正治安岡の執筆一覧

《消費せよ、しかし沈黙せよ》― 試練に立つ現代民主主義 ―

著者: 内田 弘

[アフリカからの留学生の密かな訴え] 以前に、この「ちきゅう座」でつぎのような経験談を書いたことがある。  かつて、3月下旬のイースターで閑散としている或る外国の学生食堂で朝食をとっていると、「ご一緒してよろしいでしょう

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投票用紙に特定の候補者名を記載した場面を撮影して報告を求める」行為には、公職選挙法第228条1項(投票干渉罪)に該当する疑いがある

著者: 澤藤統一郎

9月20日付のリテラに、横田一記者が、インパクトのある記事を掲載している。「沖縄県知事選で佐喜真陣営が公共事業予算アップをエサに建設業者を選挙運動に動員! 投票した人リストまで提出させ…」と題するもの。今、沖縄で何が起こ

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「異邦人たれ」──周回遅れの読書報告(その74)

著者: 脇野町善造

 昔、抜粋を書き写したカードを小さな箱のなかに入れて机の上においていたことがあった。かっこよく言えば、「未整理カードボックス」とでもいうものである。実際には随分長いこと整理してないカードボックスもあった。ある時、意を決し

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「新潮45」への批判と新潮社の本の撤去運動

著者: 村上良太

  自民党の杉田水脈衆院議員が「『LGBT』への支援の度が過ぎる」という文章を「新潮45」(8月号)に寄稿した結果、それが性的少数者であるLGBTの人々だけでなく、普通の市民にもあまりにもひどいと大きな批判を呼んだ。実際

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連続2000回目の蟷螂の斧。今後も意気軒昂に振りかざし続けよう。

著者: 澤藤統一郎

 本日で、「憲法日記」連続2000回である。2013年4月1日から連続更新を広言し、この日を第1回として本日が2000回目。2000日間、およそ5年6か月。毎日途切れなく書き続けてきたことになる。しかし、達成感には大きく

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沖縄知事選序盤情勢 「デニー優勢なれども予断を許さず」

著者: 澤藤統一郎

注目の沖縄知事選。その帰趨が、辺野古新基地建設の成否を大きく左右する。のみならず、政局や改憲問題にも大きな影響を及ぼさざるを得ない。 沖縄とは、安保体制と日本国憲法体制との矛盾の結節点である。安保体制派(政権与党)と、日

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憲法と落語(その4) ― 「名人長二」では、無茶苦茶な刑事司法が語られている。

著者: 澤藤統一郎

三遊亭圓朝とは、言わずと知れた落語界の大名跡。大名人として「大圓朝」とさえ言われる。大看板、大真打ち、大師匠。どこまでも「大」の付く別格の噺家。その技倆は伝説にのみ残されているが、幕末から明治の人とて録音はない。だから、

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昔はもっと激しかった。こんなもんじゃなかった。

著者: 澤藤統一郎

 昔はもっと激しかった。こんなもんじゃなかった。   選挙だもの。脅すくらいのことはあるだろう。   そんなことでへこたれてはいけない。それをいかに乗り越えるかだ。 昔はもっと激しかった。こんなもんじゃなかった。  政治

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東京都知事は、熊谷市の爪の垢を煎じて飲むべし。

著者: 澤藤統一郎

毎日新聞・9月12日(水)夕刊の「特集ワイド」は、「関東大震災から95年 虐殺された朝鮮人の遺族来日」と題する文字通りワイドな記事。毎日は、いま日本のメディアがなすべき仕事をよくしていると思う。 中見出しに、「否定の動き

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「反スターリニストとしてのイギリス共産党」──周回遅れの読書報告(その73)

著者: 脇野町善造

 伊東光晴『現代経済の変貌』については、すでに(その19)で言及している。したがってその本についてもう一度書くということは、ある意味では「反則」である。しかし、(その19)では忘れていたことがあることに気づいた。「反則」

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岡口基一判事に対する懲戒申立はスラップだ。

著者: 澤藤統一郎

岡口基一判事に対する「分限裁判」の行方に目が離せない。9月11日、最高裁で開かれた審問のあとの記者会見で、同判事は、「適正手続きが踏まれておらず、ありえないことが起きている」「今回の表現ごときで処分されたら、他の表現もで

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どこへいく文民政権 アウンサン・スーチー、ロイター記者への実刑判決を擁護

著者: 野上俊明

 去る13日、ベトナムの首都ハノイでの世界経済フォーラムの東南アジア諸国連合(ASEAN)会議に出席中のスーチー国家顧問は、ロイター記者への実刑判決についてはじめてコメントしました。ある程度は予想されたことですが、コメン

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9歳女児の国歌斉唱拒否に脱帽 ― オーストラリア国歌の先住民差別に抗議

著者: 澤藤統一郎

アメリカではなく、オーストラリア国歌の斉唱拒否が話題となっている。拒否者が9歳の女児だということと、これに保守派の政治家が大仰に噛みついたことで、大きなニュースになった。いろんなことを考えさせられるし、考えなければならな

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【要申込】「2018 GSEF ビルバオ大会」日本実行委員会・東京プレフォーラム

著者: 紅林 進

【要申込】「2018 GSEF ビルバオ大会」 日本実行委員会 東京プレフォーラム 2018 Gsef スペイン ビルバオ市 Forumへ グローバルに広がる「社会的連帯経済」を実感し、その実践から学び、日本での取り組み

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正念場の沖縄知事選、「魂」派と「腹」派の一騎打ちだ。

著者: 澤藤統一郎

本日(9月13日)、沖縄知事選が告示された。9月30日が投票日で、即日開票となる。主要な争点は、辺野古新基地建設反対の姿勢を貫くか、それともこれを容認するのか。これは、政権の外交・内政の根幹に関わる問題。したがって、選挙

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マルクス生誕200周年記念 慶應大学におけるコンファレンス――中国、労働搾取、技術――

著者: 岩田昌征

 2018年(平成30年)9月6日、「マルクス生誕200周年記念コンファレンス マルクス――過去と現在」が慶應義塾大学三田校舎で開かれた。  聴講して、若干の論点に印象付けられたので、私=岩田の感想・所感を記しておきたい

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いまこそウソとごまかしの「安倍政治」に終止符を! 賛同署名のお願い

著者: 澤藤統一郎

定刻になりましたので記者会見を始めます。 本日の会見の司会を担当する、弁護士の澤藤です。この席には、アピールの呼びかけ人16名のうち、私の他に、池田香代子(ドイツ文学者・翻訳家)、上西充子(法政大学教授)、中野晃一(上智

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都政監視委員会主催「宇都宮健児さんと行く都議会傍聴ツアー」第20弾

著者: 紅林 進

都政監視委員会主催「宇都宮健児さんと行く都議会傍聴ツアー」第20弾 9月27日(木)都議会一般質問を傍聴します。   9月の第3回都議会定例会は、来期に向けて各会派へ各種団体から予算要望などが出され、各会派の関心事が見え

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ウッドワード・オバマ・ムーアらの「言葉」は、トランプの岩盤支持層に届くだろうか。

著者: 澤藤統一郎

ドナルド・トランプは、御難続きである。すべては身から出た錆であり、因果応報として甘受せざるを得ないところ。 ボブ・ウッドワードの内幕本「Fear」では「小学5、6年の理解力しかない」と秘密を暴かれ、匿名の政府高官によるニ

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