ニューヨーク原油先物市場の価格はまだ1バレル100ドルを超えているが、3月9日の108ドル台をピークにここ数日は上げ止まっている。イランの核施設に先制爆撃をかけることを辞さないとしているネタニヤフ・イスラエル首相が、オバ
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
デュピュイ・永倉千夏子訳『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』明石書店、2012.03を読む(3)
著者: 石塚正英1.問題の所在 2.システム的悪 以上(1) 3.システム的悪からの脱却 4.目に見えない悪 以上(2)以下(3) 5.カタストロフィー 6.テクノ・セントリズムの終焉 以下(4) 7.有限性の自覚 8.今後の課題 *注
本文を読む「原子力ホロコースト」という言葉をめぐってー三上氏への手紙
著者: 須藤光郎 / 三上治■ ホロコーストは「全部 (ὅλος holos)」+「焼く (καυστός kaustos)」に由来するギリシア語「ὁλόκαυστον holokauston」を語源とし、ラテン語「holocaustum」からフラ
本文を読むロマン主義の真実 ―大学講義のあいまに(3)
著者: やすい・ゆたかパッションで断絶を乗り越えようとするロマン主義についてシェリング哲学との関連で講義で説明しているだが、理解しがたいというコメントがあった。 シェリングは、スピノザ的汎神論に共鳴しており、木の中にも絶対者を直観しようとする
本文を読む青山森人の東チモールだより 第200号(2012年3月11日)
著者:日本の「3.11」、東チモールの「3.11」 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com あれから1年、あれから14年 この3月11日、第二の“敗戦”ともいわれる東日本大震災発生から一年たち
本文を読む巨星墜つ ―― 広島のシンボル・庄野直美氏が死去 -原爆被害の実相解明に尽力-
著者: 岩垂 弘「巨星墜つ」。その人の訃報に接して、まず私の脳裏に浮かんできたのは、そうした思いだった。その人とは、庄野直美・広島女学院大学名誉教授。2月18日、肺炎のため86歳で亡くなったが、庄野氏こそ、広島の反核平和運動のシンボル
本文を読む「幸せ」と「距離」―東日本大震災によせて―(1)
著者: 唐澤太輔ハイデッガーによると「道具」とは、さしあたり「目立たなさ」の中にあるという。「道具」は「道具」として使用されている間は、我々に隠されているものなのである。「我々に隠されている」とは、つまり、我々に意識されていない(気付か
本文を読む生活奪われる原発事故
著者: 伊東 恵介<未曾有の原発事故で家族離散> 2011年3月11日の東日本大震災発生、翌12日に東京電力福島第1原発1号機爆発と、その後に放出された大量の放射性物質は、かけがえのない大気や水、土壌を汚染した。相次ぐセシウム検出と、放
本文を読む青山森人の東チモールだより 第199号(2012年3月7日)
著者:大統領になれなかった男、 「独立宣言者」フランシスコ=シャビエル=ド=アマラル、死去 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 厳しい季節 今年の冬、日本の雪国は記録的な大雪と寒さに襲われ、
本文を読む〝怒〟死票3,000万票 小選挙区制の害
著者: 加藤義郎A= 図の下半分は公表された色々なデータをグラフにしたものだが、’05’年も’09年も「47%の得票で73%の議席」を取ってしまう。その反面、投票総数の約半数は死票として捨てられる。
本文を読むデュピュイ・永倉千夏子訳『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』明石書店、2012.03を読む(2)
著者: 石塚正英1.問題の所在 2.システム的悪 以上(1)以下(2) 3.システム的悪からの脱却 4.目に見えない悪 以下(3) 5.カタストロフィー 6.テクノ・セントリズムの終焉 以下(4) 7.有限性の自覚 8.今後の課題 *注
本文を読む原発再稼動を許さぬ、まっとうな世論構築へ!
