正治安岡の執筆一覧

「大きな物語り」に回収されない、「小さな物語」をこそ。

著者: 澤藤統一郎

本日(6月9日)の毎日新聞朝刊25面に、「是枝監督 文科相のお祝い辞退」の記事。「公権力と距離保つ」と横見出しがついている。私には、カンヌの「パルムドール」がナンボのものかはよく分からない。しかし、「文化は公権力と距離を

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「金子勝のセーフティネット論」──周回遅れの読書報告(その59)

著者: 脇野町善造

 古い抜粋ノート(ファイル)の話を続ける。この抜粋ノートを見ると、自分も若い頃はまじめに抜粋を作っていたものだと思ってしまう。金子勝が書いた『セーフティーネットの政治経済学』(ちくま新書)という薄い本の抜粋を、実にB5版

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次回法廷は、2018年8月31日(金)午後1時30分~415号法廷 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第134弾

著者: 澤藤統一郎

DHCと吉田嘉明が、私(澤藤)に6000万円を請求したスラップ訴訟。私がブログで吉田嘉明を痛烈に批判したことがよほど応えたようだ。人を見くびって、高額請求の訴訟提起で脅かせば、へなへなと萎縮して批判を差し控えるだろうと思

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6月8日(金)午前10時15分415号法廷に。 ー DHC・吉田嘉明スラップ訴訟10件の顛末  ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第133弾

著者: 澤藤統一郎

DHCスラップ訴訟。DHC・吉田嘉明が、吉田批判言論の萎縮を意図して提起した不当極まる典型的スラップ。DHC・吉田嘉明はスラップの常連だが、2014年3月に明らかになった「対渡辺喜美8億円事件」の批判言論封じ目的のスラッ

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【要申込】 セミナー「スマホの真実―電池の裏の人権侵害・環境破壊」(東京・竹橋)

著者: 紅林進

【要申込】 セミナー「スマホの真実―電池の裏の人権侵害・環境破壊」(東京・竹橋) 私たちの暮らしになくてはならないものになりつつあるスマートフォンやさまざまな電子機器。 それらをつくるためには20種類以上の鉱物が必要とさ

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「マルクス主義の創造的適用とは何か」に関する雑感――「実践的唯物論か実践の哲学か?」を例に――

著者: 長島 功

 マルクスの唯物論はドイツ古典哲学の観念論的転倒とフォイエルバッハの唯物論の受動的な性格を両面的に批判し、実践による現実の変革を肝心なことであると見なしがゆえに、我が国では「実践的唯物論」と呼ばれている。ちなみにドイツ語

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DHC・吉田嘉明のスラップ訴訟 次回は6月8日(金)午前10時15分から415号法廷で ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第132弾

著者: 澤藤統一郎

DHCスラップ訴訟。DHC・吉田嘉明が、吉田批判言論の萎縮を意図して提起した不当極まる典型的スラップ。DHC・吉田嘉明はスラップの常連だが、2014年3月に明らかになった「対渡辺喜美8億円事件」の批判言論封じ目的のスラッ

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6・6(水) 院内学習会 「ソウルの市民民主主義を学び、日本の政治と地域を変える」(衆議院第2議員会館)

著者: 紅林進

主催:希望連帯 【日時】 2018年6月6日(水) 17時30分~19時30分 【会場】 衆議院第2議員会館第1会議室 (通行証の配布17時~) 【内容(予定)】 ・Part1 白石孝さん(『ソウルの市民民主主義~日本の

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貧困な日本―「無責任の体系」とは、政権と社会の「脆弱さ」を意味する

著者: 山川哲

先日、ちきゅう座の仲間のNさんに加藤周一が「日本人の世界観は、今とここの刹那的なものでしかない」と述べていたということを教えられた。その時私の頭に浮かんだのは、かつて丸山真男が指摘した、日本社会の「無責任の体系」というこ

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6月30日(土)第160回ラテンアメリカ探訪のお知らせーーラテンアメリカ探訪アート展「Nosotros 2」記念出品作家トークショー

