講師:広河隆一(フォトジャーナリスト)チェルノブイリから学ばなかった日本 小出裕章(京都大学原子炉実験所)原発の真実と嘘―原発は犯罪である アピール:淵上太郎(経産省前テント村) 椎名千恵子(子供たちを
本文を読むinukoroおやじの執筆一覧
岩田弘先生を送る
著者: 矢沢国光岩田弘先生が1月31日、急逝されました。82歳の高齢で、昨年8月には猛暑で動けなくなって救急車で病院へ、といったこともあり、心配していましたが、9月からは月一回の「岩田ゼミ」も再開し、「ぼくは身体が強いんですね」と言っ
本文を読む中東大動乱の予兆 -シリア情勢をどう見るか-
著者: 伊藤力司昨年3月中旬、ヨルダンとの国境の町ダルアーで始まったシリアの反政府・民主化闘争は全土に展開する内戦に発展した。アラブ連盟を始め西側の支援をバックにした反政府側は、アサド政権打倒まで闘いをやめるつもりはない。この間に600
本文を読む「まだ絶望を語る時ではない」 -書評 山口二郎著『政権交代とは何だったのか』(岩波新書)-
著者: 半澤健市《民主党応援団による失敗の総括》 民主党応援団を自認する政治学者山口二郎による「政権交代」とその「失敗」の物語である。著者は1993年以来、中道左派政党による政権交代の実現を望みながら研究を続け、実践にもコミットしてき
本文を読む「アレルギー」でも「ヒステリー」でもなく、 原発再稼動を許さぬ、まっとうな世論構築へ!
著者: 加藤哲郎2012.2.15 野田内閣の支持率低下が止まりません。 右の読売新聞調査が典型的ですが、支持を減らし、不支持が増え続けています。読売ではなお30%の危険水域ぎりぎりですが、朝日放送ANNは27%、フジ/産経では26、
本文を読むメディアもようやく脱「成長神話」へ -若者たちは「分配の公正」に関心-
著者: 安原和雄メディアの一角に脱「成長神話」説が登場してきた。経済成長論に今なおこだわっているメディアの中では、新しい動きの兆しといえるのではないか。一方、最近の若者たちの間には経済成長よりもむしろ「分配の公正」に関心が向かっている。
本文を読むパリのベンヤミン展
著者: 宇波彰2011年11月から2012年2月にかけて、パリ三区にあるユダヤ美術・歴史博物館(Musee d’art et d’histoire du Judaisme)で、「ベンヤミン アーカイヴス」が開
本文を読む本間宗究「ちきゅうブッタ斬り」(17)
著者: 本間宗究ドイツのマイナス金利 年末年始の薄商いの状況において、ドイツの一年国債が、マイナスの金利にまで低下した。具体的には、「1%の金利が付く1年国債の価格が、101.7まで上昇した」ということだが、このことが意味すること
本文を読む佐倉市の国民健康保険~現状は?改革案は~
著者: 醍醐聡私たちが住む街の国民健康保険は? 2月4日、佐倉向日葵会の主催で「佐倉市の国民健康保険~現状は?改革案は?~」と題して講演をした。同じ向日葵会が昨年11月20日に市民フェスタ2011にエントリーされた企画として「佐倉
本文を読む「自転車楽国」ニッポンのすすめ -乗用車よりも自転車を優先させる時代-
著者: 安原和雄最近、歩道を歩いていて、携帯電話で話しながら暴走する自転車に危険を感じることが少なくない。それを批判する声も高まっている。ただ携帯電話、自転車そのものに非があるわけではない。利用する人間の姿勢に責任があるわけで、打開策は
本文を読む「である」ことから「する」ことへ、原発再稼動を許さぬ市民の政治を!
