muraonの執筆一覧

「親」「母」を考える(2) ― 山崎ナオコ-ラ『母ではなくて、親になる』を読んで

著者: 池田祥子

フェミニンな男性を肯定したい  世界の東西を問わず、「男と女」または「父と母(父性と母性)」の二分化は、かなりの昔から、「生理的な自然」と納得させられるほど内面化させられてきた。 とりわけ、「父性の尊厳」と言われると、思

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5/30 オンラインシンポジウム「2020年のナショナリズム」:安保関連法に反対する学者の会 × Choose Life Project コラボ企画YouTube配信

著者: 石川愛子

「日本が…、というより安倍首相が「世界の中心で輝く」はずだった2020年東京オリンピックは、新型コロナウイルス禍の世界的広がりで雲散しようとしています。ウイルス禍はグローバル経済のネックを襲いました。だからこそ、社会基盤

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「親」「母」を考える(1)― 山崎ナオコ-ラ『母ではなくて、親になる』を読んで

著者: 池田祥子

これまで、男性中心の「家父長制的家制度」を引き継ぐ、日本の戦後の「戸籍」「家族」をめぐる問題をテーマにしてきた私にとって、この山崎ナオコーラの上記の本は、ずっと気になっていた。もっとも、「気になる」というのは、好感を持っ

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お江戸舟遊び瓦版745号/堀 利和『私たちは津久井やまゆり園事件の『何』を裁くべきか』 美帆さん智子さんと、甲乙さんを世の光に!

著者: 中瀬勝義

堀 利和 『私たちは津久井やまゆり園事件の『何』を裁くべきか』 美帆さん智子さんと、甲乙さんを世の光に! 社会評論社 2020.3.10 を紹介します。 https://chikyuza.net/wp-content/u

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お江戸舟遊び瓦版743号/萩野文隆編/F・アスリノ「崩壊した『中国システム』とEUシステム」 ~主権・民主主義・健全な経済政策~

著者: 中瀬勝義

萩野文隆編/F・アスリノ『崩壊した「中国システム」とEUシステム』 ~主権・民主主義・健全な経済政策~ 藤原書店。2019.12.10 を紹介します。 https://chikyuza.net/wp-content/up

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お江戸舟遊び版742号/小森陽一・成田隆一編『「井上ひさし」を読む 』 人生を肯定するまなざし

著者: 中瀬勝義

小森陽一・成田隆一編『「井上ひさし」を読む 』 人生を肯定するまなざし 集英社新書 20.3.22 を紹介します。 今日のトランプアメリカは戦前の日本になってしまったのでは? しかし、CNNでは民主主義アメリカの激論が報

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街は静かに/「ステイ・ホーム」というなら路上の人々に住居の提供を

著者: 村尾知恵子

毎月第2日曜日は、新宿連絡会(新宿野宿労働者の生活・就労保障を求める連絡会議)のおにぎりパトロールに随行しての医療班による健康相談の日。今回は、いつもボランティアで参加してくれる7~8人の医師、看護師は、コロナ・ウイルス

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林文子横浜市長の、新型コロナウイルス拡大を直視せぬ、市民無視のカジノIR推進への抗議声明

著者: 村尾知恵子

コロナウイルスの感染拡大は驚くほどの速さと勢いで世界中に拡散し、多くの方々が命を失い、死者の数はなお増え続けています。また、アフリカや中東の紛争地域で避難生活を余儀なくされている人々など、医療体制が不十分な地域へも感染は

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『父さんはどうしてヒトラーに投票したの?』 今、同じ問いを問われて

著者: 湯川順夫・戦争ホーキの会

そもそものきっかけは、訳者湯川が仏語新聞紙上に、偶然見つけた絵本の書評でした。その著者デイディエ・デニンクスはフランスの推理小説大賞を取ったこともある作家で、受賞作『記憶のための殺人』は、1961年10月パリで起こったア

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