著者: 加藤哲郎2012.3.11 現在アメリカ西海岸ロスアンゼルス滞在中です。まだウェブ更新の環境は整いませんが、東日本大震災・津波・福島原発事故の一周年ですので、古典的なhtml言語とFetchのみを使って、一言。こちらはまだ3月
本文を読むイラク戦争を忘れられた戦争にしてはならない(3)(4)
著者: 三上 治イラク戦争を忘れられた戦争にしてはならない(3) アメリカのイラク侵攻時に掲げた「イラク自由化」「中近東自由化」という政治理念が一面であり政治経済的理由が詮索されたのは当然であった。これはイラクや中近東の石油支配であると
本文を読むデュピュイ・永倉千夏子訳『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』明石書店、2012.03を読む(1)
著者: 石塚正英1. 問題の所在 2. システム的悪 以下(2) 3. システム的悪からの脱却 4. 目に見えない悪 以下(3) 5. カタストロフィー 6. テクノ・セントリズムの終焉 以下(4) 7. 有限性の自覚 8. 今後の課題
本文を読むベルギーのバンド Univers Zeroと村上春樹
著者: 黒木朋興2012年2月、ベルギーのバンド、Univers Zeroが初来日を果たす。 私が始めてその音を聴いたのは確か1986年、私が高校2年生の時だったと記憶している。ストラヴィンスキーやバルトーク以降の現代音楽をロックでや
本文を読む世界で一番信徒の多いのは三L教?―大学講義のあいまに(2)
著者: やすい・ゆたか最近私の講義の中でよく出てくるのが「三L教」だ。「PL教」はパーフェクト・リバティ教という意味だが、「三L教」はLight、Life、Loveつまり光・命・愛の三つはだれもが信仰せざるを得ないので、みんな大なり小なり三L
本文を読む本間宗究「ちきゅうブッタ斬り」(18)
著者: 本間宗究イランを巡る攻防戦 現在、「イラン」に関して、いろいろなニュースが報道されているが、この点については、大きな注意が必要だと考えている。つまり、「表面上の報道」と「水面下の動き」を分けて考える必要性があるものと感じて
本文を読むイラク戦争を忘れられた戦争にしてはならない(2)
著者: 三上 治「3・11」ならぬ「9・11」は10年も前のことであって既に歴史的出来事のように思われるところがある。「9・11」から出てきたアフガニスタンでの戦争は現在でも展開されていて決して歴史的な出来事ではないのであるがそう思える
本文を読むオセロN女もオウム真理教も、時代の危機のシグナル!・・
著者: 大木 保時代にいたたまれなく解離し、依存を欲求し、あるいは神との同化を欲求する人が社会にあふれる日も遠くない。– ロウバイのかたい花が風におとされ、マンサクの花がしずかにひらきはじめる 微かな季節の変わり目に気づくこ
本文を読む「原発ゼロ」を求めて行動するとき -あの「3.11」を境にして想うこと-
著者: 安原和雄あの「3.11」から丸一年となる。どういう想いで迎えたらいいのか。僧侶・瀬戸内寂聴と作家・さだまさしの対談を読んで感じるのは、日本再生のためにはやはり「原発ゼロ」を求めて行動するほかないということだ。 二人の対談は、日
本文を読む哲学ファンタジーが反響を呼ぶ―大学講義のあいまに(1)
著者: やすい・ゆたか学力低下が深刻になり、倫理学や哲学の講義も旧態依然の概論的な講義では、内容を理解させ、集中させるのは極めて困難になってきている。そこでファンタジーやミステリーなどの文学形式にすることによって、臨場感を持たせ身近に感じやす
本文を読む年金の資産はなぜ消えたのか ―資産運用OBの眼からみると―
著者: 半澤健市AIJという資産運用会社から2100億円の年金資産が消えた。 運用の老兵として発言したい。私事ながら必要な範囲で自分の仕事歴を書いておく。信託銀行に30年勤めた私は、約8年を資産運用業務に関わった。個人富裕層、年金基金
本文を読むビキニ・デーを機に服部学さんを偲ぶ -ひたすら核兵器廃絶のために生きた生涯-
著者: 岩垂 弘3月1日は「ビキニ・デー」。58年前の1954年の3月1日未明に太平洋のマーシャル群島ビキニ環礁で米国による大規模な水爆実験が行われ、静岡県焼津港所属のマグロ漁船・第五福竜丸の乗組員と周辺の島々の島民らが実験によって生
本文を読む三上治の論評「イラク戦争を忘れられた戦争にしてはならない」
著者: 三上 治「幾時代かがありまして 茶色戦争がありました」(中原中也)。朝日新聞の国際面にイラク戦争終結後のアメリカのことが載っていた。イラクに派兵されていた兵士たちは既に本土に帰還したが、彼らは「国民の英雄」として歓迎される様相は
本文を読む原発神社と原爆社寺
著者: 岩田 昌征「ちきゅう座」の「交流の広場」(2月20日)に山下運蔵氏が2月19日の高円寺反原発市民デモに関する体験記を発表されている。そこに岩田昌征の「福島第一原発跡地を怨霊神社、鎮魂寺院にという発想」、私のアイデアが提示されてい
本文を読む岩田弘先生を送る
著者: 矢沢国光岩田弘先生が1月31日、急逝されました。82歳の高齢で、昨年8月には猛暑で動けなくなって救急車で病院へ、といったこともあり、心配していましたが、9月からは月一回の「岩田ゼミ」も再開し、「ぼくは身体が強いんですね」と言っ
本文を読む中東大動乱の予兆 -シリア情勢をどう見るか-
著者: 伊藤力司昨年3月中旬、ヨルダンとの国境の町ダルアーで始まったシリアの反政府・民主化闘争は全土に展開する内戦に発展した。アラブ連盟を始め西側の支援をバックにした反政府側は、アサド政権打倒まで闘いをやめるつもりはない。この間に600
本文を読む変わり映えのしない民主党政権だが危機は深まっている
著者: 三上治しばらく中断していた論評であるが、再開する意欲が乏しかったわけではない。論評してみたいこともあったけれど、霞ヶ関界隈でやっている運動(経産省前テントのこと)の方に心身が取られていて踏み出しにくかったというのが正直のとこ
本文を読む「白鳥事件60周年目の真実」準備ニュース №1
著者: 渡部富哉〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/ 〔opinion0778:120219〕
本文を読む維新の会という体制派の偽装チェンジ。・・
著者: 大木 保「維新」ブームの茶番のあとに荒廃した日本社会が到来する– 寒波襲来のこの時節はどなたもたいへんお困りでしょうが、 とりわけ、乳幼児を抱えた雪国のお母さん方は難渋されていることとお察しもうしあげます。 こんなと
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