正治安岡の執筆一覧

映画『スパイの妻』パンフレットに感じる言論の不自由

著者: 岩田昌征

 ヴェネチア銀獅子賞映画『スパイの妻』を観た。  対米英戦突入の1年前、昭和15年・1940年の神戸が舞台だ。裕福な貿易商が満州を自家用映画カメラを持って観光旅行していて、全く偶然に日本帝国関東軍の細菌戦とそこにおける没

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スガ会見の「前例踏襲拒否」こそ、実は三権分立を突き崩す暴挙なのだ。

著者: 澤藤統一郎

(2020年10月23日) スガ政権による日本学術会議新会員任命人事介入問題は、今の社会の政治勢力や言論界を二分する大きなせめぎ合いとなっている。 一方に、ゴリ押しする権力と権力にベッタリへばりつく親権力勢力がある。他方

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誰も言い出さない「オリンピック中止」~近頃の政党やメディア

著者: 内野光子

10月23日の「東京五輪・パラリンピック大会推進本部」の会合で首相は、「コロナに勝った証しに」東京五輪開催への決意を示した。 「日本の陽性者数の推移」厚生労働省ホームページより 世界の各地で、とくにヨーロッパ諸国では、新

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悪名高き「10・23通達」発出の日に、その撤回を求める決意を再確認する。

著者: 澤藤統一郎

(2020年10月23日) 今年も10月23日がめぐってきた。2003年のこの日、東京都教育委員会が悪名高い「10・23通達」を発出した。横山洋一教育長名だが、実質的には石原慎太郎という極右政治家の意図によるもの。今、日

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NHK経営委員長・森下俊三氏の経営委員罷免を求める各議院宛請願書と院内集会

著者: 澤藤統一郎

(2020年10月22日) このたび第203臨時国会の冒頭に、衆参両院の各議長宛に、下記の請願書を提出します。また、請願書提出にあたっての院内集会をお知らせします。内容は、「NHK経営委員長・森下俊三氏の、経営委員として

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第57回 憲法を考える映画の会『地の塩』(11月3日)のご案内と紹介のお願い ⑸ 

著者: 憲法を考える映画の会

第57回 憲法を考える映画の会『地の塩』(11月3日)のご案内と紹介のお願い ⑸   いつもお世話になっております。 11月3日に予定している第57回「憲法を考える映画の会」のご案内をさしあげます。 今回は、1

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DHCとの決別。彼等を栄えさせて来た購買層は、果たして”右翼”だけだったのでしょうか ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第178弾

著者: 澤藤統一郎   

(2020年10月21日) ネットを検索していると、時に思いがけない記事に出会う。 本日、偶然に下記の「つ・ぶ・や・き」を見つけた。DHC商品の愛用者であったという女性の5年前の投稿。しっかりした文章で、なるほどと思わせ

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ヤンゴン在住のC子さんへの手紙 

著者: 野上俊明

C子さんは東京外語大のビルマ語科を卒業するとすぐに発展途上国の某農業支援NGOに就職。その後その組織のミャンマー駐在員となり、軍政下のミャンマーに深くかかわるようになります。やがてミャンマー人男性と結婚し、いまは二人のお

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(要申込・オンライン開催)10/23(金)世界の暮らしと選挙 Vol.4(講師:鈴木賢志氏、後援:スウェーデン大使館)

著者: 紅林 進

スウェーデンの2018年の総選挙の投票率は、87%です。一方、日本は、平成29年に行われた衆議院議員総選挙では53%、令和元年に行われた参議院議員選挙では48%。スウェーデンの、このように高い投票率を支えているのは、子ど

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「エール」で「NHKはウソをつきません」というセリフがありましたが ~「NHK森下経営委員長の義務違反の究明を求める」請願書を国会に提出へ

著者: 内野光子

朝ドラ「エール」は急展開の上、先週、敗戦後になりました。10月16日放送で「鐘の鳴る丘」の作者、菊田一夫と思われる人物とNHK職員との会話で、職員が「NHKですからウソをつきません」とのセリフが飛び出した。これって、その

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(要申込)10/20(火)アメリカ大統領選挙の仕組みと特異な二大政党制について(変えよう選挙制度の会・10月例会)

著者: 紅林進

(要申込)10/20(火)変えよう選挙制度の会・10月例会 「アメリカ大統領選挙の仕組みと特異な二大政党制について」   日時:10月20日(火) 18:30~20:30 会場:東京ボランティア・市民活動センタ

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中国での国旗法改正、ますますの国家主義、ますますの強権体質。

著者: 澤藤統一郎

(2020年10月18日) 中国での国旗法改正を伝える本日の共同通信記事に、解説を加えたい。  「中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会は17日、国旗の尊厳を損なうことを禁じた国旗法改正案を可決した。来年1月1

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たたき上げ異論の学者たたき出し⇒「すがすがし」言うのこのごろ避けている

著者: 澤藤統一郎

(2020年10月17日) コロナ禍の終熄がいっこう見えてこぬうちに、なんと厳しい寒さの到来である。冷たい雨が降り止まない、陰鬱なこの時代を象徴するかのごとき暗い日である。 まさかとは思ったが、一応、東大本郷キャンパスの

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人はケイタイ料金のみにて政権を支持するものに非ず。

著者: 澤藤統一郎

(2020年10月16日) 本日が、不肖スガ義偉を首班とする内閣が発足してからちょうど一か月。この一か月を振り返ると、高揚感と不安感の交錯だった。もう少し正確に言えば、この一月間の前半はあまりの順風に頬が緩みっぱなし。そ

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朝ドラ「エール」は、戦時下の古関裕而をどう描いているか

著者: 内野光子

 9月末の週から「エール」は戦時下に入った。これまでのドラマの進行は、古関裕而の自伝『鐘よ、鳴り響け』とも、いくつかに評伝とも、かけ離れていって、古関作曲の歌と周辺の都合のよい事実をつなぎ合わせたフィクションであることは

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故中曽根康弘への弔意の「要請」は、個人の「思想・良心の自由」への侵害である。

著者: 澤藤統一郎

(2020年10月15日) 近代社会の究極の課題は、《個人の尊厳》と《国家権力》との対抗関係の調整にある。この命題は、「日本国憲法が関心をもつ最大の課題は、《個人対公権力》《個対全体》《自由対秩序》《人権対公共の利益》の

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ベルリンの少女像は、国際的・普遍的な人権問題の象徴となりつつある。

著者: 澤藤統一郎

(2020年10月14日) 本日の毎日新聞夕刊に「ベルリンに少女像設置、二転三転、区当局『当面認める』」の見出し。共同通信記事を引用の各紙は、「少女像設置『当面認める』 撤去要求の独首都自治体」としている。 これは朗報。

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