◇D・デイの前夜 私たちの飛行機は飛び立って、ナポリの上空を旋回した。空から見るシシリアの町の戦禍の跡は、二千年を経たローマ時代の遺跡と大差がなかった。僅か半年前に新聞雑誌を賑わしたそれらの場所は、弾痕ももはや深い
本文を読むinukoroおやじの執筆一覧
SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】556 ガザ休戦で西サハラ難民対応計画も再活動
著者: 平田伊都子「2023年11月23日午前10時から4日間の戦闘休止」が、イスラエルとハマスの双方で、別々に発表されました。 「ハマス殲滅まで、戦争は続ける」と、断言したネタニヤフ・イスラエル首相は、休戦直前もガザ北部のインドネシア
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(37) ロバート・キャパの『ちょっとピンボケ』 ――生と死を劇的に捉えた写真家の第二次大戦従軍記録(上)
著者: 横田 喬ハンガリー生まれのR・キャパ(1913~1954:本名フリードマン・エンドレ)は二十世紀を代表する戦場カメラマンだ。スペイン内戦~日中戦争~第二次大戦の欧州戦線~第一次中東戦争~第一次インドシナ戦争(取材中に不慮の死を
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(437)
著者: 本間宗究(本間裕)世界的なハイパーインフレ 海外では、現在、「世界経済は、いったい、どのような状態になっているのか?」という疑問が噴出するとともに、さまざまな議論が行われているが、具体的には、「実体経済が、今後、ソフトランディングするのか
本文を読む語り継ごう東京空襲 一般市民を標的にした攻撃は許さない
著者: リベラル21中東で、イスラエル軍によるガザ地区への空爆が続いている折から、東京都平和祈念館(仮称)建設をすすめる会による「語り継ぐ東京空襲 トーク集会」が、12月9日(土)午後1時30分から、エデュカス東京5階中会議室(東京都千代
本文を読む第35回多田瑶子反権力人権賞決まる 水戸喜代子さんら2人と1団体
著者: リベラル21第35回多田瑶子反権力人権賞が決まり、多田瑶子反権力人権基金運営委員会から発表された。同賞は、29歳で亡くなった弁護士多田瑶子を記念して、多田の遺産をもとに1989年に創設されたもので、毎年、自由と人権を擁護するために
本文を読む多数者革命とちぐはぐな党運営
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(449)―― はじめに わたしは社会主義の未来を信じない。だが、共産党を支持する。日本民族の対米従属状態からの脱出を目指しているからである。かつての社会党が今も存在していれば、社会党も支持していたは
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】555 ナチもビックリ、イスラエルの狂気と残虐
著者: 平田伊都子「どうしてあんなに美しい愛する子供たちを殺すことができるの? おまえには心がまったくないのか?」と、ガス室に連行される一人の女性が通り過ぎるときにアウシュヴィッツ強制収容所のヘス所長に近づいてきて、幼い子供たちを助けて
本文を読むウクライナで、ガザで、日々こどもの命が奪われている!
著者: 加藤哲郎2023. 11.10 ● 10月末から11月にかけて、二つのトラブルがあって、更新が遅れました。一つは体調の問題。突如高熱で倒れ、ようやく病院に行って急性肺炎との診断。レントゲンによると、食事が気管支に入っての誤
本文を読む不登校問題を考える 希望を持てない国にしたのはだれの責任か
著者: 小川 洋大時代的な、あまりに大時代的な 去る10月中旬、滋賀県東近江市の小椋正清市長(72歳)が、フリースクールについて、「国家の根幹を揺るがしかねない」、「不登校は親に責任がある」などと発言し、各方面から批判を浴びた。フリー
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(436)
著者: 本間宗究(本間裕)世界的なハイパーインフレ 海外では、現在、「世界経済は、いったい、どのような状態になっているのか?」という疑問が噴出するとともに、さまざまな議論が行われているが、具体的には、「実体経済が、今後、ソフトランディングするのか
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(36) 藤原ていの『流れる星は生きている』 ――母が子のために書いた感動の記録(下)
著者: 横田 喬◇三十八度線(下) 南へ南へと牛車は動いていく。私は牛車の傍を歩いている。太陽が昇ると人も牛も暑さの中にうだりながら前進を続ける。新渓で買った四円の草鞋は一晩で擦り切れ、私は裸足になった。足の裏が焼け付くように痛く、
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(35) 藤原ていの『流れる星は生きている』(日比谷出版社) ――母が子のために書いた強い感動の記録(上)
著者: 横田 喬筆者(1918~2016)は作家新田次郎(本名・藤原寛人)の夫人。夫と共に39年に旧満州の首都・新京(現・長春)の気象台に赴き、45年のあの敗戦の日を迎える。未曾有の大混乱の中で夫を現地に一時残し、三人の子供を引き連れ
本文を読む劇になった第五福竜丸 11/17から高円寺の劇場で
著者: 岩垂 弘ビキニ水爆実験の証人・第五福竜丸の生涯が劇になった。11月17日(金)から26日(日)まで、座・高円寺1(東京都杉並区高円寺北2-1-2。JR高円寺駅北口下車)で上演される劇団・燐光群による「わが友、第五福竜丸」がそれ
本文を読む代執行は「到底 容認できない」(沖縄県知事)―問われるわが国の民主主義
著者: 小原 紘韓国通信NO730 国の代執行に反対する玉城沖縄知事の意見陳述書を読んだ。わが国の民主主義についてあらためて考えた。 戦争抑止論を疑わない政府は、あくまでも辺野古基地の実現に執着する。私には狙った獲物を逃すまいとする
本文を読む海峡両岸論 第156号 2023.11.12発行 - 李克強急逝で見せたおろかな報道 政治大混乱に期待するメディア -