著者: 土方美雄

昨年に引き続き開催いたしますNosotros展のイベントとして、今年も出品作家によるトークショーを行います。今年より新たに加わった出品者も交え、展示作品についてのお話や、ラテンアメリカとの関わりなどを伺える貴重な機会とな

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正規労働者と非正規労働者、労働条件格差は許容しがたい。

著者: 澤藤統一郎

正規労働者と非正規労働者との労働条件格差は大きい。この格差の是正は、ますます大きな今日的課題ととなっており、それゆえに労働法実務の問題ともなっている。昨日(6月1日)、この問題に初めての最高裁判断が示されて話題を呼んでい

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NHKは官邸におもねることなく、ジャーナリズムの本道に徹せよ

著者: 澤藤統一郎

NHK会長 上田良一様       権力監視報道に立ち戻り、報道現場の萎縮克服を求めます                             研究者・弁護士有志(名簿略)  目下、わが国では、森友・加計問題、防衛省の

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杉浦克己に見る書評の方法……周回遅れの読書報告(その58)

著者: 脇野町善造

 先週に続き、古い抜粋ノート(ファイル)の話である。杉浦克己が週刊誌『エコノミスト』(1999年9月21日号)で松尾秀雄の『市場と共同体』の書評をしている。その切り抜きが貼ってあり、次のようなコメントが付されていた。  

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「おしつけないで 6.30リバティ・デモ」 ― 「日の丸・君が代」反対ではなく、強制はおかしいというデモをします。

著者: 澤藤統一郎

本日(5月31日)の朝刊各紙に、栃の心剛史(本名レヴァニ・ゴルガゼ)大関昇進の晴れがましい写真が掲載されている。実ににこやかで嬉しそうな表情。そして、彼が大きなジョージアの国旗を掲げているのが目を惹く。 「国旗を手に笑顔

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「嘘つき」で、しかも「卑怯」 ー アベやめたまえ。

著者: 澤藤統一郎

本日(5月30日)の党首討論。野党第一党である立憲民主党代表の枝野幸男は、持ち時間の19分を森友・加計の問題に絞って追及した。力をいれたのは、森友問題に関する首相の責任のとりかたについての食言である。これを「卑怯な行為」

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加計孝太郎よ真実を語れ。今のままでは嘘つき学園となってしまうではないか。

著者: 澤藤統一郎

加計問題も森友問題も終わらない。政治的にはとっくに詰みのはずなのだが、アベはどうしても負けを認めない。勝負が長引くうちに、次から次へと新たな真相が暴かれていく。トップのウソを隠そうとして、官僚諸君が苦労して嘘に嘘を重ねて

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「沖縄ヘイト」には、メディアの言論力とDHC不買運動での対抗を

著者: 澤藤統一郎

昨日(5月27日)の琉球新報3面に、「特別評論・復帰46年の沖縄」として、「ヘイトにあらがう言論力」と標題する論説が掲載されている。小那覇安剛琉球新報社会部長の署名記事だが、事実上の社説である。これは見逃せない。見逃して

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「おしつけないで 6.30リバティ・デモ」へのお誘い ― 「君が代」強制と処分をはねかえすために

著者: 澤藤統一郎

みなさま  「君が代」裁判4次訴訟原告は、「日の丸・君が代」の強制に反対して処分を受け、その取り消しを求めて裁判を闘っています。  学校現場では教員だけでなく生徒への締め付けも強まり、教育の自由が失われています。2020

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「世を去った人達を思う──古い抜粋から」……周回遅れの読書報告(その57)

著者: 脇野町善造

 事情があって、作業部屋に置きっぱなしにしておいた資料を片付けなければならなくなった。その中に書き溜めていた古い抜粋ノート(ファイル)があった。何年かぶりに抜粋ノートを開いてみた。その中に出てくる多くの関係者がもうこの世

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「相手選手を潰してこい」は皇軍における上官の命令だ

著者: 澤藤統一郎

日大アメフト部の選手が、関学との定期試合において、相手チームの中心選手に傷害行為に及んだ。これは、「不祥事」ではない。「体質露呈事件」と言うべきだろう。日大アメフト部の体質の問題にとどまらない。学生スポーツとは何なのだ。

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