12.1郵政職場交流集会のお知らせ
- 2019年 11月 4日
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- 酔流亭
かんぽ不正・パワハラ・土曜休配・休息時間剥奪・・・
民営・郵政はどこへ行く?
今年も年末繁忙が近づいてきました。年賀ハガキ、ゆうパックなどで廃止されたはずの販売目標(ノルマ)が、<目安>と呼び名を変えただけで、まだ横行していませんか? 九州のある局では九月の敬老の日ギフトの申込用紙が締切間際に達成されましたが、依頼者の欄は局員の名前ばかり、送り先欄は「同上」となっていたそうです。おなじみの自爆営業です。
「かんぽ不正」は糺されたのか?
「かんぽ不正」の闇に、郵便局は社会的な指弾を受けています。会社は襟を正したでしょうか? そうは思えません。九月末に「社内調査」中間報告が発表されましたが、そこから浮かび上がったのはむしろ調査のずさんさでした。耳の遠い高齢の契約者に電話して、話が通じなかったのを「対話拒否」と処理したというケースもあります。その契約者は一〇万円近い返金を受けられるはずでした。
不正を取り上げたNHK『クローズアップ現代+』(去年放送)に日本郵政が圧力をかけて続編を一年以上放送できなくしていたことも明らかになっています。
パワハラ横行をゆるすな!
四年前に「新人事・給与制度」が始動したとき渉外部門は基本給が一二%も削られ、その分が業績手当の原資に回されました。不正営業の温床です。こんな賃金制度改悪をゆるしてしまった労働組合の責任も問われています。成果主義は渉外部門だけでなく、あちこちでパワハラを起こしています。今年春、大阪西局でパワハラによる自死者が出てしまいました。痛恨の思いです。
「かんぽ不正」の余波で土曜休配は当面先送りされますが、土休は労働条件を改善するのではなくユニバーサルサービスを破壊する方向ではないでしょうか。そしてまた協約から休息時間を奪おうとする動きがあります。休息は命と健康を守るために先輩たちが闘いとってきた貴重な権利なのに。
誇りある職場を私たちの手で取り戻したい。私たちに何かできることはないだろうか。そんな思いから交流討論集会を企画しました。
<問題提起>
① 大阪西局パワハラ自殺問題11/9大阪集会報告・かんぽ不正の現況―池田実
② 集配現場から見た土曜休配問題ー小川和良
③ 休息時間剥奪の動きに思うことー郵便内務非正規雇用労働者
12月1日午後1時半~
文京シビックセンター3階 3A会議室
資料代として300円
主催 郵政労働者(OB含む)有志
『伝送便』編集委員会
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