評論・紹介・意見の執筆一覧

福島原発事故で百万人が死ぬんだって──世界を駆け巡る報道を検証してみた

著者: 大野和興

 福島第一原発事故で今後100万人が死亡―。そんなセンセーショナルな記事が英紙インディペンデント電子版で8月29日(現地時間)に報道され、複数の韓国メディアがそれを大々的に伝えた。さらに日本でこの報道がインターネットで脱

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崩壊した統治機能・失われたふるさと─原発事故半年に思う

著者: 鈴木顕介

9月11日  福島第1原子力発電所の事故から11日で半年になる。最近になって、さりげなく断片的に公表される事故の事実から、放射能汚染が東日本の極めて広い範囲に及び、しかも、その影響が極めて長い年月にわたることが明らかにな

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ここまできたかマスメディアの劣化 -相次ぐ問題記事や配慮を欠くテレビ番組-

著者: 岩垂 弘

 マスメディアの劣化極まれり。このところ、そんな思いを強くしている。これでは、読者や視聴者の信頼は失墜するばかりだ。  新聞社で長く働いていた者として、新聞やテレビの報道で、このところ、あっけにとられてしまうことが多い。

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碑文論争の今日的意味を考える~この夏も原爆の史跡めぐりに広島へ(Part2)

著者: 醍醐聡

原爆慰霊碑の碑文論争  広島平和公園を訪れた人なら、必ず立ち寄るのが公園中央にある原爆慰霊碑(正式名称は広島平和都市記念碑)である。一つ前の記事に載せた平和公園・周辺マップでいうと、番号20である。  8月28日12時過

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高江報告(その五)県警が動いた、防衛局の動きに警戒を 

著者: 9条改憲阻止の会

連帯・共同ニュース 第144号 2011年8月31日 ■ 「高江通信その五」です。私は今東京に帰って来ています。残暑厳しい毎日が恨めしい思いです。先ほど高江と電話で情報交換しました。高江は朝夕寒いくらいだそうです。防衛局

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「原爆」という文字を禁制したアメリカ占領軍のプレスコード~この夏も原爆の史跡めぐりに広島へ(Part1)~

著者: 醍醐聡

福岡で講演~税と社会保障の一体改革について~  8月27日、福岡市社会福祉推進協議会が主催した市民公開講演会の講師に招かれ、空路、福岡へ出かけた。会場の福岡市民福祉プラザは福岡空港から地下鉄に乗り、「唐人町」で下車。黒門

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野田の勝利は何を意味しているのか?幹事長人事は何を意味するのか?

著者: 安東次郎

8月29日の民主党代表選での野田(敬称略―以下同様)の勝利は、何を意味しているのだろうか? この代表選、一般には「小沢vs.反小沢」と理解されていたが、勝利した野田新代表は幹事長に(小沢に近い)輿石を据えた。この人事から

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ただの炭酸飲料を「米国の文化」に仕立てーコカ・コーラのビジネスモデル /アップル社創業者ジョブズ氏のペプシコーラ社長の口説き文句

著者: 浅川修史

ただの炭酸飲料を「米国の文化」に仕立て、独自のフランチャイズ制度で利益を上げる―コカ・コーラのビジネスモデル  糖分の入った透明な水が何個かの小さなビンに詰められている。「これから実験しますよ」。実験者がビンに香料を加え

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「 カダフィ政権か傀儡政権という認知不協和のリビア国民 」

著者: 大木 保

もうカダフィはごめんだ、しかし、欧米のマネー帝国主義・マフィアもごめんだぜ! さて、いまにわかに、リビアのカダフィ政権の崩壊が報道されています。 これまでカダフィ氏の発言録がマスメディアを通して、よく否定的に、冷笑をもっ

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審議会等の委員の選任方法の改善を求める陳情を市議会に提出

著者: 醍醐聡

審議会を通じた民意偽装  政府や地方自治体主催のシンポジウムやタウンミーティングにおいて、主催者である政府や自治体が市民からの意見公募に介入し、国の政策に沿った発言者を選ぶ民意偽装工作をしていた実態が次々と発覚している。

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強まる「首都直下型大地震」の懸念 -地下鉄依存症から自らを解放する時-

著者: 安原和雄

今なお東日本大震災・原発惨事への対応策が最大の焦点であることはいうまでもない。しかしあえて考えてみたい。首都直下型大地震発生の懸念が強まっており、それへの備えは大丈夫といえるのか、と。万一の場合、首都壊滅さらに犠牲者も数

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労務管理手段としての「安全」の起源を追う -書評:「安全第一」の社会史-

著者: 川弾降雄

 前著「八幡製鉄所・職工たちの社会誌」で近代日本の鉄鋼産業創世期をリードした八幡製鐵所(現新日本製鐵)に働く職工たちの姿を生々しく描き出した著者による続編とも言える中身の濃い労作である。  「民主主義は工場の門前で立ちす

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「さくら丸に乗って帰ろうじゃありませんか」 ―日本軍兵士の視線で見たアジア・太平洋戦争― 書評 吉田 裕著『兵士たちの戦後史』、岩波書店

著者: 半澤健市

 本書は、戦争史、軍事史を専門分野とする日本近代史家吉田裕(よしだ・ゆたか)が書いた、アジア・太平洋戦争に従軍した兵士たちが辿った戦後の物語である。 《敗戦時に日本兵はは789万名いた》  敗戦時、すなわち1945年8月

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広島、長崎、そして東北三県とつらなる苦しみと哀しみと無念!

著者: 大木 保

アメリカの狂気の科学文明が戦争にとどめを刺したことの意味。 暑くて、頭がぼーっとしてきましたので、冷房をいれています。 みなさんも電力会社に遠慮なく冷房しないと、 仕事がはかどらないし、熱中症になりますからね。 電力会社

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