(2025年2月23日) 2月23日、天皇(徳仁)の誕生日。もちろん、とりたてて目出度い日ではない。思惑ある人だけが大袈裟に空虚な祝辞を述べ合う日なのだが、その空虚さにシラける日。そして、国民一人ひとりの主権者意識や、人
本文を読む正治安岡の執筆一覧
Global Headlines:ミャンマー、学生師団の指導者が決意と展望を語る
著者: 野上俊明<はじめに> トランプの再登場が引き起こす激震は、大西洋を越えてヨーロッパを直撃し、かつユーラシア大陸を縦断してアジア地域にも及びつつある。就任早々、大統領はアメリカ国内の社会政策関連だけではなく、海外援助に関わる様々な
本文を読むミャンマー、イラワジ・デルタで奮闘する日本人の女医さん
著者: 野上俊明内戦が拡大し、いままで平穏だったイラワジ・デルタ地帯にも戦火が及び始めています。4年前から始まった内戦は、抵抗勢力がますます支配地域を拡大し、軍事政権を追い詰めています。なるほど抵抗勢力の前進は歓迎すべきことではありま
本文を読む「岩波の本は、返品できないんですよ、いいですね」~歌集『ゆふすげ』をめぐって
著者: 内野光子転居先に出入りの本屋さんからの確認の電話だった。やはり、読んでおかねばと、注文した『ゆふすげ』(美智子著 岩波書店 2025年1月)の件である。著者「美智子」は、平成期の美智子皇后、美智子前皇后のこと。苗字のない著者と
本文を読む【2月24日(月・振替)】オンライン被ばく学習会/NUMO文献調査:何が問題なのか
著者: 温品惇一申込み:https://forms.gle/QzZxZVrxSmBk3ifh8 高レベル放射性廃棄物を地層処分する地点の選定作業が NUMO(原子力発電環境整備機構)によって進められてきました。 北海道寿都(すっつ)
本文を読む今なら炎上?投書というトラウマ
著者: 内野光子またも、古い話で恐縮だが、1958年の秋、メディアと言っても当時は新聞が主流で、紙上では警職法と勤評問題について毎日のように大きく報道されていた。まだ、わが家にはテレビがなく、インターネットなど想像もつかない時代であっ
本文を読むGlobal Headlines:ドイツの政局、民主主義をめぐる激闘
著者: 野上俊明<はじめに> 去る1月31日、ドイツ連邦議会は、2月の総選挙で政権奪還をめざす最大野党の中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が提出した、厳格化された移民政策の法案―難民申請者がドイツに家族を呼び寄せられる
本文を読む皇室は皇室はもはや「無法地帯」?~皇室における女性の基本的人権は
著者: 内野光子「皇族は男女平等番外地」(東京都 長谷川節)(朝日川柳 2025年1月31日) 天皇制が憲法の「番外地」というならば、皇族の人権も「番外地」ということになるのだろうか。皇室はもはや「無法地帯」と言っていいかもしれない。
本文を読む2.6オンライン被ばく学習会 津田敏秀さん連続講座 その2 100mSv「しきい値の創造」
著者: 温品惇一・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ オンライン被ばく学習会 津田敏秀さん連続講座 その2 100mSv「しきい値」の創造 2月6日(木) 午後7時~10時 講演:津田敏秀さん(岡山大学名誉教授)
本文を読む【2月22日(土)】第23回 ヘーゲル研究会のお知らせ
著者: 野上俊明前回学んだ、国家と宗教の関係を論じている§270には、次のような文章がありました。「真なるものとは、・・・内なるものが外なるものへ、理性の構想が実在性へと踏み越えてゆく巨大な歩みである。そこにおいて全世界史は孜々として
本文を読むGlobal Headlines:ミャンマー内戦の現状―影の政府の課題はなにか
著者: 野上俊明<はじめに> 昨年末までに反政府抵抗勢力は、国土の半分以上を制圧した。シャン州の北東部においては、タアン民族解放軍(TNLA)とミャンマー民族民主同盟(MNDAA)が破竹の勢いで進み、中継貿易都市ラショーと北東地域の軍司
本文を読むGlobal Headlines:カール・マルクスとロシア・ウクライナ
著者: 野上俊明――独裁的なロシアに対するマルクスの批判的な見方について本を書いた、マルクスの専門家ティム・グラスマンへのインタビュー。<はじめに> 「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」とは有名なクラウゼヴィッツの戦争論の要
本文を読む使用済燃料の貯蔵施設にストップをかけて女川原発の運転も停止させましょう!ー乾式貯蔵施設に「同意するな」と求める団体署名に賛同をー
著者: 舘脇章宏風の会・会報「鳴り砂」2025年1月号が発行されました&乾式貯蔵施設に同意するな署名&3.9風の会のつどい明日香壽川氏講演&3.23みやぎ県民集会
著者: 舘脇章宏風の会のたてわきです会報「鳴り砂」2025年1月号が発行されたので、ご紹介しますhttps://miyagi-kazenokai.com/ (目次はこのメールの最後) 3つのお知らせです (1)東北電力が女川原発敷地内で
本文を読むGlobal Headlines:ビックテックは、ネオファシズムの先導者か
