中野@札幌氏に感謝-香港問題に関連して(1)(2)(3)
- 2019年 9月 19日
- 交流の広場
- 箒川兵庫助
中野@札幌様。心暖かい文章とご批判を頂きました。有難うございました。小生本サイトちきゅう座ばかりでなくマスコミに乗らない海外記事にも投稿させて頂きました。また『デモクラシ-・タイムズ』(YouTube)等にも宿を借り,投稿しております。「いいね」という評価をたくさん頂いております。もちろん「だめね」という評価を受けたこともあります。またあるサイトでは超左翼とか右翼とか基地外とかネトサト・ネトウヨとかまでいろいろ言われてきました。基地の中に住んだことがありますので外に出れば確かに「基地外」です。またYouTubeで「朝鮮人学校って何っ?」と真顔で尋ねたところ,「朝鮮人学校を知らないとはお主,ただ者ではないな」と変に感心されたこともあります。特にネトウヨからたくさん攻撃されましたが,「オタクは一字30銭で文を書いているのか」と尋ねたところだんだん小生への批判がなくなり不思議に思っています。
ところで「いいね」の多寡ですが,ネトサヨのA欄を見ていたら瞬く間に7000以上まで「いいね」が増えたこともありますので当てにならないなと感じた次第です。自画自賛になりますが最近250の「いいね」を頂きました。彼・彼女らに阿ったのでしょうか。2年間で400本以上投稿して総計2700の「いいね」。普段は3とか4とか多くて15位でしょうか。ロスチャイルド家やズビグネフ・ブレジンスキ-の家族に弔意を示したら批判を頂きました。しかしマケイン上院議員のとき批判は来ませんでした。小生の文章を読んでいらっしゃるのでしょうね。ある方からは彼の考えに小生の考えが似ているというコメントもありました。喜んでいいのか悲しんでいいのか。よく分かりません。
ある英文サイトの16日付記事題名に“Yemen’s Houthis warn Saudi Aramco plants ‘still a target’”とあったので以下のような挑戦的なコメントを書いたところ,lglool氏によって下の文が返されました。
小生: Because of many evil enterprises by Saudi Arabia, it shall be awarded the destruction of oil-ceiling by God. Share 3 Likes
Lgloo氏: Nobody ever seems to bomb the city sewers. Best target of all and no human casualty, merde partout. Share 2 Likes
小生: Merci pour votre merde partout. Now I am enjoying ”Partout c’est la merde.” Share 0Likes
問題は最後の“merde partout” です。これは英語文章の中のフランス語です。意味は「そこらじゅう糞だらけ」。要するに「お前は糞だ」という批判の言葉です。そこでお返しになっているかどうか分かりませんが「有難う,貴殿の糞だらけ。いま『お前は糞だ』という曲を聴いているところだ」と返信しました。評価は「0」。誰もいいねと言ってくれない。最初の文の評価は「3いいね」。lgloo氏のいいねは2。糞が好きな人が2人もいることが分かります。しかしそれだけではない。
英文の中にフランス語を混ぜるのは第一に仏語ができる方でしょう。第二にサウジ批判の文章ですからサウジ国に近い人であることが分かります。どの辺の人でしょうか。小生の想像力は膨らむのです(その程度ですが)。
拙いブロガ-歴,あるいはユ-チュ-バー歴をお見せし大変心苦しいのですが,中野@札幌様の個人攻撃にならない最大の配慮とご批判を頂き,感謝申し上げます。
中野様の仰る「開発独裁政党による開発独裁政権」であるという認識を小生も少し共有しております。例えば新疆ウィグル自治区における喀什(カシュガル)市の開発。中国は全体を決めてから部分(細部)を詰めていく文化ですから,カシュガルという旧市街のそばに新市街を建設することによってどういうことが起こるかをあまり検討しなかったのではないかということです。
前世紀ベネチアの街に車を入れないことが決められたように昔からの街を保存しようとする運動をカシュガルに見ることができるのか,できないのか。ゆえによく保存されている旧市街と,新市街の中間の場所がどうなるかに小生は注目したのです。つまり都市化によって伝統が次第に失われていったのが世界的な傾向だと思います。以上のような「開発独裁」の恐れをカシュガルにも心配したのです。今夏カシュガルを訪れる予定でしたが,手違いで訪れることができませんでした。
