akiyoshiの執筆一覧

21世紀ノーベル文学賞作品を読む(4―上) J・M・クッツェー(2003年度受賞者)の『少年時代』(みすず書房、くぼた のぞみ:訳)――人の意表をつく物語作家

著者: 横田 喬

 南アフリカ出身の作家J・M・クッツェー(1940~)は2003年、ノーベル文学賞を受けた。受賞理由は「アウトサイダーが巻き込まれていく様を無数の手法を用いながら、意表をついた物語によって描いたこと」。その著書『少年時代

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〝国政プレイヤー〟としての共産党の影が次第に薄れていく、総選挙後はマスメディアへの登場がばったり途絶えた、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その41)

著者: 広原盛明

               総選挙後は、報道各社から選挙戦全般についての論評や講評が出るのが通例となっている。だが、今回の場合は、自公与党の過半数割れもあって次期首班指名をめぐる話題がホットテーマになり、総選挙そのもの

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■短信■ 映画『オッペンハイマー』で描かれたこと、描かれなかったこと  日本パグウオッシュ会議などが公開講座

著者: 「リベラル21」

 日本パグウオッシュ会議、世界宗教者平和会議日本委員会、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)が共催で、公開講座「核時代を考える:映画『オッペンハイマー』で描かれたこと、描かれなかったこと」を開催します。  この公開講

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共産党の衰退を嘆く ――八ヶ岳山麓から(493)――

著者: 阿部治平

総選挙の結果  わたしは、今回総選挙でも共産党を支援した。だが、議席半減を予想していた。それについて率直に言わしてもらう。 そもそも共産党中央の得票目標は650万、得票率は10%以上というもので、あまりの高さに党員・支持

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『日本の進路』24年11月号より転載:深圳の悲劇を中国敵視の道具にするな~友好こそが、被害者への追悼になる~ Japanese government and media used the Shenzhen tragedy as another China-hating weapon

著者: ピース・フィロソフィー

『日本の進路』24年11月号に寄稿した記事を転載します。読者からは、「日本のメディアには出ない重要な視点」「被害男児が日本人と中国人のダブルだとは知らなかった」といった感想が寄せられています。子どもが殺された悲劇を極端に

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11/4 台湾と沖縄から問われる「日本」のわたしたち(『台湾と沖縄 帝国の狭間からの問い』刊行イベント)

著者: 杉原浩司

  台湾と沖縄から問われる「日本」のわたしたち ~『台湾と沖縄 帝国の狭間からの問い』(みすず書房)刊行記念イベント 11月4日(月・休)13時30分~16時 武蔵野公会堂 第1・第2会議室(吉祥寺駅南口徒歩3

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水俣病が映す近現代史(23)金の果実を結んだアセチレンの木

著者: 葛西伸夫

これまで敗戦後の日窒の、企業再建について述べたが、ここでは経営陣の再編成が戦後の事業に与えた影響について最初に触れたい。 敗戦後、日窒の経営陣は植民地から無事に帰還したものの、GHQ(連合国軍総司令部)の指示によって「公

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米国による対キューバ経済封鎖を解除せよ  第8回全国日本・キューバ友好の集い開かれる

著者: 岩垂 弘

 10月30日に開かれた国連総会で、米国による対キューバの経済・通商・金融封鎖を解除すべきとの決議が、賛成187、反対2(米国、イスラエル)、棄権1モルドバの圧倒的多数で可決された。これに先立つ同月25日、駐日キューバ大

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2度にわたる〝裏金スクープ〟を放ちながら共産党が後退したのはなぜか、原理主義型政策選挙では有権者の心をつかめない、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その40)

著者: 広原盛明

 石破首相率いる自民党が大敗した。公明党の石井新代表、佐藤副代表も落選の憂き目を見た。自公与党は、拙ブログで紹介した報道各社の情勢分析をはるかに超える惨敗を喫したのである。選挙戦終盤になって共産党の機関紙「赤旗」(10月

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小数与党の政権を望む ー一つの正論が九十九の俗論を抑える政治を

著者: 田畑光永 

 総選挙はご承知のような結果となった。政権を担ってきた自民、公明の両党が議席を大きくへらして、両党合わせても当選者は衆議院議員定数の過半数、233人に18人足りない215人にとどまり、どのような連立政権になるかが注目を集

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■短信■ シンポジウム・2025年日韓条約60年に向けて 11月10日(日)、文京区民センターで

著者: 「リベラル21」

2025年は日韓条約が結ばれ、韓国と国交が正常化されてから60年になります。そこで、石坂浩一、内田雅敏、内海愛子、岡本厚、鈴木国夫、田中宏、平山茂,矢野秀喜、和田春樹の9氏が呼びかけ人になって、11月10日(日)、東京で

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選挙の狂騒とその後の索漠 ―でも、それを味わえることこそ幸せ?

著者: 田畑光永

 このブログに眼を止めてくださった皆さんは、今、何を感じておられるだろうか。昨日の衆院議員選挙の結果を喜んでおられるか、がっかりしておられるか、あるいはなにも特別の感情は抱いておられないか・・・。じつは私はつまらない連想

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「ルネサンス」-「宗教改革」-「マキアヴェッリ」(2)

著者: 合澤 清

ここで少し視点をずらしながら、この時代のヨーロッパを大きく鳥瞰し、「ルネサンス」「宗教改革」そして「マキアヴェッリ」の相互連関の大本を考究してみたい。 ヨーロッパ300年間の成果の瓦解(ペストと百年戦争) ペスト(黒死病

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11月4日(月休) シンポ「台湾と沖縄から問われる「日本」のわたしたち」

著者: 植松青児

植松青児です。2点ほどお知らせさせてください。 (1)みすず書房から、『台湾と沖縄 帝国の狭間からの問い「台湾有事」論の地平を越えて』が刊行されました。 昨年7月8日に京都大学で行われたシンポジウム(「台湾と沖縄 黒潮に

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衆院選が終盤戦に入り、〝自公過半数割れ〟の可能性が出てきた、立憲・国民・れいわには勢いがあるが、共産は微増にとどまっている、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その39)

著者: 広原盛明

 報道各社による今回の衆院選の情勢分析をみると、序盤戦の「自民、過半数割れの可能性」(日経新聞10月17日)から「自公、過半数微妙な情勢、自民、単独過半数割れの公算」(朝日新聞10月21日)へ、そして「与党過半数割れ可能

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