著者: 野上俊明<はじめに> トランプ政権の始動が近づくにつれ、世界の動きが慌ただしくなってきた。特に耳目を引いたのは、メタ(旧Facebook)の動きである。第三者によるファクトチェックを廃止するという発表は、世界に衝撃をあたえた。今
本文を読む『叛乱論』東大集会で知る思想の誕生――21世紀の思想とは何か――
著者: 岩田昌征1月12日(土)午後、東京大学本郷の大教室で長崎浩氏の『叛乱論』をめぐって四人の論者が自論を開示する討論集会が開かれた。大教室が満杯であった。大学で授業と試験を通して影響を与えた訳でもなく、人気テレビ討論番組の常連であ
本文を読む高峰秀子生誕100年にあたって
著者: 野上俊明近年はほとんど映画を見ることはなくなってしましましたが、私たち戦後世代は、少年少女期に日本映画の黄金時代(昭和20年代~30年代初め)に巡り合わせ、素晴らしい映画体験をさせてもらいました。鑑賞力も弱い幼年期でしたから、
本文を読む近代の夜明けー大分県人(賢人)の事績に触れて(最終回)
著者: 野上俊明<福沢諭吉の「学問のすゝめ」> 日本の文明化の障碍になっているものについて、諭吉はなお突っ込んで論じます。これは諭吉独特の見解といっていいのですが、諭吉によれば「官」の優勢な気風―官尊民卑―が、逆にいうと民間の力の弱さ
本文を読む近代の夜明けー大分県人(賢人)の事績に触れて(5)
著者: 野上俊明<福沢諭吉の「学問のすゝめ」> 福沢諭吉は、大分県人というより近代日本の代表的人物といえます。つまり啓蒙思想家として天賦人権論を紹介したという意味でも、また日本国の独立と国民一人ひとりの独立自尊を促したという意味でも、県
本文を読む近代の夜明けー大分県人(賢人)の事績に触れて(4)
著者: 野上俊明<諭吉と「蘭学事始」> 杉田玄白著「蘭学事始」という書物の運命について、書誌的に興味ある事実が福沢諭吉によって明治半ばに明らかにされました。(以下、岩波文庫改訂版の解説で紹介されている諭吉の言による) 「蘭学事始」という
本文を読む正月NHK 西高東低
著者: 岩田昌征今年の正月、一日に上野の東照宮、二日に地元の代田八幡、四日に明治神宮に初詣をした。願い事の主筋は、以下の腰折れ二首に示されている。 冬牡丹元和偃武の神柱烏露のいくさを止めさせ給へ 木漏れ
本文を読む近代の夜明けー大分県人(賢人)の事績に触れて(3)
著者: 野上俊明梅園の経済書「価原」を読む 三浦梅園の「価原」(1773年)をはじめてひも解きました。三枝博音 (さいぐさ・ひろと)教授の編集になる岩波文庫版で、昭和 42年発行のものです。注釈もほとんどなく、現代語訳なしの読み下し文
本文を読む近代の夜明けー大分県人(賢人)の事績に触れて(2)
著者: 野上俊明三浦梅園(1723~1789)について(テキストとしては、梅園哲学入門 ともいうべき「多賀墨郷君にこたふる書」や「手びき草」など、岩波文庫版 「三浦梅園自然哲学論集」に編まれている諸論文を扱います) 近代初頭の科学と哲
本文を読む近代の夜明けー大分県人(賢人)の事績に触れて(1)
著者: 野上俊明<はじめに> 1998年3月、初めてミャンマーの地に降り立ちました。それから数か月たったころでしょうか、或る人から現地で日本語の通訳ガイドをしているチョーソーさんという青年を紹介されました。チョーソーさんは京都の大学に留
本文を読む【1月25日(土)】第22回 ヘーゲル研究会のお知らせ
著者: 野上俊明明けまして、おめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 2025年 元旦 先の研究会では、Gesinnungというドイツ語の訳をめぐって少し議論をしました。日本の翻訳文化のレベルの高さはつ
本文を読む歌壇時評を書きました。
著者: 内野光子『ポトナム』2025年1月号に「歌壇時評」を書きました。短歌総合誌の『短歌研究』と『現代短歌』が、来年から、その出版形態を大きく変えるということです。この時評を執筆時には、『短歌研究』が隔月刊になることしか知らなかったの
本文を読むミャンマー、うち続く国軍の戦略的敗北――シャン州に続き、ラカイン州でも地域司令本部陥落
著者: 野上俊明8月にシャン州にある北東司令本部が陥落したのに続き、この12月20日、ベンガル湾に面するラカイン州にある西部司令本部が陥落した。ラカイン州で国軍が支配するのは、州都シットウェイ周辺と中国が巨額の投資をして石油や天然ガス
本文を読むGlobal Headlines:戦争は地球環境への最悪の負荷
著者: 野上俊明<はじめに> ウクライナ戦争とガザ戦争は、地域紛争の枠を超えてユーラシア大陸東西にわたる地政学的な緊張を高めたという意味で、2024年の重大な政治トピックであり続けた。しかし戦争のもたらす被害は、人的物的な直接的な損耗に
本文を読む大嘗祭違憲訴訟の東京高裁での陳述書が掲載されました
著者: 内野光子11月12日、大嘗祭違憲訴訟の控訴審、東京高裁に提出した私の陳述書が「即位・大嘗祭違憲訴訟の会NEWS」24号に掲載されました。この陳述の概略については、以下の当ブログ記事に書きましたが、今回は、提出した陳述書全文が収
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