ところで先月,中国政府は原子炉発電所を8基造る計画を発表しました。世界的に原発を廃棄していこうとする流れに逆行する計画です。もし原発事故が起きれば,フクシマの原子炉暴発事故に見られるように,放射能被害はもちろん人権侵害が起こるはずです。放射線障害を引き起こすことも人権侵害の一つでしょう。中国では太陽光や風力発電の施設も私たちの想像を超えるほどに建設されています。しかしどうしても原発新建設には-14億人の電気を賄うとしても-反対せざるを得ないのです。開発独裁というより「現状追認主義」には賛成できません。
イスラエルのサウジ油井ミサイル攻撃により『アルマゲドンが迫り来ている?』としているとき隣国の中国だけを取り上げて人権侵害だ,独裁だ,国際仲裁所(国際連盟の残.滓)の判断を無視しているなどと騒ぐことも必要ですが,中国の良さを強調しない論調が多いのはどうした事なのでしょうか。中国には世界に誇る遺産なり文芸・芸術はないのでしょうか。
先日,日本は公安保安庁が協力して,墓を盗掘して日本に持ち帰られた銅器を返還しました。早速中国政府は貴重な文化財として登録しましたが,書画においても世界に誇れるものがたくさんあると思います。中国観光に出かけてそういう文物に接しないで帰ってくるのも観光旅行の一つでしょうが,素晴らしかったと褒めたたえる文章が本サイトに一つも現れないのはどうした事でしょうか。
さて,中野@札幌様の事実判断と価値判断の問題に戻りますが,ご指摘の通りだと思います。“Some of them are riots.”と”Almost of them are riots.” とでは事実認定に大きな差があると思います。香港デモが6月に起きたとき,日本記者クラブで会見したアグネス周庭氏は暴力行為を働いていないと思います。またBloombergが放映で,ある乾物屋のご主人は「最初のデモは平穏でしたが,次第に暴力的になってきた」と発言しました。最初のデモは北京政府が背後にあり,二回目は英国政府が,三回目以降は米国政府が背後にいると指摘したことがあります。なぜなら華報道官は二回目は英国に,三回目以降は米国政府に抗議しているから,素人でも分かります。
しかしながら,米英政府は中国を政情不安にして北京政府を倒そうとしています。新疆ウィグルやチベット,南沙諸島軍艦自由航行作戦(民間船は問題なく通過しています)等で中国包囲網を築き,NGOを送り込み政情を不安定にし政権交代を図る企み-ユ-ゴやリビアやべネスエラに見られたこと-をやっているのです。そのとき,原子力発電所を建設するとは何事だ!と習近平政権を批判して何が面白いのでしょうか。何の益かは有らん。
追記:シリアがやられ,イランがやられ,新疆に東トルキスタン国ができれば中露が米英のデ-プステイト(軍産複合体)に征服されることは明らかでしょう。リビアのカダフィ大佐が惨殺されたのは,メドヴェージェフ大統領や北京政府が飛行禁止区域設定(国連決議)に反対せず棄権したからです。プ-チン首相は怒りました。おそらく北京政府に対しても。
追記2:新疆ウィグル自治区は暴力沙汰が殆どゼロになったようです。しかしシリアからの帰還テロリスト約5000名がヒマラヤ山脈やウズベキスタンを通って新疆に戻ってくるかもしれません。今CIAが力を入れているのがウズベキスタン作戦です。要注意。
世の中に事実判断と価値判断とを混同する人が多いと書いたことが何回かあります。しかし事実の程度の問題についてはまた話は別です。
最後の文章になりますが,中野@札幌氏の文章の最後の文章は証明がないので賛成できません。例えば小生の発言は「事実ではない」というのであれば,香港デモの青年は全員,暴徒ではないということですか。
>「事実か否か」の問題については、私には寛容な態度がとれません。「事実ではない言辞」に対しては、私は徹底的にこれを排除する立場に立っています。そして、この香港問題の多くの記事を読む限り、箒川氏の発言は「事実ではない」と判断できると思います(ある程度これまでのニュースを読めば、このことは、いちいち証明しなければならない問題ではないと言えるでしょう)。・・・
また,小生が引用した方々がその数は正確ではないとしても「香港のデモ青年は暴徒である」という意見ですが、中野@札幌様が小生の判断を含めてそれらが『事実でない』と判断できる根拠は何でしょうか。記事や文献をいくつか挙げて頂ければ有り難い。
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。