著者: 加藤哲郎2012.2.1 「青空文庫」に入っているSF作家海野十三「敗戦日記」1944年1月1日に、「1月ではない、13月のような気がする」という話が出てきます。敗色濃い東京で、毎日米軍の空襲におびえる日々の続く新年のことでし
本文を読む書評 デニ・ベルトレ、藤野邦夫訳『レヴィ=ストロース伝』(講談社、2012)
著者: 宇波彰レヴィ=ストロースという名前は、構造主義と一体化している。20世紀後半の思想史は、構造主義の展開と不可分であり、それを考えるためにはレヴィ=ストロースの思想を知らなければならない。本書は、伝記ではあるが、レヴィ=ストロ
本文を読む小出裕章さん講演と対話 【すべて知りたい原発のこと -福島原発事故と放射能汚染の全体像-】
著者: 原発事故を考える町田市民の会小出裕章さん講演と対話 すべて知りたい原発のこと -福島原発事故と放射能汚染の全体像- 3.11福島原発事故から1年が経とうとしております。被曝によって生命と健康の危険に直面する2 0 0万福島県民、放射能汚染に晒される
本文を読むイランとアメリカに怨念の歴史 -ペルシャ湾緊張の原因-
著者: 伊藤力司欧州共同体(EU)外相理事会は1月23日、米国の対イラン制裁に呼応して加盟27カ国が7月1日からイラン産原油の輸入をやめることを決定した。イラン側はこの決定を非難し、対抗措置として石油輸送の大動脈、ペルシャ湾のホルムズ海
本文を読む仏教の「共生と慈悲」を重視するとき -競争・格差社会が先鋭化するなかで-
著者: 安原和雄仏教は「共生と慈悲」の重要性を説いてやまない。その共生と慈悲という仏教の基本的な教えが最近、重視されつつある。背景には企業の生き残りをかけた飽くなき私利追求が現代の競争・格差社会を先鋭化させ、生きづらくしているという事
本文を読む書評:西角純志著『移動する理論――ルカーチの思想』(御茶の水書房) 革命の悲劇的形象としてのルカーチとその可能性
著者: 清家竜介評者が見るところ、本書の大きな特徴は三つある。エドワード・サイードが「移動する理論」の典型的な例として読み解いたジェルジ・ルカーチの『歴史と階級意識』を越えて、ルカーチの初期から後期にいたる思想的遍歴の全体を「移動する
本文を読む生協も「脱原発」へ -日本生協連が提言「エネルギー政策の転換をめざして」を発表-
著者: 岩垂 弘生活協同組合(生協)の全国組織、日本生活協同組合連合会(日本生協連、組合員2300万人)は1月17日、「エネルギー政策の転換をめざして」と題する提言を発表した。昨年3月11日の東日本大震災によって生じた東京電力福島第1
本文を読む民主党政権とマスメディアへ深まる失望感 -2012年の年賀状にみる国民意識-
著者: 岩垂 弘今年も大勢の方から年賀状をいただいた。そこに書かれた文章を読むと、東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所の事故による被害に心を痛め、震災からの復興と原発事故の早期収束を願うものが多かったが、それと共に民主党政権とマ
本文を読む政治犯釈放でミャンマーの開国・民主化進展 -改革派軍人に賭けたスー・チーさん-
著者: 伊藤力司ミャンマー(ビルマ)では1月13日、テイン・セイン大統領の恩赦により受刑者651人が釈放された。政府当局者によると、民主化運動の指導者アウン・サン・スー・チーさんが率いる国民民主連盟(NLD)が釈放を求めてきた政治犯59
本文を読む「核アレルギー」神話によってではなく、「核と人類は共存できない」から脱原発へ!