著者: 岡田 充「李克強氏死去、しぼむ中国『改革派』」[i]「第2の天安門事件となる懸念」[ii] 中国の李克強前首相が10月27日、心臓発作のため68歳で急逝(写真 李氏急逝を一面トップで報じる人民日報紙)した記事のタイトルだ。これに
本文を読む酔生夢死 ある対日工作黒幕の死
著者: 岡田 充「橋本龍太郎・前首相をメンバーにし、お歳暮として1万米ドル(150万円)の商品券」「秋山昌広元防衛事務次官の米ハーバード大留学費用として10万ドル(1500万円を支援」 これは台湾の李登輝元総統が1994年から2000
本文を読むコスタリカに学ぶ会 伊藤千尋さんが講演
著者:軍隊を捨てた国コスタリカに学び平和をつくる会(略称・コスタリカに学ぶ会)は11月20日(月)14時~16時30分、経堂地区会館2階第3会議室(東京都世田谷区経堂3-37-13。小田急線経堂駅北口下車。電話03-3428
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】554 パレスチナ人は人間だ
著者: 平田伊都子2023年11月9日、ホワイトハウス報道官でもあるジョン・カービー戦略広報調整官は、「イスラエル軍が地上侵攻を強めるパレスチナ自治区ガザ北部で、住民避難のため1日4時間、戦闘を休止する」と、発表しました。 発表に先立っ
本文を読む新疆の惨状はやはり事実である
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(448)―― はじめに 久しぶりに「馬戎」という名前を見た(環球時報2023・11・03)。馬氏は北京大学社会学系の教授で、中国民族学・社会学の権威費孝通亡きあとは、中国民族問題の第一人者である。彼
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(435)
著者: 本間宗究(本間裕)30倍の衝撃 「2023年8月15日」から始まった「世界的な金融混乱」は、今後、「26年前の1997年」と比較して、「約30倍の衝撃」を、世界にもたらすものと考えているが、その理由としては、金融混乱の発生までに積みあがっ
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(34) L・ペイヤールの『ラコニア号遭難事件』(筑摩書房、近藤等・寿里茂:訳)――信じ得ないナチスUボートによる人道的救援活動の記録(下)
著者: 横田 喬◇救助作業始まる 9月13日、ドイツ海軍軍令部。デーニッツ提督は暗号解読済みの一通の電文に目を走らせた。「英船ラコニア号撃沈ス。残念ナガラ、イタリア捕虜千五百輸送シアリ。現在マデ、九十名救助。指令求ム。ハルテンスタイ
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(33) L・ペイヤールの『ラコニア号遭難事件』(筑摩書房、近藤等・寿里茂:訳)――信じ得ないナチスUボートによる人道的救援活動の記録(上)
著者: 横田 喬ナチスの暴状を知る者には信じ得ない物語である。Uボートの艦長が撃沈した英国の輸送船の乗員を救助するため、命懸けの異常な行動に出る。フランスのノンフィクション作家L・ペイヤール(1898~没年不詳)は独・英・仏の三方面の
本文を読むイスラエルはガザへの攻撃を中止せよ 世界平和七人委が緊急アピール
著者: 岩垂 弘世界平和アピール七人委員会は11月4日、「イスラエルはガザへの攻撃を中止すべきである」と題するアピールを発表した。 その中で、七人委は「今回、ガザの隔壁を越えて行われたハマスの攻撃に際しての民間人殺害や人質作戦は決し
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】553 即時停戦即時停戦即時停戦即時停戦即
著者: 平田伊都子2023年10月23日の国連安保理ガザ戦争協議で、国連事務総長は<停戦>を訴えました。 が、アメリカの拒否権で、停戦動議は流れました。 10月27日の国連総会では<即時停戦>が賛成121の多数で可決されました。 アメ
本文を読むこれが国連特別総会の人道的休戦決議の日本語訳全文 グローバルサウス諸国が中心となって作成
著者: 岩垂 弘10月27日、国連第10回緊急特別総会で、決議「敵対行為の停止につながる人道的休戦」が、圧倒的多数で可決された。日毎に緊迫度を増すパレスチナ・イスラエル問題の今後を展望する上で画期的な決議だが、その日本語訳全文はまだ外
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(434)
著者: 本間宗究(本間裕)無力化したローマ法 現在の世界情勢は、1600年前の「西ローマ帝国の崩壊時」と酷似した状況のようにも思われるが、この点に関して興味深い事実としては、「無力化したローマ法」が指摘できるものと考えている。具体的には、「紀元前
本文を読む11月更新は、10日すぎまで延期します
著者: 加藤哲郎2023. 11.1 ● 国際社会の激動、世界的な戦争の危機は深まっていますが、日本という国の凋落は止まりません。GDPは、ついにドイツに抜かれ世界第4位になります。イスラエルとガザのパレスチナ紛争に向けて、今年G7
本文を読むやはり「民族同化」は進んでいる
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(447)―― 近頃珍しく、人民日報国際版の「環球時報」にチベットが登場した。 「チベットに来い、そして『強制同化』の話がどのくらいでたらめかを見よ」という威勢のよい「見出し」の評論である(2023
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(32) チャールズ・M・ダウティの『アラビア砂漠』(筑摩書房、小野寺健:訳) ――砂漠のアラブ族に関する第一で不可欠の宝典(下)
著者: 横田 喬◇ザイドの家族、妻ヒルファ 遊牧民のザイドにはヒルファの他にもう一人の妻があったが、逃げてしまった――大抵の夫婦では、男が暴虐であるため、これは珍しいことではない――そして今は彼女の母親の部族、ビシュル族と暮らしてい
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