正治安岡の執筆一覧

60年前の1960年、50年前の1970年、いま何が変わったのか(1)私の1960年

著者: 内野光子

今年に入って、60年前の1960年が、回顧される特集記事などをときどき見かけるようになった。日米安保条約調印が、60年前の1月18日であったからだ。私は前年の1959年12月に母を亡くしたばかりの大学生だった。調印時の記

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河井案里選挙違反事件でざわつく党内。自民党内からのアベ批判。

著者: 澤藤統一郎

河井克行・案里夫妻の公職選挙法違反事件。最初はさしたる問題に見えなかった。保守の選挙には付きものの「運動員買収事件」がまたぞろ出てきたかという程度。河井克行と安倍晋三との距離感も、選挙区事情も知らないまま、事務方の未熟さ

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ラジ・リ監督の傑作映画「レ・ミゼラブル」 ~郊外をめぐる2つの結末~

著者: 村上良太

  フランスの映画「レ・ミゼラブル」の試写会への誘いが来ました。「レ・ミゼラブル」というと、著名なヴィクトル・ユゴーの小説が想起されますが、この映画ではその小説の舞台となったパリの東17キロにある郊外の町、モンフェルメイ

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1月27日(月)は本件最後の法廷に? ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第171弾

著者: 澤藤統一郎

長かったDHCスラップ訴訟も、先が見えてきた。DHC・吉田嘉明が昨日(1月24日)附帯控訴に対する答弁書を提出した。分量は1ページのみ。その内容から見て、1回結審となる公算が高い。  1月27日(明後日・月曜日)午前11

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あの自民党席からの野次の正体は、天皇制を支えた家父長制の亡霊なのであろう。

著者: 澤藤統一郎

杉田水脈という話題の自民党女性議員。安倍政権にとっても自民党にとっても、たいへん重要な人物で大きな役割を果たしている。いや、議員として何かをなし遂げたというわけでも、優れた政策や見識を示したというわけでもない。単に、安倍

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哀しいかな、議席もカネで買える現実がある。河井案里を当選させた、巨額の安倍マネー」。

著者: 澤藤統一郎

「週刊文春」本日(1月23日)発売号の広告が目を惹く。《秘書4人派遣「安倍丸抱え」で公選法違反》 「河井夫妻『買収』原資は安倍マネー1億5千万円だった」「入出金記録LINE入手」「安倍 菅 全面支援で振り込まれた軍資金は

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覚えておこう、安倍晋三が語るべくして語らなかったこと。

著者: 澤藤統一郎

昨日(1月20日)、第201回通常国会が開会した。さあ、いよいよウソとゴマカシの安倍政権に引導を渡して、改憲断念の駄目を押す機会だ。 それにしても、「無内容」、「薄っぺら」、「我田引水」、「つまみ食い」、「手前勝手」、「

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スラップの本質は、「社会の公器」を「強者の凶器」とすることにある。 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第170弾

著者: 澤藤統一郎

DHCスラップ「反撃」訴訟控訴審第1回口頭弁論期日が1週間後に迫った。来週の月曜日・1月27日の午前11時開廷となる。法廷は、東京高等裁判所511号法廷(高裁庁舎5階)である。是非、多くの方に傍聴いただきたい。どなたでも

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1/25(土) C・ムフの左派ポピュリズム論について(報告者:伊藤晃、東京グラムシ会・グラムシを読む会・1月例会)

著者: 紅林進

東京グラムシ会・グラムシを読む会 2020年1月例会 テーマ: C・ムフの左派ポピュリズム論について 日 時:2020年1月25日(土)午後2時~5時 会 場:文京区立向丘地域活動センター 3階洋室A     地下鉄南北

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60年前の伊達判決に、独立した裁判官像を見る。

著者: 澤藤統一郎

60年前の今日、1960年1月19日に「新」日米安保条約が調印された。この条約批准に反対する国民的大運動が「安保闘争」である。高揚した国民運動に岸信介政権と自民党は議会の数の力で対抗した。 5月19日衆議院での会期延長強

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あらめでたやな ― 吉田博徳さんの『日本と朝鮮の2000年』出版記念と白寿を祝う会

著者: 澤藤統一郎

本日(1月17日)は、小平で「吉田博徳さんの出版記念と白寿を祝う会」に出席した。吉田さんは、1921年6月23日のお生まれ。今年(2010年)の誕生日で満99歳となる。少し早めだが、仲間が集まっての白寿を祝う会である。し

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なぜ、今、安倍晋三告発罪名が背任なのか。

著者: 澤藤統一郎

一昨日(1月14日)、学者グループ13名が、代理人弁護士51名を立てて、安倍晋三を東京地検特捜部に告発した。告発罪名は背任罪(刑法247条)。私も告発代理人の一人として,地検に赴き告発状を提出した。 告発状全文は、下記U

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DHCスラップ「反撃」訴訟・附帯控訴状 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第169弾

著者: 澤藤統一郎

DHCスラップ「反撃」訴訟控訴審第1回口頭弁論は、1月27日(月)午前11時~ 511号法廷でおこなわれる。ことは、表現の自由にも、政治とカネの問題にも、消費者の利益にも関わる。是非、多くの方に傍聴いただきたい。 昨年(

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バロック王・寺山演劇の“いま・ここ” (後編)

著者: 三枝泰之

考察◉20世紀芸術の転換 バロック演劇や寺山演劇に特徴的な「劇中劇」やフィクショナルと現実的な身体という二重性を持つ「パフォーマンスの身体」の提示は、「時間をこの場へ変えること」つまり「現在の顕在化」を促している。それは

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世界資本主義フォーラム「東欧体制の崩壊」に参加して(追加)

著者: 大谷美芳

 その後、岩田昌征さんの『20世紀崩壊とユーゴスラヴィア戦争』を読みました。 「多民族、多宗教、多歴史、そして多文明をユーゴスラヴィアという連邦国家に『友愛と団結』させていた2つの接着剤、自主管理社会主義と非同盟政策とは

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被告発人安倍晋三に対する「桜疑惑」での背任罪告発状

著者: 澤藤統一郎

本日(1月14日)、桜疑惑での安倍晋三に対する告発状を東京地検特捜部に提出した。告発人は、上脇博之さんら憲法専攻者を中心とする研究者13名。代理人は、阪口徳雄君を筆頭とする53名の弁護士。告発罪名は、背任である。 告発人

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バロック王・寺山演劇の“いま・ここ” (前編)

著者: 三枝泰之

◉はじめに  寺山修司の芸術活動領域は多岐にわたる、短歌から始まり俳句に詩、随筆・評論に小説、ラジオやテレビドラマ、芝居の戯曲、映画監督から演劇脚本・演出などなどで、そのメルヘンからアングラ、超現実主義的でありながら知的

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安倍政治を終わらせよう 全国で行動――Occupy Shinjuku 0112

著者: 石川愛子

「安倍はやめろ」が日曜日12日の新宿に響き渡った。市民有志でつくる「Occupy Shinjuku 0112」主催のデモに3000人(主催者発表)が参加。サウンドカーやドラム隊を先頭に、思い思いのプラカードなど掲げ、新宿

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台湾総統選は、「民主主義を守ろう」対「みんな金持ちになれる」の抗争。

著者: 澤藤統一郎

台湾総統選の結果には注目すべきだろう。時事の記事には、「蔡英文氏が再選 過去最多得票で韓氏に圧勝―「一国二制度」拒絶」と見出しが打たれている。取材者の印象が「圧勝」だというのだ。 昨日《1月11日》の投開票で、投票率は7

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