著者: 加藤哲郎2012.1.15 民主党野田改造内閣が出発しました。消費税増税正面突破の布陣ですが、内閣支持率の回復効果はなく、むしろ朝日(左)でも読売(右)でも不支持増大がとまらないという、珍しくぴったり一致した世論の流れ。3・1
本文を読む五木寛之著『下山の思想』を読んで -変革を迫られる「登頂」後の生き方-
著者: 安原和雄『下山の思想』に次の指摘がある。私たちは、すでにこの国が、そして世界が病んでおり、急激に崩壊へと向かいつつあることを肌で感じている。それでいて、知らないふりをして暮らしている、と。この認識は大部分は真実と認めないわけに
本文を読む本間宗究「ちきゅうブッタ斬り」(16)
著者: 本間宗究2011年を振り返って 2011年は、「辛卯(かのと う)」という年であり、「血を見るような大事件」が起きることを想定していたが、ご存じのとおりに、「3・11の大震災」により、「日本」は、きわめて悲惨な状態に陥って
本文を読む国際協同組合年がスタート -1月13日に東京でキックオフイベント-
著者: 岩垂 弘2012年は、国連が定めた「国際協同組合年」。経済システムの一つである協同組合をもっと発展させるために世界中の人々が一年間かけて協同組合に対する理解を深め、協同組合をもっと成長させるために一致して努力しようという狙いで
本文を読むペルシャ湾に波高し-戦争は避けられないか -核疑惑めぐりイランと米欧のチキンレース-
著者: 伊藤力司新年早々「世界の石油庫」ペルシャ湾の波が高い。イランの核開発計画は核兵器に通じるとしてウラン濃縮の停止を迫る米欧は、イランの原油輸出ストップという制裁エスカレートに踏み切った。対抗するイランが湾岸産原油輸送の大動脈である
本文を読む主要国で政権交代賭けた選挙相次ぐ -波乱含みの2012年世界展望-
著者: 伊藤力司2012年は4年に1度の閏年。2月が29日まで、1年は366日あって、平和とスポーツの祭典オリンピックの開かれる年である。国際政治では重要な日程が目白押しだ。アメリカで11月、ロシアで3月に大統領選挙が行われ、中国では今
本文を読む浅ましいのはどちらか?~メディアの自死を意味する消費税増税路線への翼賛~
著者: 醍醐聡野田政権に消費税増税をけしかけるメディアの異様な光景 『毎日新聞』は12月29日、民主党が今年度中に消費税増税の法案提出を決定したのは先の選挙で同党が掲げたマニフェストに違反するとして同党の9名の議員が離党を表明したの
本文を読む戦争画を描かない画家たちがいた -板橋区立美術館の「池袋モンパルナス展」-
著者: 岩垂 弘あらゆるものが動員された「十五年戦争」。画家も例外でなかった。多くの画家たちが、自ら進んで、あるいは生活のため心ならずも戦意高揚のための戦争画(戦闘の場面や戦時における兵士や市民の生活を描いた絵画)を描いた。が、ごく少
本文を読む「無責任の体系」は死なず ―2012年元旦6紙を読んで―
著者: 半澤健市元旦の全国紙6紙(朝日、毎日、日本経済、産経、東京、読売)を読むのは3年目である。2012年1月1日の、本紙と別刷のうち、本紙を中心に読んだ。原発問題を軸にしながら民主主義、財政危機などを頭において読み進めた。文中敬称
本文を読む本土紙と沖縄紙との隔たりの大きさ -2012年元旦「社説」を吟味する-
著者: 安原和雄主要メディアの2012年元旦社説を読んだ。元旦社説はメディアの年頭の辞であり、本年の主張に関する心構えという意味合いも秘めている。だからそれなりに力のこもった作品になるはずだが、なぜか本年の大手紙社説には光る色彩が不足し
本文を読む自然の復讐は鎮まらず、放射能拡散は続く、東アジア非核共同体を見通す構想力を!
著者: 加藤哲郎2012.1.1 例年なら門松、賀正を金屏風の壁紙で飾り新年の挨拶なのですが、2012年の年頭トップは、いつも通りで綴ります。それは、2011年3月11日以降の日本が「いつも通り」ではないからです。「いつも通り」の故郷
本文を読む