正治安岡の執筆一覧

ILO/ユネスコ勧告実施市民会議、文科省交渉の場で

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月21日) 弁護士の澤藤と申します。「日の丸・君が代」強制問題に関わるようになってから、20年余になります。 先程来、文科省の担当者から、セアート(ILO/ユネスコ合同勧告委員会)の報告書に関して、「我が国

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フジ住宅ヘイトハラスメント訴訟。原告女性は何を求めて提訴を決意したのか。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月20日) ヘイト企業として名を馳せている「フジ住宅」(大阪府・岸和田市)。社内での「ヘイトハラスメント」を苦痛とした、在日3世の女性社員が果敢に会社を訴え、4年余の審理を経て、7月2日に大阪地裁堺支部で一

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あなたの目にも、アベ政権の末期症状がお見えでございましょう。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月19日) こうして眺めますと、不忍池の風情もなかなかのものでございます。あの辯天堂にお祀りされるご本尊さまは、琵琶を持ったお姿で知られる音楽と技芸の神として「辯才天」とも言われ、また、金運上昇のご利益をも

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■話題になっているポテトサラダを作ってみた

著者: 村上良太

 幼い子供を連れた若い母親がポテトサラダをスーパーで買おうとした際に、同行していた年輩の男が「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうか」と諭したとかいう話が話題になり、ポテトサラダは面倒くさい、とか、そういうお前が自分で

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遮蔽想起としてのレ・シャルメット―ルソー『告白』を読む(後編)

著者: 野島直子

3、隠された反実仮想命題  ところで、この遮蔽想起としてのレ・シャルメットについて、さらに検討していきたいことがある。私が考えるに、この遮蔽想起は、もうひとつの反実仮想命題が隠れている。  先に、フロイトが遮蔽想起に、「

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「コロナ失業」の被害に、同じ労働者でもこんな「身分差」。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月15日) 下記は、昨日(7月14日)の朝日の記事(抜粋)。普段はよく見えない、私たちの社会の差別や不合理の構造が、コロナ禍の中で突きつけられた典型例といえるだろう。朝日も、ときによい記事を書く。 それにし

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遮蔽想起としてのレ・シャルメット―ルソー『告白』を読む(前編)

著者: 野島直子

 機会があって、ジャン=ジャック・ルソー著『告白』を読んだ。ルソーは、言うまでもなく、社会思想、教育、文学など様々な分野に「近代」を用意した思想家、作家として知られ、日本においても、民権思想、近代告白文学(私小説)に大き

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コロナ禍のさなかの革命記念日、国は何のためにあるかを考える。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月14日) 本郷三丁目の皆様。また、新型コロナ感染者が増えています。たいへん憂鬱な梅雨のさなかですが、少しの間、お耳をお貸しください。 本日は7月14日、フランスの革命記念日に当たります。1789年の今日、

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法輪功を邪教として弾圧する、中国政府の言い分に耳を傾ける。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月13日) 私は信仰をもたない。信ずべき宗教に関心はない。しかし、信仰の自由には大きな関心をもっている。権力による宗教弾圧にも、社会的同調圧力による宗教差別にも敏感でありたいと思う。信仰が人格の中核をなすと

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岡井隆死去報道に接して~亡くなると<旗手>になったり、<巨人>や<巨星>になったり・・・

著者: 内野光子

 7月10日、岡井隆が92歳で亡くなった。7月12日の朝刊で知った。いくつかの新聞記事を読んで、やっぱりな、と思う。岡井が1992年、歌会始の選者になったことをどう伝えるかに、私の関心はあった。  『朝日新聞』は社会面で

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河井夫妻起訴。公判では、その背後にある「真の主犯」の洗い出しを。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月8日) 本日(7月8日)、東京地検は河井克行・案里の夫妻を、東京地裁に起訴した。起訴罪名は、公職選挙法違反(運動員買収)である。 この二人に関しての運動員買収の構成要件は、「当選を得、若しくは得しめ(る)

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■再開のための哲学  マチュー・ポット=ボンヌヴィル著「もう一度・・・やり直しのための思索」(Recommencer)

著者: 村上良太

 フランスの現代哲学者マチュー・ポット=ボンヌヴィル著「もう一度・・・やり直しのための思索」を4月末に翻訳出版した時、ちょうど新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の最中で、書店の多くが臨時休業、というような時期でした。売

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改めて要求する。「森下俊三のNHK経営委員辞任」と「議事録の全面公開」を。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月6日) コロナ禍再び感染拡大の虞れの中、風雨激しきを衝いて、本日またまたNHK放送センターに出向いた。応接の経営委員会事務局職員に下記2通の要望書を提出し、趣旨を説明してきた。 要望書の一通は、NHKの在

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極右政治家が台頭する背景 2022年のマリーヌ・ルペン大統領、小池百合子首相の可能性

著者: 村上良太

  昨日の都知事選で右翼政治家の小池百合子現職が大差で再選を果たしたことは何を意味しているのでしょうか。筆者には日本の格差拡大と貧困化がついに長期安定軌道に突入したであろうことです。格差の拡大と貧困層の増大が極右政治家を

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嘆かわしや、「関弁連だより」にアパホテルの提灯記事。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月5日) 昨日(7月4日)のこと、東京弁護士会から会報「リブラ」が届いた。それに、6ページの「関弁連だより」が同封されている。これを見て驚いた。巻頭を飾っている記事が、どうみても「アパホテルの宣伝」なのだ。

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「自粛警察」を生みだしている、日本社会に深く伏在しているもの。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月4日) 私は、盛岡の生まれで、故郷岩手の事情は常に気にかかる。このところのコロナ禍では、東京の感染拡大を尻目に唯一「感染者ゼロ」を誇っている。とは言うものの、どうも「感染者ゼロ」の維持は目出度いだけのこと

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『法と民主主義』6月号(特集「新型コロナウイルス問題があぶり出したもの」)のお勧め

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月3日) 日本民主法律家協会発行の『法と民主主義』6月号(6月29日発行・第549号)のご紹介とご注文のお願い。 5月号に引き続いての新型コロナ問題特集となっている。先月号の特集が「新型コロナウイルス問題を

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人権侵害大国・中国を相手に、どのような「希望」を語れるだろうか。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月1日) 本日・7月1日は、香港がイギリスから中国に返還された日。アヘン戦争で中国から割譲された香港は、1997年の今日、今度は強引に中国に戻された。50年間(2047年まで)は、一国二制度で高度の自治を約

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