段々晴れてきて陽射しも強くなってきて蒸し暑さも重なって非常に暑い座り込みでした。心配された雨は降らずに助かりました。
今日は3日なので作家の澤地久枝さんが呼び掛けた、安倍政治を許さない❗、の抗議行動の日だったので、それに参加するために(木)担当のIkさんが寄ってくれました。帰りにも座り込みに参加してくれました。 きょうの私は月一回の私用に参加するため1時から4時までテントひろばを離れました。
4時過ぎに帰ってきたら5人程が座り込みに参加してくれていました。その中に昨秋亡くなられた寺崎さんのお友だちが居られました。普段はニューヨークに住まわれていて今回韓国の慰安婦像へ行かれる途中にテントひろばに寄ってくださったとのこと。テントが建っていた頃に来られたことがあるとのことで、今回、寺崎さんのこともありテントひろばに寄ってくださったとのこと。非常に気さくに話をされる方で世界をまたに活躍されている人という印象を持った。テントひろばに来てすぐに(月)としては珍しいほどのカンパを頂いた。 レジェンド・Sさんも御付きの人に付き添われて4時半頃来られた。相変わらず腰が痛いと言っていたので週2回にして体を休めたらと言ってみたが、それだと生活に張りが無くなると思っているようです。今のままやっていくよりないようです。 利根川で水力発電をやっている方が立ち寄られた 6月4日(火)
今日は第一月曜日なので夕方から防衛省抗議行動があるのでレジェンド・Sさんはお先に、私達も後から参加するため防衛省へ向かった。(保)
事務所からYさんと経産省前に向かう。30年前の今日、中国北京の天安門広場で学生が民主化を求めて立ち上がった。香港では追悼の集会がもたれたと報道されている。経産省前では直ぐに4人が揃って座り込みを開始。私は路上で、先日の強風で破損したパラソルの修理をする。
1時近く、日比谷図書館に図書の返却がてら昼食かう。2時になるといつものSさんがやってくる。その後、やってきたTさん務所にWバッグを置き忘れたというので、3時前に一瀬弁護士のところに打ち合わせに行くついでに取りに戻る。偲ぶ会の準備で今日もHさんが経産省前に来た。後半担当のAさんが3時前にやってきて8人の体制になったので、偲ぶ会の案内印刷用の用紙を購入して事務所にて印刷にかかる。途中でAさんから電話で、経産省前に「中央発電」の方が立ち寄られて、利根川で水力発電を行っているという話をお聞きしたそうだ。今日も一日、多少の風があったが、穏やかな日和だった。(O/O)
朝はどんよりとした曇り空だった雨は降らず 6月5日(水)
保っちゃんは雨は降らないと確信していて、持っていくグッズ類に雨適応のものは入れず。Tは「雨は降りそうだ、油断してはいけない」なんて言って、結局、雨対応のグッズを持って行った。結果としては雨は降らなかった。 昼過ぎ、デモ隊が農水省側を曲がって行った。「第44回公害・薬害被害者救済総行動」で、6/5、6/6と省庁要請を行い、今日6/5の夜は日消会館で集会をやるそうだ。先頭には「福島原発被災者を救済せよ」の幟もあった。総行動参加者の一部の方は、集会に行く途中、座り込みの前をとおり「ずっと座り込みをしているとは知らなかった。頑張ってください」と一人の方がカンパをしてくださった。
Kさんが規制庁まえ抗議行動を終えてこられ、経産省職員に向かって説得的演説。「原発は負の遺産だ。そういうものを子孫に残してはいけない。ドイツのワイツゼッカー元大統領は「過去に目を閉ざす者は現在にも目を閉ざす」「ナチス・ドイツの犯罪はドイツ人一人一人が負うものだ」と言った。原爆被害、原発被害の責任をわれわれは取らなければならない」と言っておられた。
Oさんも規制庁後に寄られ、夜の東電前抗議行動に参加するのでと言って一旦帰られた。習志野市長選挙に出て2万票とったKaさんが「いいたいことをまっすぐに主張した。立候補してよかった」と言われる。レジェンド斎藤さんが当番のOkさんと入れ違いに来られた。カバンにチラシ等がたまって重くなったようなので、保っちゃんと整理させてもらう。そこに英語の先生をしておられる外国人が寄られ、斎藤さんといろいろ話していかれた。
東海第二原発本社と東電本社への抗議行動に参加するWさんが寄られる。前を通りかかったご夫婦が二人して「頑張って」といってこぶしをあげてくれた。 風はわりと強かったが雨も降らずまあまあ。9条改憲阻止の会の人たち数人が会議前にしばし座り込み。レジェンド斎藤さんは、東電前の抗議行動の方には参加すると18時に東電に向かわれた。(T)
淵上さんの取材に訪れた朝日新聞の記者 6月6日(木)
本日は真夏日との予報通り一日中本当に暑い日であった。
経産省正門前に行く途中、カチ割り氷やお弁当を購入していったために、いつもより若干遅れて到着すると、既に勝爺とIさんが正門前に待っていました、遅れて申し訳ありませんと言っ直ぐにセッティングを始めると、Kさんも到着して4人であっという間に座り込みの準備は完了した。
時計を見ると12時05分前であった。
14時頃テントに何度か取材に来たという朝日新聞社のK記者が訪れて来て、今年の3月20日に亡くなれた渕上さんの事について、お話を伺いたいという事なのでテントが物理的に存在していた当時の事や、強制撤去された後の状況などをお話するとその記者は、反原発の一点で座り込んでいる経産省前テントひろばの事を随分と誤解をしていたと言われた、(特に毎日座り込みに参加している人達の事)そのうちに是非とも渕上さんの奥さんに直接取材をしたいと言い出したので、奥さんに電話をしてその旨をお話して、直接お二人で話をして頂いた。
その結果、明日記者が渕上さんの自宅にお伺いして取材をするということになりました。
その時に渕上さん在りし日の写真、出来れば集会等でスピーチしている場面との要望があり、この件については本日当番のIさんが対応をする事になりました。(Y・S)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その118
東電が千葉県で再生エネルギーの出力制御を検討 ~発送電管理を東電にさせるな、東海第二の電力は要らない~ 次の日経の記事をご覧いただきたい。 送電線不足で出力制御検討、東京電力に疑問の声 再生エネ普及に壁 (2019/6/1 1:00日本経済新聞 電子版 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45558570R30C19A5EA2000/)
<東京電力ホールディングスが再生可能エネルギーなどの新規発電を対象に、千葉県内で出力制御を検討している。1日から発電事業者に検討に着手すると通知するが、事業者には収益低下につながるとの懸念が広がる。原因となっている送電線の空き容量不足は全国であり、同じ事態が起きかねない。政府が再生エネを主力電源にする目標を掲げるなか、出力制御を前提とした東電の姿勢に批判の声も出ている。 …… 東京理科大学の橘川武郎教授は「まず送電線を増強し、その過程で出力制御が発生するのは仕方ないことだが、出力制御を前提とする今回のような考え方は疑問だ」と東電の姿勢を批判する。 …> これについて、6月6日の世耕経産相の記者会見での応答は次だ。 東電の再生可能エネルギーに関する出力制御 https://www.meti.go.jp/speeches/kaiken/2019/20190604001.html
Q:東電が千葉方面での出力制御を検討と、新規参入の事業者に通知を始めましたけれども、大臣としてこのことに関して受け止めをお願いします。
A:出力制御を前提とした電源接続というのは、国民負担を抑制しながら再エネを含めた新規電源の接続量、発電量の増加に資するというものであります。これは再エネ先進国と言われているスペインやアイルランドでも、当然の制度として実施をされているわけであります。そのことに尽きると思っています。
Q:東電さんなどに聞くと、事業者だけでの送電線増強というのはなかなか難しいという話があるんですけれども、その再エネを増やすハードルになっているんじゃないかということがあるかと思いますが、国としての対応はどうお考えですか。
A:これはまさに、今後、審議会等でしっかり議論をして、我々も系統はもっと使えるようにしていかなければいけないという基本的な考え方を持っておりますが、その費用負担等の在り方については、よく議論をしていきたいと思います。
九電の原発4基稼働ゆえの再エネ制御もひどいが、発送電分離においてイチエフ事故で潰れているべき東電の発送電部門をそのまま温存したために、東電が千葉県で再エネを制御しようとしていて、政府の再エネ普及目標もおぼつかないのだ。経産省の「発送電分離」政策と「エネルギー基本計画」政策の誤りがこのような事態を招いている。 一方、東電が千葉県で再エネの出力制御をするぐらいならば、茨城県にある老朽被災原発東海第二の電力が不要であるはずだ。東電は日本原電に資金支援をしてはならない。
6月14日(金)経産省前抗議行動 17時~18時 官邸前抗議行動(首都圏反原連)は18時30分~
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